2012/04/27

Apple iPhone 4S
貴島孝雄さんの『ロードスター的幸福論』という本を読みました.
貴島さんは二代目と三代目のロードスターの主査(開発の責任者)を務めた方であり、初代ロードスターにもシャシーの設計に携わるなど、ロードスターの開発の重責を担ってきた方です.
今はマツダを定年退職し、大学で教鞭に立つ貴島さんがロードスターを中心に今までを振り返ったのがこの本です.
マツダは規模的にはさして大きくない自動車メーカーですが、RX-7からRX-8に続くロータリースポーツカー、そしてロードスターというライトウェイトスポーツカーという2台のスポーツカーがあります.この規模の会社でなぜこういう売れ筋でもないマニアックな車が2台もあるのか(まあ、RX-8はもうすぐ販売終了してしまいますが・・・)不思議だったのですが、
・スポーツカーを作りたいという開発スタッフが少なからずいたこと
・それを上長を含む会社が残業や休日出勤ならばと認めたこと
・一般的な乗用車としての設計からはずれたようなこと(製造面で手間やコストがかかるようなものであっても)ある程度は通せる環境があること
というようなことから作り出せたそうです.この貴島さんにしても、本業は商用車の開発で、その傍らでロードスターに携わるという、トヨタなどでは絶対にあり得ないような兼務をしていたそうです.
こうしたマニアックなスポーツカーを作るような環境って、規模の大きな自動車メーカーになるにつれてどんどん厳しくなってくるのではないでしょうか.スポーティーなイメージで売って大きくなったのに、今では売れ筋のミニバンとかコンパクトカーばかり作っているメーカーとかもありますが、社内スタッフ的にはスポーツカーを作りたくてもマーケティングや経営側が首を縦に振らないとかあるのではないのかなと思います.
ところで、主査を務めた貴島さんが語るロードスターの内容から、どこに重点を置いて開発したか、逆にコストなどの理由で手をかけられなかった箇所がなんとなく見えてきたような感じがしました.
たとえばサスペンション.初代からロードスターはフロントに「ダブルウィッシュボーン」という複雑な形状をしたサスペンションを採用してきました.本来ならばコスト的に役員の許可がおりないようなものであるにも関わらず強引に通してしまうなど、深くこだわったものであることがわかります.ダンパーもビルシュタインの採用にあたっては社内基準を無視してまでこだわったとあります.
逆に「主査としてコスト面に気を遣うことの例」として、ボディ剛性をあげているのが気になりました.たしかに剛性の弱さを気になることはあるので、これから手を入れて行くにあたって大きな参考になると感じました.
こうして手塩にかけて育てたロードスターですが、貴島さんも二代目、そして現行の三代目を購入されたそうです.自動車雑誌かなにかで目にしたのですが、主査だからといって自分の手がけた車を買う人は決して多くはないのだとか.そういう点からしても、いかに愛着をもっているかがわかります.
最後に余談ですが、自分の乗っているロードスター、三代目、NC型のマイナーチェンジモデルなので「NC2」なんて勝手に呼んでいたのですが、実際にNC2というのが正しいようです.
2012/04/25
本日で年齢の十の位の数値が変わって不惑、つまり40歳になりました.
40歳なんて遠い先の話だと思っていたんですが.
ヌルい生活を送ってきたせいか、イマイチそうした実感はわきませんね.
不惑なんていう年齢になっても、相変わらず迷いまくりです.心の迷いもさることながら、物欲はいつまでたっても収まりませんね.でも、そこが収まるようになったらダメなんじゃないかっていう気もなんとなくあるので、これはこれでよいのでしょう(ということにしておいてください).
2012/04/21

Apple iPhone 4S
屋根付きで舗装された駐車場を借りているのですが、
・屋根付きとはいえ、吹きさらしなので車が汚れる
・屋根の鉄筋が錆びているので、錆びた粉が落ちてきてイヤ
・もうすぐ駐車場の裏手の家からぶどうの蔓が伸びてきて樹液が樹液が
・なんか動物の毛が幌に付着していることが
・なんで屋根ついてるのに、わざわざここまできて鳥が用を足すんだよ!
という諸般の事情をふまえ、布製の幌だけでも保護しようということでハーフボディカバーなるものを購入しました.
装着や取り外しも面倒そうだし、機動性も落ちるし、案外安くないしと迷ったのですが、最近の天候であまりにも幌が汚れているのを目の当たりにして、購入を決心しました.

