2015/02/25
X100Tを購入してから約1週間.まだ本格的な撮影には持ち出せていないですが、感覚をつかむためにもろもろ撮影をしての印象など.
FUJIFILM X100T
F5.6 1/60秒 ISO2500 ASTIA
新宿でX100Tを購入し、とりあえず夕飯でもと入った「ボンベイ」で撮影.
X-T1で富士フイルムのカメラには慣れているとはいえ、フィルムシミュレーションの切替や色調の調整を簡単に行っただけで撮ったものですが、モニタを見てその色調の良さにさすが富士フイルムのカメラだと思いました.
FUJIFILM X100T
F4 1/60秒 ISO1000 ASTIA
カメラを購入した、マップカメラの1Fは時計売り場となっており、そのショーウィンドウを撮影.ガラス越しですが雰囲気良く撮れています.ショーウィンドウと背後の店内など、異なる光源のある状況でも期待通りの色合いになってくれます.
FUJIFILM X100T
F2 1/60秒 ISO2500 ASTIA
F2絞り開放で撮影.F4でも撮りましたが、比べるとF2のゆるさが際立ちます.建築物だときりっとシャープに撮れているほうがやはりいいのですが、この柔らかな照明にはF2のややふんわりとした雰囲気がよくあっているように感じました.
FUJIFILM X100T
F2 1/40秒 ISO6400 ASTIA
これもF2絞り開放で撮影.被写体的にはふんわりとした雰囲気はいらないの少し絞って撮りたかったのですが、F2開放でもISO6400で1/40秒なので手持ちでは限界でした.
NRとシャープネスをそれぞれ-1設定にして弱めにしかかけていないので、等倍で見ると煙や金属の光沢部分にノイズがのっていますが、許容範囲です.
FUJIFILM X100T
F4 1/56秒 ISO6400 ASTIA
歪み補正などを後処理で行っているかどうかはわかりませんが、建物を撮るのにも困らない程度には歪曲を感じません.
FUJIFILM X100T
F2 1/100秒 ISO320 ASTIA
FUJIFILM X100T
F2.8 1/100秒 ISO640 ASTIA
FUJIFILM X100T
F4 1/100秒 ISO1250 ASTIA
上から順にF2、F2.8、F4.近接域では絞り開放で「ふんわり」というレベルではないほどの収差が出ます.こうした印刷物のようなはっきりしたものを撮るとなおさら強調されます.
FUJIFILM X100T
F4 1/100秒 ISO1000 ASTIA
近接域で安定した画質を得るにはF4まで絞るのがよさそうです.
しかしながら、食べ物のような柔らかさを感じさせるものを撮るには1段絞ってF2.8くらいのほうが暖かさや雰囲気が出て好みです.
FUJIFILM X100T
F2 1/105秒 ISO400 ASTIA
F2で撮ることで苺の種の凹凸も感じられないほどにふわっと仕上がるのが、濃厚なタルトにあっている感じがしました.
FUJIFILM X100T
F5.6 1/4秒 ISO400 Velvia NDフィルタ
16:9モードで撮影.
人の流れをぶらしたいので1/4秒の低速シャッターで撮影しつつも、絞りはF5.6のままで.通常であれば露出オーバーですが、X100Tには3段のNDフィルタが内蔵されているので、手軽に低速シャッターが使えます.
また、絞りとシャッター速度を手動設定したのでマニュアル露出扱いではあるのですが、ISO感度をオートに設定してある場合にはISO感度を自動調節して適正露出にセットしてくれます.自分は大半の撮影は絞り優先オートで撮影しますが、今回のような動感を出したくてなおかつ絞りも手動で調節したい場合には重宝する機能です.
まとめます.
35mmという扱いやすい画角、F2という明るいレンズという組み合わせはオールマイティといえますが、そこに加えて絞り開放の癖のある画質が難しくもあり、面白くもある特性を感じます.同じ35mm F2(こちらはフルサイズですが)であるRX1の場合は絞り開放から画質のゆるさはほとんど感じられず、絞りはピントの合っている領域やボケ量を調節するもの、という感じです.初代のX100のころからレンズの基本的な設定は変わっていないようですが、ここまで癖のあるレンズを使い続けているのは設計者の意図やポリシーのようなものを感じます.
センサーはX-T1と同じX-Trans CMOS IIの1,600万画素で、高感度特性なども同じように感じました.どちらもISO6400を上限にセットして使っています.
