2024/02/06

Garmin eTrex Solar

Category: 旅行・観光,物欲 — Annexia @ 23:08

 旅行の移動記録用に15年ほどGPSロガーを使い続けています.
 最初はHolux M-241を使用し、M-241がGPSロールオーバー問題で時刻情報が正常に記録されなくなってしまったので、その後はGarminのeTrex 20xを使用していました.eTrex 20xは並行輸入品をショップカスタマイズで日本語対応にして地図も表示可能にしたものですが、バッテリの消費が激しいのが難点でした.公称値は単3電池2本で25時間なので、1泊2日の旅行だと使用時間にもよりますが予備の電池が必要となります.そうした経緯もあってなにかいいものはないかなと探したところ、同じGarminの新製品で充電池に加えてソーラーパネルを搭載した新製品が発売になっていたので購入してみました.

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FUJIFILM X100V

 本体、付属品としてUSB-Cケーブル、あとは多言語対応の簡易的なマニュアルのみというパッケージです.

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FUJIFILM X100V

 eTrex 20xもそこそこのサイズ感がありましたが、多少薄くなったとはいえ、さらに大きくなっています.重さは同じくらい.

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FUJIFILM X100V

 eTrex 20xは背面の金具を引き起こして捻ることで電池交換をしていましたが、eTrex Solarは充電池のため裏蓋は開きません.
 同じ筐体を使用した電池使用モデルであるeTrex SE(日本未発売)があるので、裏蓋が外せそうにも見えます.
 上部にあるゴムパッキン部分にはUSB端子があります.eTrex 20xはminiUSBで、しかも本体付属のケーブル以外は認識がうまくいかない若干特殊なスペックでしたが、今回はUSB Type-Cになったので充電も通信もしやすくなりました.またBluetoothにも対応しています.

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FUJIFILM X100V

 背面のアクセサリ取り付け部がeTrex 20xもeTrex Solarも共通なので、鞄にぶら下げるためのカラビナを使い回しできました.

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FUJIFILM X100V

 今回はGarmin日本法人が販売する製品を購入したので、カスタマイズしなくても最初から日本語表示されます.
 が、この手のガジェットにありがちなことですが、ディスプレイの解像度が低いこともあって日本語フォントがあまり綺麗に表示されず、さらに半角カナが使われていたりするなど見栄えが良いものではありません.

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FUJIFILM X100V

 なので、初期設定が終わった段階で表示言語を英語に切り替えました.

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RICOH GRIII

 電源を切った状態でも日光に当てることで自動的にソーラーチャージャが機能し、充電中を示す液晶が表示されます.
 今回eTrex Solarを購入した理由が長時間利用可能なことなのですが、衛星補足をGPSのみに限定し、75,000ルクス以上の日光を受けることで無制限稼働を可能にしています.
 とはいえ、75,000ルクスを維持するのはなかなか難しいことで、晴天時の正午の日光で100,000ルクスくらいになるものの、その前後の時間帯で斜めに日差しが入れば75,000ルクスを下回ってしまうので、太陽光だけで使い続けるのも難しそうです.

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Apple iPhone13 mini

 実際に旅行に持ち出して使用してみました.衛星のつかみも早く、東海道新幹線で新丹那トンネルのような長距離(約8km)のトンネルでも出てから次のトンネルまでの5秒ほどの間に捕捉します.

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Apple iPhone13 mini

 GPSの捕捉状況です.GPSだけでも多くの衛星を捕捉していますが、マルチGNSSモードをオンにすることで、さらにこれに加えてGLONASSなど他の衛星も補助的に捕捉し安定性を高めています.ただし、多くの衛星を捕捉することで動作時間は200時間から100時間に半減します.

 新幹線「のぞみ」に乗車して東京から名古屋方面に移動したときの小田原から三島の移動ログです.これはeTrex 20x.

 こっちがeTrex Solar.この区間は大小いくつものトンネルが続きますが、小田原-熱海間の途中でカーブしているトンネルは当然ながら路線とずれているものの、トンネル間の短い時間でも衛星を拾ってかなり正確にログが残されています.

