1ヶ月ほど前、よく行く珈琲店で珈琲とケーキを待っている間、手持ち無沙汰にでX100Tをさわっていると、絞りリングのF値と画面に表示されるF値がまったく違うことに気づきました.絞りリングがF4を指していても、画面のF値は高速で切り替わっていました.そのときは一度電源を切って入れ直すことで再現せずに正常に動作するようになりました.
半月ほど前、京都に旅行に行き、仁和寺で写真を撮っていたときに同じ症状が発生しました.このときも電源を入れ直すことで正常に戻りました.
そして今日.また同様の症状が発生しました.また、絞りリングのF値を検出するセンサーがおかしいのか、F5.6から微妙に力をかけるとF2などの異なる数値にジャンプします.当然ながらその状態で撮影するとF値がいくつで撮影されるか、撮影してみないとわかりません.
さすがにこれでは困るので修理に出すことにしました.
修理は買った店に持ち込んだり、宅配便によるピックアップサービスもありますが、症状が再現しないと困るので直接サービスステーションに持ち込みました.
修理担当者に渡して状況を説明したところすぐに症状が再現したため、修理決定となりました.
修理にかかる日数は約1週間.連休までに戻ってきてくれると嬉しいのですが.
FUJIFILM X100T
クラシッククローム
F2 1/60秒 ISO400
昨日から左目が痛く目やにが大量に出るようになり、続けて右目も同様の症状が出るようになってしまいました.
今朝起きたときには、目やにでまぶたがくっついた状態で開かないという、なかなか貴重な経験をしました.
その後は目やには収まったものの、目の充血が止まらず、結膜炎対策の目薬を買ってきて使うもののまったく改善が見られなかったため眼科に出かけてきました.
眼科の受け付けで症状を伝えたところ、感染の可能性があるので隅の座席を案内され、さらに入口のドアの取っ手や受付のテーブルまで消毒されるという事態に.医師も診察室に通す前に待合室にやってきて軽く様子を見た後に「どこにも触れずに座ってください」と指示されました.
診察の結果、「ウィルス性結膜炎」といわれました.別名「はやり目」と呼ばれるもののようです.しばらく前から風邪を引いていたのですが、そのような状態では感染しやすいとのことでした.抵抗力が低下しているからでしょうか.他の人にうつりやすいのと、潜伏期間が1週間と長めなので、これから1週間くらいしてから同じ症状がもし出たとしたらその人にはうつした、ということになるそうです.
もらったパンフには学校や幼稚園・保育園は医師の許可があるまで休むようにという指示がありましたが、あいにくと会社はそこに含まれていないので、出勤するしかありません.とりあえず土日は人と接触するような外出を極力避けてじっとしていようと思います.
こういうときにかぎって珈琲豆が切れていたりするのがつらいところですが……
映画『イミテーション・ゲーム』を見に行ってきました.
天才数学者といわれている、アラン・チューリングの一生を戦時中を中心に学生と戦後の3つの時代を行き来しつつ追った映画です.
第二次大戦中、イギリスはドイツの暗号機「エニグマ」を解読すべく研究をしており、その一員として採用されたアラン・チューリングが「マシンに対抗できるのはマシンだけだ」といって暗号を解析するための機械を開発する…… という話なのですが、戦時中やその当時の風習などに翻弄される様子を中心に描かれています.
映画の内容については詳しくは述べませんが、史実に基づいたストーリーで、大きな功績を残しながらもそのほとんどが極秘事項として公表されず、逆に現代から見れば馬鹿げているような事象により酷い目に遭う様子は見ていても辛いものでした.
タイトルの「イミテーション・ゲーム」について.「イミテーション・ゲーム」とは質問を投げかけてその回答をしているのが機械なのか人間なのか判別がつかない場合には、その機械は思考しているという認識がなされるというもの.プログラミング可能な機械や人工知能への考察など、アラン・チューリングはコンピュータというものの礎を築いた人間の一人であるといわれています.
