2015/10/28

RX-VISION

Category: — Annexia @ 23:18

「ロータリー復活の狼煙「Mazda RX-VISION」を展示したマツダ ブース」

 東京モーターショーのプレスデー初日、マツダから「RX-VISION」が発表されました.
 RXの二文字が示すように、エンジンは詳細は非公開ながらロータリーエンジンを搭載した、コンセプトカーです.

 東京モーターショーのような展示会に出展されるコンセプトカーといえば、あくまでショーモデルであって現実味の薄いデザインをしたモデルが多いですが、マツダはしばらく前から「デザイナの自己満足で終わるようなコンセプトカーは作らない」という方針を掲げており、このRX-VISIONもタイヤやシートなどにコンセプトカーらしさを感じるものの、荒唐無稽なイメージはそれほど感じられません.

 FRクーペならではのデザインにこだわったというデザインはNDロードスター同様、ロングノーズであり伸びやかなデザインをしています.一目見て気づいたのはリアのテールランプ.丸目4灯のランプやその形状はRX-7(FD3S)を思い起こさせます.たぶん仔細に見ていけば他にも過去のマツダの車のデザインを彷彿とさせる意匠が仕込まれていそうです.逆にちょっと残念に感じられたのはリアウィンドウ.サイドにまで回り込んだリアウィンドウがコスモスポーツからRX-8まで続く、ロータリースポーツモデルの特徴でしたが、今回はその意匠は受け継がれていません.

 朝の8:30から発表会が行われ、その模様はUSTREAMで中継されていたので通勤電車の中で見ましたが、マツダらしいといえる、走りにこだわったメッセージは今後に期待が持てるものでした.
 今すぐに製品化するという雰囲気ではありませんが、2017年がコスモスポーツ発売から50周年、そして2020年はマツダ創業100周年ということもあるので、その辺りを一つの目標として今後に詰めてくるのではないでしょうか.
 とても楽しみです.