2014/06/14
RICOH GR
しばらく前に注文しておいた、X-T1用のロングアイカップが届きました.
RICOH GR
左がロングアイカップ、右が標準装着のアイカップ.形が結構違います.素材はどちらも同じ、堅めのゴム製.
接眼部の下が四角く切り取られているのは、ここにアイセンサーがあるため.
RICOH GR
装着してみました.堅めのゴム製でエッジが立っているため、目の回りに当たるのが気になります.
眼鏡装着時には周辺からの光がカットされてよいのかもしれません.
RICOH GR
標準装着のアイカップ.こちらのほうがフィットします.ということでせっかく購入しましたが使わず.
2014/06/09
RICOH GR
鉄道写真家、中井精也氏の写真集「夢と希望の三陸鉄道」を購入しました.
セゾンカード会員向けの特別バージョンの表紙のもので、通常版は1,800円+消費税ですが、これは5,000円で書籍の売上と消費税以外は義援金となります.
中井氏と三陸鉄道社長である望月氏のサインとメッセージが入っており、そのためか書籍は三陸鉄道から宅急便で送られてきました.
写真は1984年4月に三陸鉄道が開業したときの様子から始まっています.かつて、国鉄が細切れに敷設し、赤字路線として廃線にする予定であった盛線、宮古線、久慈線を全線開業させて第三セクターに移行させたのが三陸鉄道です.鉄道が開業し、喜んでいる写真はまさに「あまちゃん」のそれと同じように見えました.
そして震災.わずか5日後に運航を再開したときの様子から3年後の春、つまり今年2014年の全線運航再開までを美しい写真で記録されています.
自分も小本から田野畑まで代行バスで運行されていた頃に三陸鉄道北リアス線に乗りに行ったことがあり、南リアス線には先月乗ったばかりなので、見覚えのある光景に懐かしさを感じました.
しかし、全線運航再開したからこれでめでたしめでたし… というものではないのです.
車窓から見た風景は、復興にはまだほど遠いのも事実.自分にできることとして、またこの地を訪れて観光したいと思います.
2014/06/05
以前にMacBookのケースをEtsyで購入したと書きましたが、それが届きました.
RICOH GR
配送状況を日々チェックしていたのですが、6月2日にロスを出ましたというメッセージのまま更新されないんでどうなったかなと思っていたら、いきなり到着しました.配送ステータスは相変わらずロスを出ましたのまま、止まっています.
RICOH GR
明るめの茶色のヘリンボーン柄に、中は生成りです.ホームメイド感があります.
きちんとした縫製で厚みもあるので保護能力はそこそこありそうです.
RICOH GR
MacBook13インチ用ケースなので、サイズはもちろんぴったり.
2014/06/04
買い物の用事があって家電量販店まで出かけてきたので、そのついでにソニーのDSC-RX100M3をさわってきました.
RXシリーズはソニーのコンパクト、というよりレンズ固定式デジカメのハイエンドシリーズです.
機種的にはフルサイズの撮像素子を備えたDSC-RX1およびRX1R、1インチセンサーを搭載した高倍率ズーム機DSC-RX10、そして1インチセンサーを搭載しつつ小型のDSC-RX100、その後継機のRX100M2、そしてさらにその後継機のRX100M3.
RX100M3の最大の特徴は、ポップアップ式のEVF(電子ファインダ)を搭載したこと.従来機とほとんどかわらないサイズなのにいったいどこにこんなものを搭載するスペースがあったのかと驚きです.
本体横のレバーをスライドさせると、EVFが上に飛び出て、それに連動してカメラの電源が入ります.ただし、それに加えてEVFを手前に引く必要があります.ここがちょっと手間ではあります.ポップアップするときに手前にも飛び出るようになっていたら楽なのになと思いました.
ファインダを覗いての感想は「思ったよりもいいじゃん」というものでした.自分が使っているX-T1はファインダ性能がウリの製品なので、さすがにそれと比べるのは無謀ではありますが、コンパクトなボディサイズを考えると健闘していると感じました.
AFなどの基本機能はRX100の頃より定評があるのでとくに気になる点はありませんでした.
気になった点としては、オプションのグリップが取り付けられていましたが、展示品なので粗雑に扱われるせいもあってかゴムウレタンが部分的にはがれたりしていました.RX100用にはサードパーティの高価で高品質のグリップがありますが、純正グリップは安いこともあって質の低さを感じました.それから、グリップにわざわざ「SONY」と型押しする必要性はみじんもないように思います.グリップなんてカメラ本体に貼ったら一体化する製品にわざわざ余計なことをしないほうがよいでしょう.
定評のあるRX100シリーズですが、今回のモデルもさすがといえる仕上がりだと感じました.
では、買うの?と問われれば、答えは「いいえ」です.普段使いするデジカメとしてはGRを持っていますし、操作性や手に馴染む感触はGRのほうが好みです.28mm単焦点のGRではダメ、24-70mmズームのRX100M3のほうに魅力を感じる人は多いとは思いますが、自分の場合はズームレンズになると撮影時に迷いが入るので、単焦点のほうが好き、という点も大きいです.
2014/06/03
GRのファームウェアアップデートが発表され、Ver.4.00になりました.
機能が追加されたのは以下の5点.
・[撮影設定]の[エフェクト]に[シフトクロップ]が追加されます。
・[セットアップ]に、[AFモード]が追加されます。[ノーマル][高速]から選択できます。
・[セットアップ]に、[カード連続 No.]が追加されます。[ON][OFF]から選択できます。
・[セットアップ]に、[再生アニメーション]が追加されます。[ON][OFF]から選択できます。
・再生モードで”RAW +”画像を削除する際、[1ファイル削除]は[RAW+JPEG削除][JPEGのみ削除][RAWのみ削除]になります。
また、同時に不具合の修正もされています.
GRシリーズの素晴らしい点は、こうしてファームウェアアップデートにより機能追加されることです.
不具合の修正でしかファームウェアアップデートを行わないメーカーも多いなか、きちんとフォローアップされているようで好感が持てます.
機能追加で面白いと思ったのは「シフトクロップ」なるエフェクト.
写真を撮ると、遠くのものは小さく写ります.遠近感が出るのは当然のことですが、建築物などを遠近感のないように撮りたいこともあります.一眼レフの場合だと「シフトレンズ」と呼ばれる特殊なレンズを使うことで撮影できますが、コンパクトデジカメにはそのようなレンズをもつ製品はありません.そこで疑似的な処理として、被写体の建物などと傾きをなくした状態で撮影し、遠近感の出た部分をカットすることで直線的な写真を作成する、それがこの「シフトクロップ」エフェクトです.
この撮影手法、すでに実践されている方がおり、塩澤一洋氏のWeb「shiology」の「2541-111027 「擬似シフト写真」で遊ぼう」というエントリーなどで紹介されています.
GRの「シフトクロップ」エフェクトは、縦位置で撮影して画面の上下いずれかを(手動指定可能)カットしてスクエアフォーマットで残すという機能です.
実際に撮ってみました.
RICOH GR
シフトレンズで撮影したような雰囲気の写真が撮れました.
コツとしては、水準器の水平と垂直をきちんとあわせること.
RICOH GR
同じ場所で3:2で撮ったもの.比べるとわかるように、画像の下1/3をカットしています.
写真としての新しい楽しみ方を提案してくれるようで、素晴らしいファームウェアアップデートです.
神社などでの撮影にも役立ちそうです.