2015/01/21

iTunes Matchに加入

Category: 音楽 — Annexia @ 21:58

 iTunesのサービスの一つである、「iTunes Match」に加入しました.

 iTunes Matchは2つの特徴があります.
 1つは、自分がiTunesに入れている曲をiCloudと呼ばれるAppleのクラウドサービスに送信することで、曲を入れていないiPhoneでもどこでもインターネット経由で音楽を聴くことができるようになります.
 もう1つは、自分がビットレートの低い曲データや、ずっと昔にiTunes Storeで買ったDRM(著作権保護)のかかった曲データを、256kbpsという比較的高めのビットレートのDRMがかかっていない曲データに置き換えることができます.これは前者のクラウドサービスとも関わりのあることで、すべてのユーザが手元の曲をiCloudに送信するとAppleのサーバの負荷が大きくなってしまうので、iTunes Storeで扱っている曲については曲をサーバに転送せずにiTunes Storeの曲で代用するというわけなのです.

 自分が目を付けたのは後者のほう.先日iPod touchを購入したことにより容量に余裕ができたので、ファイルサイズの大きな256kbpsの高音質な曲データに置き換えることができるのです.
 iTunesに入れている曲は1万曲ちょっと.このうち、ビットレート128kbpsの曲が4割程度.さらにDRMのかかった曲は900曲くらい.これをiTunes Matchにより256kbpsのDRMのかかっていないものに置き換えるわけです.DRMがかかっていても標準の音楽再生アプリでは支障はないのですが、メインで使っている音楽再生アプリ「UBiO」ではDRMのかかっている曲は再生できないのです.

 2014年5月のサービス開始当初は混雑していることもあって、加入後の曲データ送信など実際に使えるまでには相当な日数がかかったそうですが、自分の場合は23時頃加入して翌日の朝8時にはこちら側の処理はすべて完了しました.
 このままでは低ビットレートやDRMがかかったままなので、いったんiTunes内の曲データを削除するとDRMのない256kbpsの曲データを利用できるようになります.ただし、iTunes Storeにない曲については当然ながら256kbpsにはなりません.これが思いのほか多くて、2,000曲ほど対応外の曲がありました.DRMのかかっている曲はほとんどなくなり10曲以下になりました.iTunes Storeで買った曲なのに256kbpsにアップグレードできないのも変な話ではありますが、以前は売っていたけど現在は販売していない曲だとこういうことになるようです.

 自分にとってiTunes Matchに加入することによる最大のメリットはDRMつきの曲をDRMなしにできたことです.これによりUBiOで曲が聴けるようになりました.また、iTunesに入っているけれど聴くことのない曲を削除してiCloud上にバックアップさせることでMacBookのストレージを節約できるようになったのもメリットです.