 衛星の捕捉時間の速さやGPS以外も補助的に捕捉して精度を高めていることや、3日程度の旅行でもバッテリを気にすることなく使用できるといったバッテリの持続時間の長さはeTrex 20xと比べて大きなメリットです.
 デメリットとしてはメインメモリが非常に少なく(約28MB)、microSDカードなどでの拡張もできません.広範囲の地図データを追加することができず、旅行中にディスプレイに地図を表示できません.もっとも自分の場合は移動ログを保存するのが目的であって、地図の表示などはおまけ的な要素でしかないので大きな問題にはなりませんが、本来の使用用途であるトラッキングナビとして使用するには、あらかじめ地図を切り出しておくというような準備が必要となるため、扱いづらそうです.
 昨今はスマホでも移動記録は可能ですが、正確に記録しようとするとスマホのバッテリ消費が激しくなり、かといってGoogla Mapsのようにバッテリ消費を考慮したログ保存を行うとディテールが失われるので、餅は餅屋とでもいうか、GPSロガーはまだまだ自分にとっては必要ですね.

2024/01/31

金沢旅行(その2)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 22:30

 金沢旅行、2日目です.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 近江町市場のすぐそばに宿泊しているので、朝食は市場内の朝から営業している「のどぐろ釜飯」専門店に.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 土曜日の朝8時ですと週末の観光客もまだ訪れていないので店内は3人程度で静かでした.
 注文から20分ほど待ち、釜飯が炊き上がりました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 一杯目はそのまま茶碗によそっていただき、二杯目はいくらや薬味で味変していただきます.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 そして三杯目はのどぐろの出し汁をかけて茶漬けにしていただきます.
 観光地向けの市場で観光地向けの料理ではありますが、美味しいことに間違いはないわけで.冷え込んだ冬の北陸の朝にいただく釜飯と茶漬けで体も温まり、大満足でした.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 ホテルのチェックアウト時間が11時とまだ余裕があるので、そのまま歩いて兼六園に向かいました.
 まだ9時前ということもあって観光客もまばらで、有名な徽軫灯籠(ことじとうろう)もゆっくり眺めて写真に収めることができました.池の水が半分ほど凍っているあたりで寒さが伝わってきます.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 冬の兼六園といえばやはりこの雪吊り.いままでに何度か兼六園は訪れていますが冬に来たのは初めてなので、ようやくこの光景を目にすることができました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 時期が時期なので咲いている花はほぼないのですが、蝋梅が咲いていました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 園内には何軒かの茶屋など飲食できる場所がありますが、その中の一軒である時雨亭にてお抹茶とお菓子をいただくことにしました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 入るまで知らなかったのですが時間を区切ってまとめて座敷に案内する方式で、ちょうど自分が入ってしばらくしてから案内されたのでタイミングが良かったです.
 用意されたお抹茶もお菓子も、この時雨亭にて出すために調製されたものとの説明がありました.お抹茶の名称は前田家の現在の当主の方が名付け、お菓子は昨日もいただいた森八で時雨亭専用に季節ごとに用意したものなのだとか.
 ふらっと入っただけなのにこのようなよいものをいただいていいものかと思ってしまいますが、こうしたところでも加賀藩から続く歴史の重みのようなものを感じます.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 かつての建物を復元したものだそうで、釘を一切使っていないとされ、天井などには生漆(きうるし)が何度も塗られた、手の込んだ建物です.ここから眺める庭が素晴らしいのはもちろんですが、こうして室内の様子も含めての眺めも格別です.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 ホテルに戻ってチェックアウトし、まずは尾山神社へ.
 前田利家公を祀った神社ですが、江戸時代には幕府の目もあって立派な神社を建てることもできず、明治時代になってから建てられました.明治期に建てられたものらしく、神門が和風洋風中華風の3つの要素が取り入れられているのが特徴です.なおここに取り付けられている避雷針は日本最古のものだとか.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 続けて武家屋敷に.
 金沢城や兼六園が他より高さのある場所に建てられているものの、近江町市場のある武蔵ヶ辻や近隣の香林坊などは平地なので金沢の街は比較的平坦だとばかり思っていたのですが、香林坊のメインの通りを北西方面に外れると高低差があって驚きます.
 地形図を確認すると金沢城や兼六園は標高40m以上の舌状台地の先端に位置し、武蔵ヶ辻や香林坊はそこから一段下がった標高20m台の台地、さらに武家屋敷のあるエリアは標高15mくらいです.武家屋敷のあたりにはいくつかの小川が流れていますが、形状的に堀の名残でしょうか.地形を生かした天然の守りのように見受けられます.
 そしてこのように道路がクランク上に曲がりくねっているあたりも、守りを重視した痕跡を感じさせられます.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 この日は土曜日ということもあって、さすがに昨日のような人気の少ない状態ではなかったので昼食どきになると店も混雑してしまっており、結局金沢駅近くのビルに入っている天丼店で「金沢天丼」なる、名物てんこ盛りの天丼をいただきました.具は、エビ2尾、ズワイガニ、のどぐろ大葉巻き、ガスエビたくさん、金時芋、原木椎茸、半熟卵.旅行の締めとして美味しくいただきました.
 お会計時に店員さんとも少し話をしたのですが、やはりお客さん減っちゃって大変でねー、とのことでした.