アラン・チューリングを演じたのは、ベネディクト・カンバーバッチ.BBC制作による「SHERLOCK」のシャーロック・ホームズ役やスタートレックでの悪役など一風変わった役どころが多いですが、今回も見事に演じきっています.
FUJIFILM X100T
モノクローム+赤フィルタ
F5.6 1/140秒 ISO400
会社を休んで、ここ数年恒例の春の京都旅行に出かけてきました.
FUJIFILM X100T
クラシッククローム
F5.6 1/640秒 ISO400
いつものようにまずは龍安寺へ.この石庭のしだれ桜を見たいがためにこの時期に京都に行っているようなものなのです.
午前中は曇り空で天候にそれほど恵まれている感じでもなかったのですが、ここの石庭での眺めは晴天よりも曇りのほうが好ましく感じられます.
FUJIFILM X100T
モノクローム+赤フィルタ
F5.6 1/550秒 ISO400
龍安寺から数分歩いたところにある仁和寺へ.
仁和寺といえば御室桜が有名なのですが、他の桜に比べても非常に咲くのが遅いためなかなか時期を合わせるのが難しいです.が、入口に「満開」との案内が出ていたので入ってみることにしました.
FUJIFILM X100T
クラシッククローム
F5.6 1/60秒 ISO4000
まずは宸殿へ.入口には桜をあしらった見事な生け花が.
FUJIFILM X100T
クラシッククローム
F5.6 1/60秒 ISO1250
その横にもう一つ飾られた桜だけの生け花が.こちらのほうが好みです.
FUJIFILM X100T
クラシッククローム
F5.6 1/140秒 ISO400
宸殿内の入り組んだ廊下が美しいなといつも思いますが、うまく写真として収めることができません.構図に迷います.
FUJIFILM X100T
ASTIA
F5.6 1/1500秒 ISO400
御室桜です.普通の桜の木よりも高さが低く、地面に近いところから花が咲くのが特徴です.
FUJIFILM X100T
ASTIA
F5.6 1/850秒 ISO200
御室桜の向こうに五重塔が.普通の高さの桜の木ではこのような構図はなかなかできません.
FUJIFILM X100T
クラシッククローム
F5.6 1/70秒 ISO200
嵐電に乗って天龍寺へ.天龍寺の境内にある篩月で精進料理をいただきました.
FUJIFILM X100T
ASTIA
F5.6 1/60秒 ISO4000
篩月では精進料理の献立が3種類あるのですが、予約なしで食べられるのは一番安い3,000円のもののみ.
精進料理というと味気ないというか物足りないイメージがありそうですが、きちんと出汁の取られた手の込んだ料理はどれも美味しく、そして美しい盛りつけと相まってとても満足感があります.
天龍寺の近くには西山艸堂という湯豆腐と精進料理が有名な店もあり、いつもどちらに行こうかと迷います.
FUJIFILM X100T
モノクローム+赤フィルタ
F5.6 1/800秒 ISO400
嵐山からJRで京都方面に向かい、丹波口で降りてしばらく歩いて京都水族館へ.1年ぶりに訪れました.
FUJIFILM X100T
ASTIA
F4 1/10秒 ISO6400
入口すぐのところには相変わらずオオサンショウウオがみっちりと.ここまで密集しているとどこまでが一匹なのかもよくわかりません.
そのオオサンショウウオの水槽のあるエリアなど、そこかしこにプロジェクションマッピングで映像が投影されていました.そしてちょっと派手目のBGMも.どうやら少しリニューアルされたようです.前回は午前中で今回は午後なので単純な比較はできませんが、以前よりも来場者数が多かったのでこの試みは成功しているのかもしれませんが、静かな環境でゆっくり見たいほうなのでBGMやプロジェクションマッピングはいらないかなという印象でした.
ミュージアムショップでオオサンショウウオのぬいぐるみ(Sサイズ)を購入して帰りました.
