AppStoreを眺めていたら、「Bagnole」なる自動車のアイコンをしたアプリがあったのでチェックしてみたところ、NAVI最後の編集長であるところのシオミ氏が立ち上げたiPad専用月刊自動車雑誌とのことなので購入してみました(→プレスリリース).
アプリ自体の価格は無料で、月ごとの購入価格が700円だそうです.創刊号の11月号のみ創刊記念価格で450円でした.
「Bagnole」は「バニョール」と読み、「創刊の挨拶」によると「下駄」とか「ポンコツ」に相当する言葉だそうです.
目次はこんな感じ.試乗レポートが8つあり、対談やコラムなどを含めると約20の記事が掲載されています.編集長はもちろんシオミ氏.「創刊に寄せて」としてNAVI初代編集長である大川氏が寄稿しているなど、NAVI色が強いですね.徳大寺氏との対談記事も載ってます.イラストもNAVI時代のままです.
試乗記事は時間の都合かコストの都合かシオミ氏がすべて書いています.また写真も対談記事なども含めてすべて一人のカメラマンが撮っているなど、コストを切り詰めている感じがうかがえます.ボリュームはiPadの画面にして2-5ページ.車種はマーチからポロGTI、カングー・ビボップなどのコンパクトカーからジャガーXJ、ガヤルド・スーパーレッジェーラまでバリエーションいろいろ.
450円だとまあまあ、700円だと割高かなというのが正直な感想でしょうか.NAVIらしさを感じさせるような社会派の記事もわずかながら載っていますが、少ないですね.しかし、ボリューム以上に大きな問題は認知度が低いことと、購読者がiPadを持っていなくてはいけないという条件でしょうか.
私が数年続けてきたNAVIの購読をやめたのは休刊直前まで編集長をやっていたK氏が首都高でタクシーのクラッシュを誘発させた記事を自慢げに書いていたのに嫌気がさしたからなので、シオミ氏ががんばっているBagnoleは応援していきたいと思います.新しい媒体に積極的に取り組む姿勢も応援したいですし.ただ現状で700円は高いので、もうちょっとボリュームを増やしてほしいですね.