2011/11/02

Snapseed

Category: カメラ・写真,コンピュータ — Annexia @ 23:43

Snapseed

 iOS用画像加工アプリ「Snapseed」を購入しました.
 iPhoneなど各デバイスにカメラが搭載されていることもあって、iOSにはカメラアプリが山のようにありますが、いくつか試した限りではこのアプリが自分にはベストだと感じました.お値段は450円です.

 このSnapseed、開発元がNik Softwareという会社なのですが、ニコンのデジタル一眼レフカメラのRAW現像ソフト「Capture NX」に搭載されている「コントロールポイント」という機能を開発した会社なのです.Capture NXは実際のところ、あんまりデキのいいソフトではないのですが、それでもこのソフトをあえて使いたくなるほどの魅力を持っているのがこのコントロールポイントなのです.
 詳しい説明をすると長くなるので省きますが、その魅力的なソフトを開発したところの製品だけあって、このSnapseedも多機能でありながら使いやすい機能が搭載されています.

Snapseed

 編集したい画像を開くと、このように表示されます.下に並んでいるのが画像調整や加工のボタン.
 操作方法は、下のボタンから機能を選んで、画像処理を行い加工がOKであれば完了ボタンを押して再度この画面に戻り、また別の画像処理を行う、というような流れです.

Snapseed

 こちらはiPad版の画面.Snapseedはユニバーサルアプリなので、1本のアプリでそれぞれの画面解像度を活かした操作ができます.なので、iPhoneで撮影してフォトストリームでiPadに取り込んで加工、なんてこともできます.

Snapseed ヘルプ画面

 「?」ボタンを押してヘルプを呼び出すと、このようにして簡易ヘルプが表示されます.直訳的でビミョウな日本語ですが、とりあえず意味はわかります.ボタンに各機能を振り分けているため、操作画面もシンプルです.

Snapseed 編集画面

 編集画面です.指の上下で機能を選択して、左右でパラメータを変化させます.
 輝度やコントラスト、ホワイトバランスのような基本的設定のほかに、コントロールポイントを使ったピンポイントでの輝度などの指定、傾き補正、トリミング、そして諸々の画像加工機能が備わっています.

Snapseed ミニチュア加工

 流行りの画像加工であるミニチュアライズ処理も搭載しています.エフェクトをかける形状(ライン or 円形)、エフェクトの範囲、強さ、シャープネスや色調補正などムダに機能充実しています.

Snapseed モノクロ加工+フレーム処理

 こちらはモノクロ加工で荒れた感じを出して、さらにフレームをつけたもの.
 ほかにクロスプロセス処理やドラマティック処理など、ミラーレスカメラやコンデジなどに最近搭載されている流行の画像処理が搭載されており、一部の機能はランダム処理もできるようになっています.

 基本的な画像処理からお遊び的な機能までひととおり網羅しつつも、シンプルで使いやすい操作系を備えており、初心者からカメラ好きまで幅広く使える間口の広いソフトです.