2016/12/06

もらい事故

Category: 日記・雑記 — Annexia @ 23:59

 いつものように出社するために駅に向かって歩いていたときのことでした.
 向こうから自転車がやってきました.高校生と思われる服装、そしてそれほど高いものではないけれどスピードの出るロードバイク.ハンドルはフラットバーだったかもしれません.
 自転車とすれ違うのは別に珍しいことではありません.ただ、他の自転車と違っていたのは、乗っている高校生がまったく前を見ていないこと.なにに気を取られているのかわかりませんが、ずっと右を見ていました.
 これ、まずいなと思って逃げ場を探しましたが車道と反対側は民家の壁があって避けるスペースがありません.立ち止まったのですが、直前まで先方はこちらの存在に気付かず、そのまま真正面から衝突しました.自分は民家の壁にぶつかり、相手は道路に自転車ごと倒れました.痛みを感じながら自分の服を見たら、パンツに自転車のチェーンの跡のような油が数十cmにわたってついていました.衝突したあとで自転車に上から乗られたのでしょう.
 自分の怪我の状況を確認しつつ、ああ服がダメだなと思い、並行して相手にどう声をかけるべきなのかと考えあぐねていたところ、先方はこちらの様子を伺いつつ去ってしまいました.逃げられた…… と思っても後の祭りです.

 パンツだけでなく、コートも壁の塗料が擦りついてしまい汚れてしまい、このままでは会社に行ける格好ではないのでいったん自宅に戻り、着替えをして貴重な朝の20分をロスしてしまいました.自転車のチェーンの油は普通に洗濯しても落ちないので、コートも含めてクリーニングに出さないとダメでしょう.怪我をした上に出費とはつらいところです.

 怪我の状況ですが、外傷としては左手にやや深めの擦り傷、左膝に浅めの擦り傷程度ですが、衝突時に力が入ったのか、翌日になって肩などにやや筋肉痛のような張りを感じました.

 あとから振り返ってみてとれる対策を考えたのですが、ぶつかる前に声を上げるとか、片側が壁ならリスクを冒して車道側に逃げるとかぐらいであんまり有効策はなさそうです.改めてこの手のもらい事故の怖さを痛感しました.
 自転車といえども、当たりどころが悪ければ死ぬ可能性もあるわけで、気をつけていただきたいものです.

コメントはまだありません »

No comments yet.

RSS feed for comments on this post.

Leave a comment

XHTML ( You can use these tags):
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong> .

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)