totesの傘が好きで通常のものを2本と折りたたみのものを使っています.
通常の傘(折りたたみではないもの)は骨が16本と一般的な傘の2倍ありつつも軽量でいいのですが、さすがに数年も使い続けてくると骨の金属部分が錆びたりして見栄えに難が出てきます.そこで新しい傘を買おうと思ってtotesの日本語サイトにアクセスすると、折りたたみ傘しか扱いがありません.日本では扱いはないけれど、本国アメリカだったらあるだろうと思って本国のサイトにアクセスしたところ、「InBrella」なる奇妙な傘が出てきました.たたむと傘の内側が外に出て、雨が当たって濡れている面が内側になるというものですが、いまひとつイメージがつかめなかったので1本買ってみることにしました.
しかしAmazonや楽天など日本の通販サイトを探したのですが見つけられなかったので、アメリカのAmazonに注文しました.しばらく前から日本のAmazonのアカウントを持っているとそのまま他の国のAmazonでもアカウントを共通化して買い物ができるらしいのですが、なぜか認証されなかったのでアカウントを再設定する必要がありました.
FUJIFILM X70
注文から2週間ほど経って、傘が届きました.ちなみに傘自体の価格は約2,300円、送料は到着日数によって価格が3段階あるうちの真ん中を選んで約1,500円ほど.安いものを買うと送料が結構高く感じますね.
FUJIFILM X70
傘がひっくり返るようなイラストがついたプラスティックのプレートが付いていました.
FUJIFILM X70
FUJIFILM X70
開いた状態で外側を見ると普通の傘に見えますね.内側は自分が「Clouds」カラーを選んだので空模様です.一般的な傘であれば見えるはずの骨が見えないのはなんか不思議な感じです.
FUJIFILM X70
内側の生地には水滴型の穴が空いています.この穴が意味するものや必要性は特になさそうですが、なにか理由があるのでしょうか.
FUJIFILM X70
FUJIFILM X70
閉じると今まで内側にあった空模様柄が外側にきます.そして骨の先端が地面に当たっているせいか、このままで自立します.傘を置きたい時には壁に立てかけたりしますがその必要がないのは地味に便利ですね.
実際に使ってみました.派手なギミックを備えているとはいえ、機能的には通常の傘と変わりません.骨の数は8本ですが、生地が二重になっていたりギミックのせいか同じtotesの16本骨の傘よりも重いです.
閉じるときのメリットはやはり大きいですね.空に向かって畳まれるような格好になることに加えて、濡れた面が内側に畳まれるので傘の水滴を浴びづらくなりました.開くときはとくにメリットもデメリットもない感じでしょうか.
明確に感じるデメリットとしては、濡れた面が内側に畳まれるので、一般的な傘に比べて傘が乾燥しづらいです.翌日になってもかなりの水滴がついていましたので、使ったあとは水滴を拭き取ったほうがよさそうです.それから、傘立てに置きづらいという問題もあります.畳んだ状態では裏表逆さまになるので、他の濡れた傘と一緒に置いておくと次に使うときに内側が濡れた状態になってしまいます.
自分が知らなかっただけで、同様の傘はしばらく前から日本でも販売されているようで、「傘 逆さま」というようなキーワードで検索すると様々なものが出てきて、Amazonでも表示されます.が、どうもコピー品が多いようでどこの会社がこのようなものを最初に作ったのか定かではないような状況です.
使っている人も今のところ見かけないですね.自分は画期的で面白い傘だと思って気に入ったのですが、傘にそこまでの機能性や革新性を求める人もさして多くないということなのでしょうか.