画質面ではまったく不満がないのですが、ちょっと気になったのが操作や画面周りなどのユーザインターフェース.X-T1とX100Tでは開発部門が異なるのか、結構な違いを感じます.例えばフィルムシミュレーションではX-T1では単にシミュレーションのフィルム名が表示されるだけですが、X100Tの場合は「ASTIA/ソフト 落ち着いた発色とソフトな階調でしっとりとした表現に適します」などと説明文まで表示されます.このあたりの操作性はレンズ固定式/交換式を問わずに統一してもらいたいものです.
2015/02/23
X100Tの詳細について.
RICOH GR
見た目は非常に古くさいカメラのようです.富士フイルムはこの手のデザインのカメラが好きなようで、中判フィルムを使用したGF670W Professionalや35mmフィルムを使用したKLASSE W、さらにはインスタントカメラでもチェキ instax mini 90 ネオクラシックなどを出しています.ある意味、「オールドスタイルのカメラらしいカメラ」という形状にこだわりのあるメーカーといえるでしょう.
右下の「T」はX100Tの「T」です.X100/X100S/X100Tと3代続いたシリーズで、外見もちょっとずつ手が加えられていますが、基本的なデザインは共通なので、ぱっと見の識別点はここになります.
寸法は幅126mm × 高さ74mm × 奥行き52mm、重量440g.さすがにGRの幅117mm × 高さ61mm × 奥行き34mm、重量245gより大きく重いですが、手の込んだファインダとF2のレンズを搭載していることを考えると、こんなものかなという気がします.
RICOH GR
正面から.
デザインのアクセントにもなっている、特徴的なのが左上にあるレバー.これでOVF(光学式ファインダ)とEVF(電子式ファインダ)を切り替えます.構えたときに右に倒すことでOVFとEVFを切り替え、さらにOVFの状態で左に倒すことでOVFの右隅にERF(電子式レンジファインダ)と呼ばれるEVF画像を投影します.
右上にある四角い部分がファインダ窓です.EVFのときはここにシャッターが降りてEVF映像が表示される仕組みです.
少し見づらいですがレンズの両横に出ているのが絞りリング操作用のレバーです.レンズの突起がそれほどないうえに絞りリングとピントリングを備えているため、このようなデザインになっています.F5.6にセットしたときにきちんと真横を向くようになっているあたりが「わかっている」感がして好感が持てるところです.
レンズは23mm F2、フルサイズ換算で35mmです.やや癖のあるレンズで、マクロ域で絞りF2開放で撮影するとソフトフォーカス気味になってゆるい画像になります.1段絞ればかなり改善し、2段絞ればほぼ完璧に補正されます.RX1のCarlZeiss Sonnar 35mm F2は開放からシャープな画像で絞りは被写界深度やボケをコントロールするためのものといった雰囲気だったのと比べると大きな違いを感じます.また、同じ富士フイルム製でもXF23mm F1.4 Rではそのような画質にはならないので、あえて癖を残した設計なのかもしれません.
3段のNDフィルタを内蔵しており、また電子シャッターも搭載して最高速1/32000秒でシャッターが切れるので、夏の屋外でも絞り開放で撮影ができそうです.
RICOH GR
RICOH GR
上面です.上がオプションなしの状態、下がフードとサムレストを取り付けたもの.
上面のいわゆる「軍艦部」と呼ばれる部分には左から順にアクセサリシュー、シャッター速度ダイアル、シャッターボタン、シャッターボタンと同軸に電源スイッチ、露出補正ダイアル、Fnボタンがあります.左側の「FUJIFILM X100T」「FUJINON LENS SYSTEM」のロゴはエンボス加工され墨入れされており、質感があります.
シャッター速度ダイアルはロック機構なし.X-T1はロック機構つきだったのですが.その代わりに誤操作を防ぐために「A(オート」と「1/4000秒」の間隔を広めにとってあります.
シャッターボタンにはネジ穴が切ってあり、昔ながらのケーブルレリーズが使えます.もっとも、いまどきのカメラらしくWi-Fi経由でスマートフォンからリモート撮影できるので、ノスタルジックなデザインや飾り用のボタンを取り付けるアクセサリ用といえるかもしれません.そういえばRX1にもネジ穴がありました.ネジ穴に取り付けるレリーズボタンを用意しましたが、結局、なにも付けない状態が感触が最もよく、電源も操作しやすいので使用していません.
自由に機能を割り当てられるFnボタンはここを含めて全部で7ヶ所あり、ここにはAFスポット選択を割り当てています.
