2017/04/09

うどんと金比羅さん(その2)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 22:27

 50分ほど遅れて高松に到着したうえに、小雨のぱらつく残念な天候.
 まあなにはともあれ朝食だろうということでうどん屋に.


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 1軒目、「うどん さか枝」.セルフのうどん店.食べたのはきつねうどん.
 セルフのうどんといってもいくつか種類があり、天ぷらなどのトッピングを自分で選びうどんは出来上がりを出してくれる店もあれば、ここのようにどんぶりにうどんの玉を入れられた状態で渡されて、自分で湯がいて蛇口からうどんつゆを注いで食べる店もあります.初めて行く店にしてはやや難易度が高い店を選んでしまったようで、湯がくのを忘れてそのままつゆを注いで食べてしまいました.香川出身のかたにあとから聞いた話では、通は湯がかずに食べるそうなのですが、最初はスタンダードな手法でいただきたかったものです.
 というような感じでややぬるいうどんになってしまいましたが、しっかり煮込まれて味のしみ込んだ油揚げと相まって美味しいうどんでした.


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 2軒目、「うどんバカ一代」
 本来なら、ここで栗林公園に立ち寄る予定だったのですが、サンライズ瀬戸が遅れたこともあって、栗林公園をスキップしてうどん店のハシゴを.
 食べたのは釜バターうどん.注文すると生卵と醤油の入った容器を渡され、しばらく待っていると粗挽き胡椒のかかったうどんが出てきました.生卵を割り入れ、醤油をたらしてかき混ぜるとカルボナーラに近いものが出来上がります.脂と炭水化物、期待を裏切らない美味しさです.


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 どちらも小を選んだとはいえ、うどん店のハシゴはこたえます.
 散歩しながらゆっくり歩きことでんの瓦町駅に向かい、そこで「ことでん温泉乗車入浴券」を購入.このうちわを見せることで、仏生山温泉の入浴料金600円と、仏生山駅からの320円区間が乗り放題、さらにタオルまでつくというとてもお得な切符(というかうちわ)なのです.ちなみにこれと同じうちわが仏生山温泉でも売られていましたが300円でした.


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 仏生山駅は車両基地が隣接しており、様々な車両を見ることができます.
 左は元京王5000系、右は元京浜急行700系です.すれ違った別の元京王5000系は先頭の方向幕がLED化されているものもありました.


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 仏生山駅から歩いて数分、仏生山温泉にやってきました.
 一般的な温泉のイメージからかけ離れた、モダンなつくりです.

 温泉はややぬるっとした感触のものでした.露天風呂もあるのですが、2つあるうち片方はかなりの高温でもう片方は冷たいという言葉が似合うような温度だったので早々に退散して内風呂を堪能しました.自宅を出る前にシャワーを浴びてきたのですが、朝風呂はやはりいいものです.


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 湯上がりはやっぱりコーヒー牛乳でしょう(ただしビンに限る).休憩室でコーヒー牛乳をやりながらぼんやりテレビを眺めていると、寝台特急で眠りが浅かったのか眠くなってきてしまいました.横になりたいのをがまんしつつ温泉を出ることに.


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 お昼どきとはいえ、ちょっとまだ朝食べたうどんが残っており、それほどの量は食べられません.仏生山駅近辺で行こうと思ってリストに入れておいたうどん店があったのですが、そこの売りは肉うどん.この腹具合でちょっと肉うどんは重たい、ここはあっさりしたものを選びたいと思い、仏生山温泉に行く途中で見つけた小さなうどん店「宮武製麺所」に入り、ざるうどんを.飛び込みで入っても期待を裏切らないのがうどん県のすごいところ.うどんが美味しいのはもちろん、つゆの出汁がしっかりしているのです.

 つづきます.

うどんと金比羅さん(その1)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 21:31

 仕事がひと段落しそうなので、どこかに出かけようかと思い立ちました.
 で、この時期なら花見も兼ねて京都だろう…… と思ったのですが、昨今は海外からの旅行客や団塊世代のパックツアーなどで混雑しているようなのでどこか違う場所に、東北はまだ桜は咲いていないので西のほうに、だったらサンライズ瀬戸で高松に行ってうどんを食べつつ金刀比羅宮にお参りすればよいのではと思い立って急遽計画を立てて出かけてきました.


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 金曜に休暇を取り、木曜の夜から出かけることに.
 利用したのは高松行きの寝台特急「サンライズ瀬戸」.利用するのはこれが初めて.幾つかの種類の個室とカーペット敷きの車両がありますが、予約をしたのが一週間前だったこともあり、個室で残っていたのはシングルの喫煙車のみ.喫煙車がこのご時世に残っているのも驚きではありますが、20年近く前に登場した車両なので、当時の慣習がそのまま受け継がれているのでしょうか.喫煙車だけが売れ残っていたということからも、そろそろ存在を見直してもいいんじゃないかとは思いますが.


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 空いていたのはしかも下段のみ.外から見るとこんな感じ.ホームを歩いている人に見下ろされる感じで、あんまりいい感じではないですね.
 しかも下段だと瀬戸大橋線を走行しているあいだコンクリートの柵に眺望を完全にふさがれることが多く、その点でも残念でした.


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 室内からだとこんな感じ.外を人が歩いている時に撮影すると犯罪者扱いされそうで気を使います.
 以前に乗車した寝台特急「あけぼの」のB寝台個室はもっと狭く、場所によっては立つと頭をぶつけるくらいでしたが、こちらは狭いなりに快適に過ごせるよう設計されています.
 ただ、やはり乗車時からほんのりとタバコ臭く、他の乗客が吸っている臭いが隙間から入ってくるのが気になりました.次に乗車するときは早めに予約して禁煙車の上段にしようと思いました.

 東京を22時に出て、横浜、熱海、沼津、富士、静岡、そして浜松に停車していきます.東京と横浜からの乗客がほとんどで他の駅はそれほど多くない感じですね.浜松を出ると次の停車は姫路です.ただし、途中で乗務員の交代などでいくつかの駅に停車しました.自分が記憶にあるのは豊橋と大阪です.


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 姫路を出ると岡山に停車し、そこで高松行きの「サンライズ瀬戸」と出雲市行きの「サンライズ出雲」に分割されるのですが、目が覚めたら駅でもないところに停車しており、ちょっと状況が変な感じでした.岡山が近くなったところでアナウンスが入り、途中で上り線の車両が鹿と衝突したとのことで遅れているとのことでした.出雲市方面や高知や松山に向かう人は別の特急に乗り換えるようにとも言われたのですが、高松はこのままサンライズに乗っているのが一番早いそうなので、そのまま乗車.
 岡山に到着した時点で15分ほど遅れていたのが他の列車とのダイヤの都合のせいかさらに遅れ、30分ほど遅れて出発し、さらに途中で先行する列車に急病人が出たとのことでさらに遅れて、結局高松に着いたのは予定より50分ほど後のことでした.


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 駅名表示が「うどん県 さぬきうどん駅」になっています.

 つづきます.