 残った時間は駅構内のお土産売り場で、持参した買い物袋の許容量限界まで会社への土産やら自分用の九谷焼の湯呑みやらあれこれ買い込みました.金沢駅の土産物売り場はかなり広く、しかもカジュアル寄りと高級寄りの2つに分かれ、さらに高級寄りのほうは出店形式をとっており、自分が観光で訪れた場所の中でも他に類を見ない洗練と充実ぶりです.お土産売り場としてみれば京都駅もボリュームはあるのですが、同じようなものを売っている店舗がいくつもあって混沌としていて買いづらいんですよね.
 買い物をしている客層を見ると、やや年齢層が高いようで若い女性客向けのチョコレートやバウムクーヘンのような洋菓子系の売り場が苦戦しているようにも見えました.また、ここにやってくると毎回購入するほどお気に入りの「豆餅すゞめ」も一部の米菓を「震災のため販売量が減ってしまったため賞味期限が近いものをお値引きします」として価格を下げて売っていました.こういうのを見ると事態の深刻さを感じます.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 帰りは大人しく、北陸新幹線で東京に.
 帰りの新幹線は普通席で予約していたのですが、あちこち歩きすぎてこの日だけですでに25,000歩くらい歩いていたので日和ってグリーン車に変えてしまいました.E7/W7系グリーン車のレッグレストが歩き疲れたふくらはぎにはありがたかったです.
 昨年2月に同じ土曜日で18時過ぎに富山から東京行きの北陸新幹線に乗車したときは満席だったのですが、この日はガラガラでした.お店の人の言葉や土産売り場の売れ行き、新幹線の空き状況など、あらゆる面で観光客が減っているのを痛感させられた旅行でした.
 3月くらいからでしたっけ、北陸割として旅行支援が始まりますが、その前にでもちょっと訪れてみてはいかがでしょうか.冬の日本海側は食べ物も旬ですし金沢は観光地もコンパクトにまとまっている上にバスの1日乗車券を買えば自由に移動もできます(自分も買えばよかったのかも……).

