「シグマ、「SD1」を正式発表。実売70万円」
シグマのデジカメというと、Foveonと呼ばれる独自の撮像素子を使っているのが最大の特徴です.
今回価格が発表になったSD1は、従来のシグマ製カメラの撮像素子よりもサイズが大きくなり、画素数も4,600万画素までアップしているのが特長です.4,600万画素とはいっても、出力される解像度的には他社の製品でいうところの1,500万画素くらいになります(この辺の説明をすると長いので省きます).
ビックリしたのはお値段.70万円です.70万円というと他社でいうと・・・
・ニコン D3x(73万円、フルサイズセンサー(36×24mm)、2,400万画素)
・キヤノン EOS-1Ds Mark III(67万円、フルサイズセンサー、2,100万画素)
・ペンタックス 645D(76万円、44×33mmセンサー、4,000万画素)
・ライカ M9(66万円、フルサイズセンサー、1,800万画素)
という感じで各メーカーのハイエンドモデルがずらりとそろいます(値段はフジヤカメラのもの).Foveonはたしかに優れたセンサーかもしれませんが、センサーサイズが24×16mmと他社のハイエンドモデルよりも小型です.しかもシグマはカメラ自体の性能も「周回遅れ」などと揶揄されてしまうなど、製品としてどこまでできあがっているのかも未知数です.興味深い製品ではありますが、ちょっと厳しいのではないかと思います.
昨日の朝日新聞デジタルに引き続き、日経新聞電子版もユーザ登録をしてみました.
日経新聞電子版についてざっくりまとめると、
・サービスは朝日新聞デジタルよりも早く2010年3月から
・朝日新聞デジタルは従来のWeb版とは異なるサービスとして開始したが、日経は同一サービス内で非会員にはニュースを絞って表示(100文字程度で文章が切れてしまう)
・機能は制限されるが無料会員もあり
・有料会員は月額4,000円.紙媒体の購読者は+1,000円で電子版の登録が可能
・無料会員は会員限定記事を1ヶ月に20件まで読める(有料会員は制限なし)
・有料会員は過去5年の記事の検索と本文表示が可能(無料会員は過去半年の記事の見出しのみ)
・iPhone用アプリも用意されるが有料会員のみ使用可能
・携帯電話での閲覧は有料会員のみ可能
・メールによるニュース配信もあり(無料会員は一部制限あり)
無料会員で登録してみました.無料会員なので登録時にクレジットカード番号を要求するような行為はありませんでしたが、強制的にお知らせメールなどのメールサービスがオンになってしまいます.確認画面でその手のメールを受信するようになっていたので画面を戻してオフにしようとしたのですがどこにも見つけられず、どうやらあとから設定画面で手動でオフにするしかないようです.ちょっとあこぎな仕様です.
自分の場合は過去記事の検索などもしないので、無料で十分な気がしました.
朝日新聞デジタルもそうですが、日経も電子版の料金が高すぎるような気がします.紙媒体のビジネスを圧迫しないようにという配慮(もしくは社内からの圧力)からこうした値付けになっていると思われますが、ビジネスとしてはなかなか成立しないのではないでしょうか.
朝日新聞デジタルのほうは「電子新聞「朝日新聞デジタル」、創刊3日目で購読申込者1万人達成」なんていうニュースが出ていましたが、私のように無料期間だけ試してやめてしまう人もそこそこいるような気がします.