2011/05/14

iCalとGoogleカレンダーの同期

Category: コンピュータ — Annexia @ 23:57

 自分はスケジュール管理はMacOS X標準のiCalで行っています.なので、iPod touchやiPadでも標準の「カレンダー」を使っています.
 しかし、このカレンダーがどうも使いにくいんですよね.iPod touchのものでいうと、週表示がなかったり、月表示も予定が複数入っていても予定の有無しか見た目では確認できなかったりと、イマイチ見づらいです.別のものに変えたいのですが、標準のスケジュールと同期するソフトはほとんどなくて、大半のものがGoogleカレンダーと同期するようにできています.なので自分の環境では使えません.

 そんなことを先日、静岡散歩さんに話したところ「CalDAVを使えばできる」と教えていただいたので試してみました.
 ・・・試してみようとして気付いたのですが、以前にも同じことをやろうとした形跡がiCalに残っていました.どうやら何らかの理由で挫折して諦めたようです.自分のしたことなのに記憶に残っていません.困ったものです.

 多少の試行錯誤はありましたが、今回はなんとか設定できました.
 細かく説明すると長くなるのでさくっと手順をまとめると、
  1. Googleのアカウントを取得
  2. iCalの「ファイル」-「環境設定」から「アカウント」タブを選択
  3. 左下の「+」をクリックしてアカウントの種類「Google」、Googleのメールアドレスとパスワードを入力
  4. 「委任」タブから同期させたいカレンダーを選択

 重要なポイントは、
  ・iCalローカルに今まで入っていたスケジュールはGoogleカレンダーには入らない
  ・スケジュールはGoogleカレンダーに入れたものをiCalで共有するという形になる
 というあたりでしょうか.
 なので、今までiCalに入っていたデータをGoogleカレンダーに移行させないとスケジュールの共有ができません.
 その方法は、
  1. iCalで書き出したいカレンダー(「プライベート」や「ビジネス」など)をクリックして、「ファイル」-「書き出す…」「書き出す…」で保存
  2. Googleカレンダーの設定画面で「カレンダーのインポート」をクリックし、1で保存したファイルを選択してインポート
  3. このままだとiCal上で予定がダブッて表示されるので、iCalローカル側ののカレンダー名でサブメニューから「削除」でデータ削除(そのカレンダーのToDoを含む全情報が削除されるので注意!)
 という手順で可能です.念のために1で書き出したファイルは残しておいたほうがバックアップとなってよいかもしれません.

 スケジュールはこの方法でGoogleカレンダーと同期できるようになりましたが、1つ問題があります.それはToDoの扱いです.
 Googelカレンダーにも「ToDo リスト」という項目がありますが、残念ながら上記の同期手順の4の「委任」タブにToDoリストという項目は出てきません.なのでToDoリストについてはiCalとGoogleカレンダー間での同期は諦めました.

 ToDoについては自分は、iPod touch/iPadではAppigoの「ToDo」というアプリを使用しています.今回Googleカレンダーを使う最大の目的はiOS上でのカレンダーアプリを標準以外のものを使うためですから、このToDoと併用することを前提にすれば別にiCalとGoogleカレンダー間で同期がとれなくても問題ありません.
 ちなみにToDoとiCal間のToDoデータの同期はAppigoで用意されている「Appigo Sync」を使用しています.同じネットワーク上にあれば無線LAN経由でも同期できるので便利です.使ったことはありませんがWindows版も用意されており、Outlookと同期できるようです.