2024/01/30

金沢旅行(その1)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 22:16

 2024年は元旦から災害に見舞われる年となりました.
 自分は静岡の実家でTVで日本代表のサッカーを見ていて、試合終了後のインタビューの最中に緊急地震速報が流れて事態を知りました.能登は数年前に観光で訪れたことのある地であり、宿泊した和倉温泉や白米千枚田、そして輪島の朝市の変わり果てた姿には驚きを隠せません.
 被害の全容が徐々に明らかになると同時に表面化したのが、同じ石川県でも加賀地域への観光客が減少しているということでした.些少な金額を義援金にて支援させていただきましたが、それだけでは足りない、直接的な支援をする必要があるのではないか.そう考えて休暇をとって1泊2日で金沢を訪れてきました.
 ……とはいえ、個人にできることなどわずかなもの.観光客の減った観光地に行ってすることといえば、精一杯観光して美味しいものを食べ、土産物を買うことくらい.なので今回は財布の残額はとりあえず忘れ、いいものを食べましょう的観点で旅をすることにしました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 早朝、6時過ぎの東京駅.金沢に行くのなら北陸新幹線に乗るのは当然ですが、今回は東海道新幹線にて出発.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 在来線への乗り換え時間を20分ほど見ていたのですが、数日前に関ヶ原近辺に降った大雪の影響がまだ続いており、この日も名古屋-京都間の所要時間が通常よりも20分ほど余計にかかるという発表があったため、当日朝になってさらに20分早い列車に振り替えました.
 名古屋までは時間通りで、20分余計にかかるとかいっても余裕を見ての数値でしょ…… と思っていたら、岐阜羽島駅を過ぎたあたりから線路端に残雪が見え始め、関ヶ原や米原近辺では線路に雪が付着しスプリンクラーが水を撒く状況に.この状況で通常と同じ速度を出すと雪の塊が当たって機器類が損傷するリスクがあるらしく、新幹線は65km/h程度まで減速して結局は京都に20分近く遅れて到着しました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 京都で下車し、時間に余裕もあるのでスタバでカプチーノを買い、在来線の改札を入場したら、次に乗り換える列車が10分の遅延であるとのアナウンスがありました.まあ10分くらいなら、と思っていたらどんどん遅延がひどくなり、結局到着したのは30分後に.寒いホームで待っていたのでカプチーノは冷めてしまい、結果論ですがこれだったら新幹線を早めなくてもよかったようです.
 今回北陸新幹線に乗車せずにわざわざ東海道新幹線で京都経由にしたのは、この金沢行き「サンダーバード」に乗車したかったからです.2024年3月に北陸新幹線が金沢から敦賀まで延伸となり、関西から金沢に直行する列車がなくなり、特急列車はすべて敦賀止まりになります.その前に金沢まで乗り納めておこうと考えました.
 そしてわざわざ早朝の新幹線に乗ったのは、京都駅を9時過ぎに出るこの「サンダーバード9号」に乗車するためでした.サンダーバードは列車によって停車駅が異なるのですが、この列車を含む数本は速達タイプとして、京都-金沢間は福井にしか停車しません.特急列車の速さを示す基準として「表定速度(距離を所要時間で割ったもの)」がありますが、サンダーバードの一連の速達タイプは在来線で唯一100km/hを超えるので(秋田新幹線の在来線区間で92km/h程度、最高速度160km/hのスカイライナーでも90km/h程度)、どうせ乗るんだったらと選んだわけです.もっとも.この日は遅延もあってやや所要時間がかかっての金沢着となってしまいましたが.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 京都を出ると湖西線に入って琵琶湖を横目に通り過ぎ、やがて雪深い地域を走行します.鉄道の旅というのはどれもいいものですが、個人的には雪の中を走る特急列車というのはかなり好きですね.
 そして30分ちょっと遅れて昼少し前に金沢に到着しました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8(トリミング)

 到着して最初の食事は回転寿司「もりもり寿司」に.財布の残額は忘れ、といったわりに回転寿司かよという気がしなくもないですが、ネタがいいかわりになかなかいいお値段します.これは「もりもり三点盛り」でボタンエビ、ウニ、大トロで1,980円です.つい勢いで注文してしまいましたが、よくよく考えたらとりあえず高いネタ選んどけ的な短絡思考っぽさがにじんでいます.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8(トリミング)

 こちらは白エビ.他にもノドグロ三点盛りやらブリトロ、ホタルイカ黒造り、ガスエビをいただきました.やはりせっかく日本海側にやってきたのですから、日本海ならではのものをいただきたいですからね.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 ほどよく食欲も満たされたところで、まだホテルのチェックインまでは時間があるので、駅からひがし茶屋街まで歩いて向かいました.それなりに距離もあるのでバスに乗るべきところですが、ひさびさに来た街なので歩いてみたかったのです.
 駅も含め街中も一目でわかるような地震の影響はありませんが、地下道のエレベータが使えなかったり、立ち入り規制をしているお寺や神社、「地震が起きたらここから離れてください」的な注意書きをしているところがいくつかありました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 バス通りからひがし茶屋街に向かう路地を歩いていても人が少ないなーと感じましたが、茶屋街のメイン通りを見ると想像以上に人が少なくて驚きました.平日だからというのもあるのですが、翌日土曜日もこれよりマシとはいえ少ない印象でした.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 この日は時折雪のぱらつく天候で、ひがし茶屋街を歩いているときにも降ったりやんだりしていました.
 ちょうど降り始めたタイミングで店の前にいたのでとりあえず一服、ということで老舗和菓子店 森八の茶寮に.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 献上加賀棒茶とお菓子のセットを注文.お菓子は「割れ梅」とのことで、中は黄身餡とのことでした.
 寒い日にいただくほうじ茶は身体が温まりますし、お茶菓子との相性も抜群でした.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 今回の宿は食事や移動のしやすさを考慮して武蔵ヶ辻、というか近江町市場のほぼ向かいにあるホリデイインにしたのですが(以前に宿泊したときもここで、便利でした)、ひがし茶屋街から歩いて戻ってきてもチェックインの時間にまだ少しあったので、市場近くにある東出珈琲店にてもう一服しました.
 シングルオリジンの豆も揃っているのですが、店の名を冠した東出ブレンドとプリンをいただきました.バランス重視のスッキリした飲み味で、お会計時に一緒にコーヒー豆も購入しました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8(トリミング)

