「ソニー、ミラーレスカメラでフルサイズセンサー搭載の「α7R」」
「ソニー、1型センサーのハイズーム機「サイバーショットDSC-RX10」」
ソニーから新しいデジカメやレンズなどが発表になりました.
カメラ本体に限ると、「α7」「α7R」「DSC-RX10」の3機種が発表されました.
それぞれ、ユニークな点も多い製品ではあるのですが、機種のネーミングなどで自分は混乱しました.
■ かつて「α-7」というカメラがミノルタから発売されていたのに、ハイフンがないだけの同じ名前の「α7」という製品を出したこと(ソニーはミノルタから一眼レフ事業を引き継いだ)
■ 従来は一眼レフ(途中から「レフレックス」はなくなりましたが)の製品を「α」として出してレンズマウントは「Aマウント」、ミラーレスの製品を「NEX」として出してレンズマウントは「Eマウント」と称していたが、Eマウントなのに「α」の名前を冠した製品を発表した(海外では廉価機種にαっぽい外見にEマウントの製品をすでに出している)
■ ソニーには「DSC-RX1」「DSC-RX1R」というデジタルカメラがあり、両者の違いはローパスフィルタの有無だけであるのに対し、今回発表になった「α7」と「α7R」はローパスフィルタの有無だけでなく、イメージセンサーの画素数やAF方式も異なるなど、単純に型番の末尾に一文字付け加えるとかいうレベルの違いではない
■ 「DSC-RX10」の上位と下位機種には「DSC-RX1」と「DSC-RX100(M2)」があるのだが、RX10はその中間の機能というものでもなく、デザイン的にも別ラインの製品である
■ ソニーはスマートフォン向けのデジタルカメラとして「DSC-QX10」と「DSC-QX100」を出しており、DSC-QX100のほうはDSC-RX100に準拠したスペックを備えた製品であるのに対して、DSC-QX10とDSC-RX10はイメージセンサーサイズなどまったく異なる製品である
なんらかのロードマップがあって、社内では計画をたてて製品をリリースしていると思われますが、買う側(そしておそらく店員も)は混乱しそうですね.
「α-7」と「α7」を間違えるとか常識的にないだろうとか、QX10とRX10で迷うヤツはいないとかというツッコミもありそうですが、型番の整理くらいきちんとしてほしいものです.
【補足】
こちらの記事によると、これからはNEXの名前をやめてαに一本化するそうです.同じαでもマウントが異なるというのも混乱しそうですが、ブランディングのために一本化するという感じでしょうか.
NEXが出た時から、いつかは来ると思っていましたが、Aマウントは緩やかな死を迎えるんですかね。
まぁ、欲しいレンズは買ってしまったし、個人的にもα7000の頃から使っているのでマウントとしての寿命も全うしたって感じなのかな?
コメント by エヌ氏 — 2013/10/17 @ 07:49
αがトランスルーセントミラーを採用し始めたあたりで、なんだか雲行きが怪しくなってきたような気がしていましたが、ボディ名称が統一された今回が決定的なのかもしれないですね.
FEマウントが拡充されてくれれば乗り換えも検討するんでしょうけど、ツァイスブランドの高いレンズばかりだとビミョウではありますね.
コメント by Annexia — 2013/10/17 @ 10:07