ことの発端は、来月頭に予定している旅行の計画を立てていたときのことです.
毛越寺に行こうと思い、あそこの庭園は広大なので超広角レンズがいるなということからiPhoneでパノラマ写真を撮ろうと思ってネットで検索したら、このPhotosynthというアプリに行き着きました.
Microsoft製ですが、iOS用アプリです.無料です.英語版のみですが、それほど複雑ではないのでさして問題ないかと思われます.
とりあえずこんな写真ができます.
Apple iPhone 4S + Photosynth
歩道橋の上に立って、左から順番に撮影していったものです.
Apple iPhone 4S + Photosynth
もう1枚.手前のガードレールの歪みやズレから合成写真っぽさが出ています.
正面のビルの窓の形がいびつに見えるのは、そういうビルなので異常ではありません.
Apple iPhone 4S + Photosynth
上の写真のトリミング前のものです.周辺部の凸凹さから写真をつないでいるのがわかるかと思います.
このアプリのスゴいところは、パノラマ撮影がきわめて楽なことです.
1枚目の写真を撮ると画面上にその画像が残り、そこから上下左右好きな方向に一定距離パンするとポッと音がするのでパンをやめると自動的にシャッターが切れます.あとはコレの繰り返し.
一定方向へのパンで自動的にパノラマ写真を作る機能はコンデジでも搭載されている機種もありますが、このアプリの場合は好きな方向に移動できるのです.上の写真では左上から始まって、右端で下に降りて、左にパンしています.
ひとしきり撮影したところで「finish」ボタンを押せば自動的に合成処理され、QuickTime VRっぽい感じでぐりぐりと動かすことができます.それをカメラロールに保存すればこうやって取り出すことができるのです.ちなみに合成後の解像度は長辺が1500-2000ピクセルくらいになるようです.たくさん撮ったから解像度が上がるというわけでもなさそうです.またピントはパンフォーカス気味で全体的に甘めです.