FUJIFILM X100T
クラシッククローム
F4 1/340秒 ISO400
京都駅まで徒歩で戻り、地下鉄と阪急電車を乗り継いで河原町へ.そこから四条大橋を渡ってBLUE FIR TREEへ.
FUJIFILM X100T
ASTIA
F2 1/60秒 ISO800
昨年訪れたときには大混雑していたのですが、今回は時間帯もやや遅かったこともあって落ち着いた雰囲気でホットケーキとコーヒーを楽しめました.
ホットケーキは春のベリーのトッピングをつけたもの、飲み物は黒糖コーヒー牛乳.前回プレーンを食べたので今回はトッピング追加にしてみましたが、ここのホットケーキはふわっと柔らかな仕上がりのためプレーンのほうがホットケーキ本来の風味を感じられてよさそうです.
帰りの新幹線の時間までかなり余裕があり、かといってこれからどこかを見に行くのも微妙な感じかなとも思って、京都駅まで歩いて戻りました.碁盤の目といわれるように整った道路で迷うことなく京都駅まで戻れましたが、河原町から四条烏丸経由で烏丸通りと歩くと普通の繁華街とホテルなどばかりなので観光客が期待する京都という感じではないですね.迷うかもしれませんが裏通りを歩いたほうが京都らしさを満喫できるかもしれません.
FUJIFILM X100T
クラシッククローム
F4 1/60秒 ISO800
夕飯には京都駅近くの新福菜館でラーメンを.
人気店らしく自分が行ったときも行列ができていました.醤油ベースの真っ黒なスープはなかなかにインパクトがあります.見た目の印象ほど味が濃いわけではありませんが、それでも自分には結構塩辛く感じました.
ブログを書くにあたって検索したら都内(麻布十番)にも店ができたそうです.
FUJIFILM X100T
モノクローム+赤フィルタ
F5.6 1/60秒 ISO1000
1年に1,2回京都に行っているわけなのですが、訪れるところがわりとパターン化してしまっているので、そろそろ新たなところに行ってみようかと感じました.また、奈良や和歌山(高野山)などにも訪れてみたいものです.
祖母が亡くなり、葬儀に参列してきました.
もう長くない、という話を聞いていたので会いに出かけたのが土曜日のこと.
午前に見舞いをして、家を出て昼食を食べてしばらくしたところで亡くなったとの連絡があり、慌てて戻りました.
翌日曜日に通夜、そして月曜が出棺・告別式でした.
通夜は通常であれば子供が交代で起きているのが一般的だと思うのですが、亡くなった祖母は93歳.なので子供(つまり自分の親)の年齢も高いこともあってか、孫が起きていることに.交代で寝ればよいのですが、結局全員起きていて、眠くなった者から布団に入るという展開に.自分は完徹.10人以上いるいとこでも普段からよく会っていたり、逆にこういうときでないと会わなかったりとまちまちなので、親睦を深めるいい機会であったりもします.
祖母は天理教の信者であったので、神道系の葬儀に近い感じでした.祖父のときに初めてこの形式の葬儀を経験しましたが、ちょっと不思議な感覚でした.
以下は雑感.
・通夜、出棺、告別式と徐々に進行するものの、それほど「別れ」という感覚はなかったのですが、火葬場で棺桶の入る扉の先を見たときにこれで最後なのだなという感覚が急にやってきました.
・火葬場へと続く道路の入口には小さなトンネルがあり、なんで切り通しにしないんだろうと思っていたのですが、もしかしたら一種の「境界」のようなものなのでしょうか.
・葬儀というのは大半の人にとっては「非日常」であるものですが、火葬場やいわゆるセレモニーホールと呼ばれるような場所に勤務されている方はこれが「日常」であるわけで、ややもすれば淡々と作業してしまいそうなものを思い出となるようにきちんとこなすのは大変なことだろうなと.
・この歳で完徹はやはり辛い.
RICOH GR
玄関先に咲いていた桃の木.祖母が食べた桃の種から育った(らしい).