フードを付けるにはまずは最初から取り付けられている飾りリングを外し、フードに同梱されているアダプタリングを取り付けます.アダプタリングを使用しないとフィルタ取り付け溝もないのでフィルタすら装着できません.アダプタリングにバヨネット爪があるので、簡単に純正フードが取り付け可能です.気になったのはバヨネットフードのロック.一般的なバヨネットフードは最後にカチッとしたロックの感触があるものですが、それがありません.なので、どこかに引っかかったり緩んで外れてしまいそうな怖さがあります.
フードを取り付けることで見てのとおり結構出っ張ることもあり、OVFで撮影するときにも盛大にケラれます(フードが邪魔をしてファインダの右下の画像が見れない).とはいえ、やはりフードはほしいのと、格好いいのと、フィルタを付けたいのと、個人的にフードを付けているほうがピントリングを回しやすく感じるので、常に付けています.
困っているというか、なんとかしてほしいのがレンズキャップ.アダプタリングのフィルタ径が49mmなのに純正の49mmキャップは28mmワイドコンバータの補修部品扱いでしか入手できません.本来ならフードに同梱すべきではないかと思うのですが.
フィルタはRX1から引き継いだケンコーのZeta 49mm UVフィルタ.純正のシルバーのプロテクトフィルタも用意されていますが、フードを付けているとまったく見えないものなので、まあいいかなと.
サムレストは純正らしくシルバーの色味もよくあっているのですが、アクセサリシューにただ差し込んでいるだけなので、親指に力をかけると、若干ずれます.
RICOH GR
背面です.正面や上面からはクラシックカメラ感がしますが、さすがに背面は液晶モニタや操作ボタンがいまどきのデジタルカメラであることを主張しています.
操作系は液晶モニタをはさんで左右にわかれており、左側が再生時などに使うもの、右側が撮影時に使うものといった感じでしょうか.撮影時には左手はカメラを下からホールドして指先は絞りやピントを操作するので、当然といえば当然の配置です.
カーソルボタンの中央の「MENU/OK」ボタンを押すとメニュー画面が表示されるのは他のカメラと同じ.カーソルボタンはすべてファンクションボタンとして自由に機能を割り当てられるため、何も書かれていません.また、モニタ左の「ゴミ箱」「Wi-Fi」ボタンもファンクションボタンとして使用可能です.自分はカーソルの上にマクロのON/OFF、左にフィルムシミュレーション、右にホワイトバランス、下にISO感度、ゴミ箱にNDフィルタ、Wi-FiはそのままWi-Fiを割り当ててあります.
富士フイルムのカメラに特徴的な「Q」ボタンはメニューに入らなくても撮影設定などを変更できる簡易メニュー機能です.4×4=16個の機能を一画面に表示させて変更可能ですが、X-T1のファームウェア Ver.3.0と同様に各機能の配置を自由に変更できるようになったので重宝しています.
RICOH GR
ファインダの表示です.ファインダにGRのレンズを押し当てて撮ったのでやや不鮮明ですが.
これがOVF.光学ファインダに各種情報が投影されています.右下はレンズフードでケラれています.レンズフードをつけてなくてもケラれますが.
撮影枠はパララックス自動補正により、サイズが自動可変します.惜しいのは構図用の9分割グリッドがパララックス自動補正に連動しないこと.ファームウェアアップデートで対応してほしいところです.
パララックス自動補正を備えているとはいえ、視野率は92%.X100Sまでは90%だったので改善されて入るものの、厳密なフレーミングには向いていません.そのような場合は視野率100%のEVFをどうぞということなのでしょう.
RICOH GR
OVFにERF(電子式レンジファインダ)を投影したもの.ちょうどフードのケラレ部分に投影されるので、自分は常にオンにしてあります.EVFの映像を投影する部分に小さなNDフィルタを挟み込み、それにEVFを投影しているそうで、なかなかに手の込んだ仕掛けです.
OVFの中心部とERFの映像がずれているのは、マクロ領域のため.近接域はパララックス補正が難しいこともあってか、マクロ撮影モードに切り替えると自動的にEVFに切り替わります.
RICOH GR
これがEVF.遅延もほとんどなく、視野率100%で映像自体がすでに露出やフィルムシミュレーションが反映された映像なので、見たままが撮影できるという点では便利ではあります.が、光学式ファインダのほうがやはり自然な感じがして自分はEVFをサブ的に使っています.とはいえ、X-T1で慣れているせいか、EVFのまま使い続けても違和感はありません.
OVFとEVF、そしてOVFに映し出されるERFと、多彩なファインダを自由に切り替えて使えるのが、X100Tの他機種にはない最大の特徴です.
RICOH GR
底面.レンズと三脚穴が同軸上にありません.X-T1も標準ではずれていて、縦位置グリップを装着すると同軸上になりました.スナップメインのカメラなのでそれほどこだわっていない部分なのかもしれませんが、この辺の詰めはきちんとしていただきたいものです.