Apple iPhone 4S
装着方法はこんな感じ.
まず、トランクを開けて、トランクリッド(トランクのフタ部分)と本体の隙間にカバーの後端を入れて閉じる(カバーのこの部分にはスポンジ状の横棒が入っているので、それをトランクの隙間に入れて引っかける).

Apple iPhone 4S
フロントウィンドウまでカバーを下ろし、ワイパーブレードでカバーを押さえ込む(ここもスポンジ状の横棒が入っているのでロックされる).
そして最後にドアミラーとドアノブにマジックテープで固定してできあがり.
作業時間としては5分もあればできる感じでしょうか.
見栄えはあんまり美しくないですね.過保護感もあって、オープンと対極にあるような気もするし・・・
あと、純正品をアピールしているのかわかりませんが、マツダのロゴはいりませんね.わざわざカバーでメーカーを主張することもないでしょう.
とはいえ、一週間後くらいに乗ったときに「うわ、まだ幌キレイ!」となれば、それはそれでアリではないでしょうか.
【補足】
一週間後にカバーを開けてみたところ、まあ当然といえば当然なのですが幌は綺麗なままでした.多少の手間はかかりますが、装着するだけの効果はありますね.
ただし、しまうのも結構手間ですね.トランクに余裕があるので、つい丸めて放り込んでしまいがちです.
【補足2】
1年弱ほど使ったところ、リアフェンダーなどハーフボディカバーの裾部分があたるところが擦れるらしく塗装が曇ったような感じの擦り傷ができていることに気づきました.
ボディを守るためのカバーなのに擦り傷を逆に増やしてしまうのは本末転倒なので使用を中止しました.
2012/04/19
「ニコン、ナノクリスタルコート採用の「AF-S NIKKOR 28mm F1.8 G」」
ニコンから28mm単焦点レンズ「AF-S NIKKOR 28mm F1.8」が発表になりました.
定価で税抜き89,000円と高価ですが、F1.8という絶妙な明るさ、ニコンが誇るコーティング技術「ナノクリスタルコート」が採用され、最短撮影距離25cm、重量330gとバランスよく魅力的な仕上がりになっています.
ニコンのサンプル画像(画像が小さいのでちょっと判断しづらいですが・・・)を見る限りでは歪みが抑えられており、ボケも美しく申し分ありません.
28mmレンズ好きとしては見逃せません.
手持ちの使用頻度の低いレンズをドナドナして入手する方向でいきたいと考えております.
2012/04/15

Apple iPhone 4S + Hipstamatic(Lens: Loftus, Film: DC)
コーヒー豆を買いに千歳船橋駅近くのホリグチコーヒーに行ったところ、「ワインブレンド」なる見たことのないブレンドが出ていたので買ってみました.
店員さんに説明を尋ねたのですが、そもそも自分のコーヒーに対する知識が希薄であるが故にイエメンの豆が主体でということしか理解できず、まあたまには違う豆もよかろうって感じで「じゃそれを」と購入した次第です.
袋には「ワイン」というラベルが貼られており、中身はどう見てもコーヒー豆というのがちょっとシュールな感じもします.
コーヒープレスで淹れてみました.酸味がわずかにあり、苦みは少なめで、酸味の苦手な自分でも美味しくいただけます.ワインは飲めないのでWebの説明にあるような「ボルドーの赤ワインに多くみられるような特徴を備えています」というのはよくわかりませんが、後味に癖がないので万人受けしそうです.