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8(トリミング)

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8(トリミング)

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8(トリミング)

 チェックインして荷物を下ろし、さて夕飯はどうしようかと思ってあれこれと調べ始めたのですが見知らぬ土地でカウンタで寿司をいただくというのはなかなか難易度の高いことです.しかも自分はそういう場所にはほとんど行ったことがないのでなおさらです.
 個人経営の店でおまかせで食べられて、寿司以外も料理を出してくれてよさそうなところ…… というような感じで「鮨治」というお店を訪ねました.
 予約なしの1人客でしたが歓迎してくださり、美味しくいただいてきました.普段の生活圏が太平洋側の自分としては珍しい魚も多く、マハタや寒ぶりの握り、ナマコの酢の物、加賀料理の定番という蓮蒸しなどどれも絶品でした.
 大将は正月は実家の七尾にいてかつて体験したことのないほどの揺れだったそうです.そして震災後はお客さんも減って以前はふらっと入ってくる外国人観光客もいたものの、いまはいなくなってしまった、とのことでした.

 翌日に続きます.

2024/01/01

2024年 新年のご挨拶

Category: 日記・雑記 — Annexia @ 00:00

RICOH GR III

 2024年を迎えました.
 新年の抱負、というようなご大層なものはとくにございませんが、自分の思うところに素直になり、前向きに行動していければそれでよしとしたいと考えております(訳:欲望の赴くままに、欲しいものは買うぜ!).

 今年もよろしくお願いいたします.

(文章は年号だけかえて昨年のコピペ)

2023/12/30

2023年を振り返る – 物欲篇

 1年を振り返る、最後は物欲篇です.外出が少なかったこと、後述しますが予期せぬ収入があったりしてあれこれと買っています.

1月:KIOXIA EXCERIA PLUS ポータブルSSD
3月:final E4000/MAKE4
4月:RICOH GR III Diary Edition
6月:Voigtlander ULTRON 27mm F2 X-mount
7月:HAMILTON KHAKI FIELD ‘MURPH’ 38mm
8月:BALMUDA The GreenFan
10月:(未入手)10月 Nikon Z f 40mm F2 Lens Kit / Voigtlander VM-Z Close Focus Adapter
11月:SONY LinkBuds S

1月:KIOXIA EXCERIA PLUS ポータブルSSD

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FUJIFILM X100V

 Amazonギフトをいただいたので、それを利用してM2 MacBook Airの自宅バックアップ用にと購入しました.
 それまで2.5inch HDDでバックアップを取っていたのですが、やはり時間がかかるので短時間で済ませるようにと導入したのですが、接続してちょっとお茶を入れたりしている間にバックアップ完了していたりするので買ってよかったですね.

3月:final E4000/MAKE4

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Apple iPhone 13mini

 MAKE4については、フィルタ等を交換して好みの音にセッティングできる製品として気になったので購入しました.購入時の音でも十分いい音だったのですが、自分の手で付属のレンチで分解しピンセットでフィルタを交換して音を変化させるというのはなかなか楽しいものがあります.
 E4000については、MAKE4をいじるにあたって、同じメーカーが製品として推奨する音がどんなものか、比較対象として購入しました.低音が少し物足りない印象だったので、低音が強めに出るという評判のケーブルに交換をしました.
 どちらもいい音が出ますが、MAKE4はロックなどドンシャリ系の激しめの音源、E4000はクラシックなどに強みを感じます.

