2014/03/21

次期メインカメラの検討-1

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 23:59

 自分がメインカメラとして所有しているのはニコンのD700ですが、実際のところ最近はほとんど使用していません.
 理由はいくつかありますが、やはりネックなのは重量とサイズです.レンズをつけていない、本体のみの状態で約1kgあります.そしてそれほど手が大きくない自分には大きすぎるボディサイズと相まって、撮影時の身体的負担が大きいのです.旧型機とはいえ、フルフレームの画素サイズで素晴らしい写真が撮れるのですが、ついRX1やGRに手が伸びてしまいます.

 これではいけないと別のカメラを検討することにしました.手持ちのレンズを考慮するとニコンのカメラがよいのですが、D700の純粋な後継機というのは存在しません.フルフレーム機としてはD800/D800ED610、そしてDfがありますが、いずれにしてもボディの厚さはD700とさしてかわりません.これはもう、ニコンFマウントのフランジバック(レンズ取り付け部からフィルム/撮像素子までの距離)が制約となってどうにもならないことなのです.フィルムの頃はもっとボディの厚みは薄かったのですが、デジタルカメラになってからというもの、背面には液晶が備わるため厚みを抑えるのはますます難しくなってきています.
 また、自分は撮影の大半が絞り優先なのですが、最近のニコンのレンズには絞り環がないのもマイナス点です.カメラ側のダイアルを操作してほしいというのがニコンの方針なのですが、個人的にはどうも好きになれません.

 一眼レフではなく、レンズの交換できるカメラ、といえば「ミラーレス機」などと呼ばれる一眼レフカメラからミラー機構を取り除いたカメラがあげられます.
 現状出回っているメーカーと製品名をリストアップすると、
・オリンパス&パナソニック / マイクロフォーサーズ
・ソニー / Eマウント
・富士フイルム / Xマウント
・ニコン / ニコン1マウント
・キヤノン / EF-Mマウント
があります.センサーサイズの面から考えると、マイクロフォーサーズとニコン1はサイズが小さいので見送り.さらにキヤノンは一眼レフの片手間でやってるのがありありなので魅力を感じません.
 残るはソニーと富士フイルム.ソニーは唯一ミラーレス機でフルフレーム機を用意しているメーカーでもあり、その点は魅力的でもあるのですが、カメラのデザインが好きではないのとレンズラインナップに魅力を感じられない上に、絞り環もなく、さらにいうとRX1を使っていてもう一つ使いやすさを感じないので手を出す意欲が起きません.

 と書くと消去法的に富士フイルムが残ったようにも見えますが、そうではなく、いくつもの魅力的なポイントがあるのです.
・アナログの操作系を重視したカメラデザイン
・単焦点レンズメインのレンズラインナップ
・一部を除き、レンズに絞り環がついている
そして、非常に大きなポイントなのが
・フィルムの製造で長年培った画像処理技術
ということです.自分は富士フイルムのデジカメは使ったことがないのですが、画質が良いという評判は知っていますし、あの画像がよくて富士フイルムのカメラを好んで使っている人も知っています.

 つづきます.