製造は日本.最近は徐々に国内メーカーの工場の日本回帰が多くなっていますが、初代のX100から日本製をひとつのアピールポイントにしてきました(そのため底面だけでなく背面にも「MADE IN JAPAN」と入っています.個人的には日本製はいいことなのですが、そこまで声高にアピールしなくても……という気がします).宮城県で製造しているそうで、初代X100の発売は2011年3月5日.生産が追いつかない状況だったところに震災でラインが破壊されて大変だったそうです.
RICOH GR
まとめます.
X100Tは一見するとクラシカルなフィルムカメラのようにも見えますが、中身は最新の技術が詰まったよくできたカメラです.ただ、このデザインを「古臭い」と嫌う人も一定量いそうな気もします.その場合はブラックモデルを選ぶと精悍さがあってよいかもしれません.
フルサイズ換算35mmという画角はオールマイティで、単焦点ですがこれだけで旅行に出てもほぼ困らないことでしょう.カメラはX100Tのみにして荷物を軽くして旅行に出かけたい気分です.
目下の悩みは、X100Tの購入によってX-T1の出番が少なくなりそうなことです……
2015/02/22
Apple iPhone 5s
購入するまでにもっとも迷ったのがボディカラーです.
X100Tにはシルバーとブラックの2色があり、X100/X100Sのときはシルバーが通常カラーでブラックは限定モデルのみでした.ブラックのほうが精悍なイメージで購入を検討した当初はブラックで決まりだろうと考えていました.
が、実際に店頭で触ってみると、シルバーの色合いがとてもいいのです.単純なシルバーではなく、チタンやニッケルを思わせる、重みのあるくすんだ鈍い輝きが魅力的なのです.結局、購入の前日まで迷い、最終的にシルバーを選びました.
下取りと購入を行ったのは新宿のマップカメラ.購入を前提にして下取りを行うことで査定額が10%アップするのです.いいお値段で下取りされたおかげもあって、本体と一緒に純正のサムレスト、予備のバッテリも購入しても追加で300円支払っただけですみました.
本体含めて購入したのは以下のとおり.
・X100T本体
・純正フード(中古)
・純正サムレスト
・予備バッテリ
・16GB SDメモリカード
・サードパーティ製レンズキャップ
・レリーズボタン
・ストラップ(ユリシーズ クラシコ・ドリット)
RICOH GR
2015/02/21
RICOH GR
富士フイルムのX100Tを購入しました.
X100TはAPS-Cサイズの撮像素子を搭載した、フルサイズ換算35mm F2の単焦点レンズを搭載したカメラです.レンズ交換式ではないので種別としてはコンパクトデジカメという分類にもなりますが、もはや今のデジタルカメラはミラーレスカメラの台頭などにより、かつてのフィルムカメラの頃のようにコンパクト/一眼レフという区別が無意味なものになりつつあります.このX100Tもコンパクトというくくりがあまり似合わないようなカメラでもあります.
レンズの焦点距離というのは人それぞれ好みがわかれるところで、28mm、35mm、50mmあたりが好まれます.自分の場合は28mmか35mmといったところで、28mmではGRを、35mmではDSC-RX1とX-T1/X-A1用のXF23mm F1.4 R(換算35mm)を使用していました.
が、RX1は標準でファインダを装備しておらず、オプションのEVF(電子式ファインダ)かOVF(光学式ファインダ)を使用する必要があります.EVFは見た目が好きになれず、OVFはVoigtlander製のものを使用していましたが、パララックス(撮影するレンズとファインダで映像のずれ.このため意図したフレーミングで撮影ができない)もあって使用には難がありました.
X-T1とXF23mmの組み合わせは画質は申し分ないのですが、やや大型のため日々持ち歩くというレベルではなく旅行などで使う感じでした.また、最短撮影距離が28cmと寄れないのが不満の種でした.
日々使える35mmのカメラがほしい、それもきちんとしたファインダを備えたものを.
この条件から浮かび上がってくる唯一といえるカメラがX100Tだったのです.X100Tはファインダに異常ともいえるほどのこだわりをもったカメラで、EVF/OVFをレバーで瞬時に切り替えることができ、OVFでも液晶をオーバーレイさせて撮影情報を投影させパララックスを自動補正し、さらにはOVF画面の一部にEVF映像を投影させてピントをデジタルで確認する、なんてことまでを可能にしています.
