2017/09/18

金沢観光-1

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 22:03

 出張で金沢に出かけてきました.
 出張に関してはとくに触れるような内容もないので記しませんが、出張の翌日が金曜だったので有給休暇を取って延泊して観光してきました.


100F1012

FUJIFILM X100F

 長野行き新幹線が延伸して北陸新幹線として金沢が終着駅となったのが2015年の春.いつかは行ってみたいと思いつつも約2年半がすぎ、ようやく出張という形で乗ることができました.
 東京から出発する北陸新幹線は速達タイプの「かがやき」、各駅停車の「はくたか」、そして長野止まりの「あさま」の3種類があります(他に金沢-富山間の「つるぎ」があります).終点まで乗るのですから速達タイプの「かがやき」に乗車したいところですが、平日は本数が少なく、とくに日中は10時台を最後に16時台まで運転がありません.そこで16時台のかがやきに乗車することにしました.乗車時間は金沢まで2時間半.大阪に行くのと同じような感覚です.


100F1029

FUJIFILM X100F

 日が暮れた頃に金沢駅に到着.とりあえず有名な駅舎を撮影.背後にドーム状の近代的な駅舎があるのですが、入り口にこの「鼓門」があるだけで和の雰囲気を感じます.


100F1031

FUJIFILM X100F

 柱の部分を見ると鼓を模しているのがわかります.


100F1041

FUJIFILM X100F

 金沢にやってきたのはこれで2度目.前回は27年前のことでしたので、その当時の記憶はおぼろげにしかありません.その当時は駅舎も改修工事をしていて、今のような面影はどこにもありませんでした.
 駅前からバスに乗り、会社で取ってくれたホテルに移動.最寄りのバス停で降りてうろうろしていると、こんな味わいのある橋が.犀川(さいかわ)にかかる犀川大橋です.


100F1051

FUJIFILM X100F

 ホテルのある片町は繁華街ということもあって飲食店も多いのですが、居酒屋がやはり多く酒飲みではない自分にはちょっと入りづらいものがあります.ましてや、見知らぬ土地で一人でいきなり個人経営の寿司店に入る度胸はありません.近くに回転寿司店があるのを調べておいたのでそこに行こうかと思ったら、他店舗の出店準備のため長期休業しますとの張り紙が……
 周辺の状況を見ながらうろつくも、繁華街らしく客引きが多く落ち着きません.駅寄りの方向に進むと香林坊(こうりんぼう)というちょっと高級な店が並ぶ地域があるのですが、そちらの方向に歩いて行くと「えーじ。」という洋食店があったのでそちらに入店.
 メニューを見ていると目に入ったのが「ハントンライス」の文字.そういえばなんか聞いたことがあるけど、なんだっけこれ?と思いつつ、まあ食べられないものは出てこないだろうと思ってわからずに注文したところ、なかなか見た目にインパクトのあるものが出てきました.
 チキンライスの上にオムレツ、そして大ぶりのエビフライ.オムレツはこの店の名物らしく、火加減が絶妙でスプーンで崩すと中からトロッと柔らかな部分が出てきて美味しかったです.


100F1056

FUJIFILM X100F

100F1057

FUJIFILM X100F

 翌日.仕事は昼からなのですが、その前に下準備として街に買い出しを兼ねて散策に出ました.
 香林坊の方向に向かうと大通りからすぐのところに大きな神社がありました.神社とはいえ、鳥居の背後にある建造物は神社らしからぬ雰囲気を漂わせています.形状もさることながら、色とりどりのガラスがはめ込まれており、ややモダンな雰囲気すらします.
 ここは「尾山神社」といって、建造こそ明治ですが加賀藩由来の建物だそうです.入口の神門は明治初期の建築物らしく擬洋風建築であり、避雷針は日本最古のものだとか.


100F1069

FUJIFILM X100F

100F1070

FUJIFILM X100F

100F1071

FUJIFILM X100F

 さらにしばらく歩くと金沢の台所ともいわれ、観光地でもある近江町市場に.太平洋側で生まれ育った自分としては珍しい魚が多く、ぶらぶらと歩きながら並んでいる魚を見るだけでも楽しめます.


100F1080

FUJIFILM X100F

100F1083

FUJIFILM X100F

 仕事も終わり、やや開放的な気分になってホテル近くの魚料理メインの居酒屋に.
 メニューを見たら「真鯛のなめろう」という興味を惹くものがあったので、それと寿司を頼むことに.
 なめろうといえば魚のたたきを味噌などの調味料で和えたものですが、味噌が白味噌だったのが金沢らしいところでしょうか.銚子でなめろうをよく食べるのですが、同じなめろうでも魚や味噌の種類が違うだけでずいぶんと変わったのものになるなと感じました.また、お好みで軍艦に乗せてどうぞ、と上に何も載っていない軍艦巻きが出てきたので乗せて食べてみましたが、なめろう軍艦巻き、美味しいです.
 寿司もネタが大ぶりで美味しいのはいうまでもないのですが、ちょっと不思議に思ったのは寿司ネタの切り方.シャリの上に寿司ネタが載っているのは当然なのですが、マグロなど一部のネタではネタがシャリの下に回り込むように切られていました.この地域特有のものなのか、なんらかのサービスなどによるものなのか、ちょっと謎です.

 つづきます.