RICOH GR III
ソニーのイヤホン、LinkBuds Sを購入しました.
普段使いのイヤホンとしてはfinalのZE8000で満足しているのですが、今回の製品は社内で使うことを前提に購入しました.
社内ではBGMがわりにラジオが流されているのですが、放送内容やCM等によっては耳障りに感じられることが多々あります.そうした場合の対策として今までは耳栓を使っていたのですが、耳栓を使ってしまうと話しかけられたりしたときなど必要な音まで遮断してしまうことがあります.かといって耳障りに感じた時につけてまた外すというのも面倒です.
・装着していても必要に応じて外音取り込みと遮音(ノイズキャンセリング)を行いたい
・iPhoneで着信があった時の対応もできるようにしたい
・MacBookでWeb会議をする時にも切替等をせずに使えるようにしたい
・MacBookで映像を流す時の音声も聞きたい
などといった条件を満たす製品はないものかと探した結果、LinkBuds Sが良さそうだという結論に至りました.
LinkBudsシリーズとしては「S」のつかない、LinkBudsというものもあるのですが、そちらはイヤホン部分に穴が空いていて積極的に外音を取り込む設計になっており遮音については考慮されていないので今回は候補からは除外しました.また、ソニーのイヤホンの上級ラインとしてWF-1000XM5もありますが、音楽を聴くのは優先事項ではないのでこれも候補からは除外しました.
RICOH GR III
手のひらサイズの小さな容器に、中身も全て紙製というエコパッケージ仕様です.
RICOH GR III
説明書やケーブル、イヤピースなどが引き出しのようにして収められています.
謎というか疑問なのは付属のイヤピース.SS/S/M/LLと、Lサイズがありません.マニュアルを確認してもLサイズは含まれていない表記になっていたので、入れ忘れなどではないようですが、最小のSSや最大のLLならともかく、中間のLサイズが付属していないという仕様はよくわかりません.
RICOH GR III
今回購入したカラーはアースブルー.宇宙から見た地球のようにも見える、マーブル状の青いカラーをしていますが、これはウォーターサーバの容器を再生したものなのだとか.マーブル状の模様も、1台1台異なるそうです.
RICOH GR III
イヤホン本体もマーブルカラー.
このカラー以外は黒や、常時装着を前提として目立たないようにするような色合いが用意されているのですが、目立たないカラーリングのものをつけていて、補聴器っぽく見られたら嫌だなとも思ってこの色を選びました.
RICOH GR III
イヤピースはLサイズがないこと、それから素材が薄くてフィット感が心許なく外れやすいように感じられたので、finalのTYPE Eイヤピースのバイオレットを購入しました.
いいところとイマイチなところなどを箇条書きにすると、次のようになります.
■いいところ
・外音取り込みがやや高音寄りになるものの違和感がなく自然
・スマホ用アプリの機能が充実しており、イヤピースのフィッティングチェックなどができる
・外音取り込みのレベルを20段階で調節できる
・ノイズキャンセリングがよく効く
・使用者の状態を検知し、歩いているときは外音取り込み、立ち止まるとノイズキャンセリング、というように自動判断される
・ノイズキャンセリングにしていても自分が喋ると自動的に外音取り込みモードに切り替わる(一定時間で解除)
■イマイチなところ、要望など
・音楽を聴くイヤホンとしての音質はまあそれなり
・AIによる機械学習アルゴリズムにより周囲の環境ノイズを抑えるとの説明ですが、Web会議では周囲の音を拾ってしまうので無音にはならずやはりミュートは必要
・「ノイズキャンセリング」「外音取り込み(レベル20段階調節可能)」という仕様になっているが、ノイズキャンセリングもレベル調節できるようにしてほしい.つまり、「外音取り込み」+「ノイズキャンセリングレベル調整で外音取り込み調整」、といった使い方をしたい
・常時装着を考慮した製品とはいえ、ノイズキャンセリングをオンにするとバッテリは6時間しか持たない
・外音取り込みやノイズキャンセリングにモードが切り替わる時に流れる音の音量を調節したい
・外音取り込みやノイズキャンセリングにモードに手動切り替えするときの切替速度をもっと速くしてほしい
・自分が喋ると外音取り込みになる機能をさらに一歩押し進めて、誰かに話しかけられたら外音取り込みになるといいな
細かな気になる点は多々あるものの、全体的に見たら完成度の高い製品だと感じました.