またX100TはX100、X100Sとシリーズとして続いたカメラの3代目です.X100が発売されたときに店頭で触ったときの感想は、AFが遅くて操作系に馴染めず、ファインダはすごいけどさして魅力を感じるものではありませんでした.
その後、X100Sになって大幅にAF速度が向上し、X100TになってOVFでピント確認ができるようになったり細かな部分が機能アップすると同時に、自分もX-T1を買って富士のカメラの素晴らしさに開眼することとなって、非常に魅力的なカメラとして購入候補に挙がったのでした.
とはいえ、軽く10万円を超えるカメラなので、ぽんと買えるようなものではありません.なので、今回は35mmで競合するRX1とXF23mm F1.4 Rを下取りに出すことにしました.下取り価格を調べたところ、この両者と細かなオプションパーツを下取りに出すことでほとんど出費もなくオプションのフードや予備バッテリまで含めて買えることがわかりました.
ここで一つ問題が.では売るかとパッキングしたところで、なぜかX100Tの新品価格が1万円以上も高騰したのです.12万円台で買えていたものが14万円になってしまい、しばらく様子を見るも下がる気配がないため、結局しびれを切らして店に向かうことになりました.
2015/02/11
祝日でどこか手頃なところに出かけたいなというところから、横浜は山下公園と中華街に出かけてきました.
SONY DSC-RX1
F2.8 1/2000秒 ISO100
着いたのがちょうど12時だったので、このまま中華街に直行したらものすごく混んでいるだろうなということで、まずは山下公園へ.
天気が良いので、ぶらぶらと観光している人も多く、のどかな雰囲気でした.
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F8 1/640秒 ISO100
しばらく歩いて赤レンガ倉庫へ.
とくにどこかに行くというあてもないので、とりあえず赤レンガ倉庫まで行ってぐるっと回ってきました.
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F5.6 1/640秒 ISO100
天気が良いのは結構なことなのですが、光の向きにより露出の変化が激しいのと、逆光になると液晶モニタがほとんど役に立たなかったりするので、撮影には難儀しました.
RX1には外付けのVoigtlander製の光学ファインダをつけていたのでそれを覗き込んで撮影しましたが、パララックスの補正などはもちろんないのでフレーミングのズレが酷くて、あんまり参考にならないのも辛いところです.
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F2 1/2000秒 ISO100
もうひとつ困ったのがシャッター速度.F2開放で撮影しようとすると、シャッター速度1/2000秒では露出オーバーになってしまうことが多々ありました.
あまり天気の良いときに外で撮ることもないので、たまにこうしてピーカンで撮影するとこの明るさで露出オーバーになっちゃうかー、と戸惑ってしまいます.
SONY DSC-RX1
F5.6 1/320秒 ISO100
巧く言葉では言い表せませんが、横浜独特のややクラシカルな洋風な雰囲気を感じます.
SONY DSC-RX1
F5.6 1/640秒 ISO100
SONY DSC-RX1
F5.6 1/500秒 ISO100
1時間ほどぶらついた後に中華街へ.
ものすごく混んでます.賑わっているところに行くのが苦手な自分としては、歩くだけで疲れてしまいます.
SONY DSC-RX1
F5.6 1/400秒 ISO100
当初は中華まんでも買い食いして済ませようかと思っていたのですが、歩き疲れたのともう少しボリュームのあるものを食べたくなったので店を探すことに.
しかし、ここまで選択肢が多すぎると、どの店を選んだら良いのかさっぱりわからなくて余計に選べなくなってしまいます.個人的に「○○(TV番組や雑誌の名称が入る)で紹介されました!」や「○○ランキングでx位!」とか書いてあったり、タレントかなにかのサインが入口に貼ってあるような店は好ましく思わないので避けたいのですが、困ったことに大半がそんな感じだったりするのです.
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F4 1/80秒 ISO1600
SONY DSC-RX1
F2.8 1/80秒 ISO800
結局、こじんまりとした中華料理店に入って、パーコー炒飯と焼売をいただきました.
炒飯はチャーシューなど具だくさんながら味付けは控えめだったのですが、上にのせられたパーコーがスパイシーで脂身のコクが強いのでいいバランスでいただけました.
焼売も、ものすごい何かがあるわけではないんですが粗く刻まれた肉の食感がよく、美味しかったです.
凡庸な結論ですが「中華街」を名乗り、街全体が食べ物のレベルが高いので、大通りの派手な看板の店から少し離れたところにある小さな家族経営の店まで満足したものが食べられるという点ではたまに訪れていろいろ開拓してみたい街ではあります.いくら開拓しても終わりはなさそうな怖さもありますけど.
帰りがけに月餅など中華菓子を買って帰宅しました.