4月:RICOH GR III Diary Edition

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Apple iPhone 13mini

 普段使いカメラとして代々使用していたGRシリーズから富士フイルムX70に変更し、X70から再度GRに戻ってきました.
 通常版のGR IIIでもよかったのですが、「GR=ブラック」という常識から外れた製品も悪くないのではないかと思い、ちょうどメタリックグレーのモデルが出たので購入しました.
 コンパクトな筐体ながら描写力のいいレンズ、光学式手ぶれ補正、ワイヤレス通信機能の充実など、普段使いカメラとして定着しています.

6月:Voigtlander ULTRON 27mm F2 X-mount

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RICOH GR III

 Voigtlander製のMFレンズです.サードパーティ製のMFレンズとはいえ、ボディとの通信機能を備えており、X-Pro3で使用すると光学ファインダでもパララックスが自動補正されるなど使いやすさが考慮されています.
 画質も満足ですが、それよりもやはり魅力なのはこのコンパクトさ.カメラに取り付けても薄いので気軽に鞄に入れることができます.

7月:HAMILTON KHAKI FIELD ‘MURPH’ 38mm

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RICOH GR III

 2014年の映画『インターステラー』で重要なアイテムとして登場した、通称「マーフウォッチ」.
 映画のアイテムとして登場した当時は製品化されておらず、その後製品化されたのですがサイズが大きくて自分の腕には馴染まないなということで購入を見送っていたのですが、38mmサイズのものが出たので購入しました.
 ハミルトンの時計はハリウッド映画の小物としてタイアップされることが多いですが、既存の製品ではない純粋なアイテムとして登場し、その後要望があって製品化されたという点、そして『インターステラー』自体が好きなので手に入れることができてよかったです.

8月:BALMUDA The GreenFan

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RICOH GR III

 バルミューダのGreenFan2が使用から10年以上経過し扇風機としての使用期間目安を超えたことや、陽にあたって部分的に黄ばんできたこともあって、セールのタイミングで新しいGreenFanに買い替えました.
 一般的な扇風機の風というのは直接的なせいか、ずっと当たっていると妙な疲れを感じてしまうのですが、GreenFanの風は柔らかくてずっと当たっていてもそのようなことはないのが気に入っています.

10月:(未入手)10月 Nikon Z f 40mm F2 Lens Kit / Voigtlander VM-Z Close Focus Adapter
 カメラは以前にはD40とD700を使っており、そこから富士フイルムに切り替えたのですが、昨今の富士フイルムに若干の迷走を感じるのと、ニコンのZ fがデザイン的にも好みということもあって久々にニコンに戻ることにしました.
 ……が、現物の評価もなく予約を入れるのはさすがに躊躇してしまい、発売から2日後に予約を入れたところ、2ヶ月経過しても納品されない事態に.ニコンの直販サイトであるニコンダイレクトに注文を入れたのですが、注文完了メールには最大で6ヶ月かかる場合がありますとの記載が.このままだと桜が咲くのが先か、散ってからの納品となるのか、という微妙な時期になりそうです.
 先走って予備のバッテリや充電器、それにMマウントレンズ用のマウントアダプタもう購入したのですが、寂しく引き出しで眠っております.

11月:SONY LinkBuds S

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RICOH GR III

 ワイヤレスイヤホンは昨年購入した、final ZE8000ですっかり満足しており、新たな製品を買う必要性を感じません.
 が、このLinkBuds Sを購入したのは、社内で耳栓と通常の会話、そして会議用のイヤホンマイクを兼用したいという目的のためです.なので実際にこれを使って音楽を聴くことはほとんどないですね.ちょっと聴いてみた感じでは悪くはない音ですが、メインで使いたくなるような音ではなかったですし.
 高い遮音性と装着状態でも通常通り会話できることの2つを気軽に切り替えて使用できるのは便利ですね.

 来年はどうでしょうか.
 Nikon Z fが届くので、それにレンズとしてなにかを購入したいなと考えています.
 あとはX-Pro3の後継、もしくはX100Vの後継も出るような雰囲気なのでそちらも気になるところです.昨今の富士フイルムの情勢からして、期待しているようなものが出るかどうかは正式発表がないとわかりませんが…….