Nikon D40 + NIKKOR-H Auto 2.8cm F3.5
6月に続いて、JR東日本パスを使って旅行に出かけてきました.
今回は日帰りで、鉄道に乗ることが目的のような旅行です.
RICOH GR DIGITAL III
ここしばらく一眼レフはD700ばかり使っていたので、今回は久々にD40を、そしてこれまた久々に非AiレンズであるところのNIKKOR-H Auto 2.8cm F3.5を使ってみました.交換レンズはなし.最短撮影距離は60cmなので近接や広角撮影はGR DIGITAL IIIでフォロー.
RAWで撮影しているのである程度の補正はできるものの、逆光で撮影した画像なんかは盛大なフレアやゴーストに見舞われてしまいます.自分よりも年齢が上のモノコートレンズなので仕方のないところでしょうか.
RICOH GR DIGITAL III
越後湯沢で乗り換えて特急「はくたか」で糸魚川に向かいます.ほくほく線車両の赤い「はくたか」を期待していたのですが、同型のJR西日本車両でした.
この列車、越後湯沢から金沢まで向かうのですが、その間にJR東日本→ほくほく線(北越急行)→JR東日本→JR西日本と路線が変化します.ほくほく線の区間は直線が多く踏切がほとんどないこともあって160km/h走行するのがウリです.が、山間部を直線区間で結ぶ=トンネルが多い、ということで車窓はまったくといっていいほど期待できません.
RICOH GR DIGITAL III
越後湯沢駅で買った駅弁をいただきます.牛肉のしぐれ煮がご飯にのっかって、おかずは卵焼きとかまぼこなど.この手の駅弁はハズレがないですが面白みもないですね.
Nikon D40 + NIKKOR-H Auto 2.8cm F3.5
糸魚川で大糸線に乗り換えます.糸魚川近辺は新幹線の工事がかなり進んでいました.少し前まで大糸線には国鉄の頃からのディーゼル車が走っていたのですが、引退してしまい今はこんな感じのレールバスっぽい車両になってしまいました.
大糸線はJR西日本と東日本とに分かれており、この列車もその境界である南小谷止まりになります.当たり前の話ではあるのですが、JR東日本パスはJR東日本の区間のみ有効なので(ほくほく線もなぜか有効)JR西日本の区間である直江津から南小谷までは別途乗車券や特急券を購入しました.
川の急流に沿うようにして路線は延びており、1両編成のこの列車もエンジン音を響かせながら苦しそうに坂を上り続けて行きます.
Nikon D40 + NIKKOR-H Auto 2.8cm F3.5
南小谷からはJR東日本の区間になることもあり、新宿行きの特急「あずさ」が停車していました.が、この山間の駅まであずさがやってくるのは1日に1本だけです.
Nikon D40 + NIKKOR-H Auto 2.8cm F3.5
長野の湖というと諏訪湖が思い浮かびますが、ほかにもいくつもの湖があります.これは木崎湖.車窓からいくつかの湖が連続して見えましたが、背後の山々と湖の景色が美しく感じました.
RICOH GR DIGITAL III
それにしてもこの日はうんざりするくらい日射しが厳しく、電車に乗っていてもぐったりでした.暑いからブラインドを下ろしたい、でも車窓は見たい、というようなジレンマで1/3くらいブラインドを下ろしてみたり.
RICOH GR DIGITAL III
松本駅から10分ほど歩いて、ぐったり状態でようやく松本城に到着.通常であれば入場料600円なのですが、閉館時間が近くなっていたせいか400円で入場できました.
松本城に来たのは小学生の頃に家族旅行で行って以来ですね.天守閣まで登ってみましたが、あんまりお城とかに興味を持っているわけではないせいか、外側から眺めている方がいいなと思いました.なにしろ、登ってもそこから見える光景は21世紀の町並みですからね.下から見上げた方がより時代を感じられます.
RICOH GR DIGITAL III
体力も消耗し、またこういうときに限って小銭もなく、とにかくどこかで休んで冷たいものでも、と思って四柱神社横のお店で抹茶練乳白玉金時かき氷をいただきました.生き返りました.休んでいる間に通り雨もしのぐことができて、イイ感じです.
RICOH GR DIGITAL III
長野に来たらコレを食べなきゃ、ということで夕飯にはそばと馬刺しをいただきました.馬刺しって初めて食べたかも.どちらもおいしかったです.
松本からはあずさで新宿まで帰りました.行程を組んでいるときからなんとなく思っていたのですが、鉄道に乗ることに主眼を置きすぎて、イマイチ充実感の薄い感じでした.距離を欲張らずにもう少し滞在時間をきちんととるようにしないとダメですね.