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映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を観てきました.
原作小説を読んで非常に気に入った作品だったので、映画化されると聞いたときから楽しみにしていました.
小説が「記憶を失った主人公が宇宙船の中で目覚める」ところから始まるので、その後の展開含めてあらゆるものがネタバレになってしまう作品でもあり、なかなか内容を説明しづらくもありますが、素晴らしい作品でした(以下、ネタバレありの感想).
原作が前後編に分かれるそこそこのボリュームの作品ということもあって、全てを映像化するのは難しいだろうなと思っていましたがうまくストーリーをまとめてあると感じました.
ちょっと残念だったのは地球に向けて送信する4機の無人ポッドの名前にビートルズのメンバーの名前がついているシーン、ネーミングの経緯が全くなかったのは原作を読んでいない人から見たら唐突感があったのではと思ったくらいでしょうか.
原作に比べて科学的な内容やシリアスなシーンが控えめになっており、コミカルなシーン(人工的に重力を発生させた状態で段差につまづいて転んだり、船外活動で勢いがつきすぎて船と繋ぐケーブルが伸び切ってビンッとなるなど)が描写されているのは一般受けを狙っているという点では良かったのと、宇宙をテーマにした作品でありがちなシリアスさを和らげている印象を受けました.
それから原作では「その後」の地球がどうなったかを観測結果でしか伝えていないのに対して、映画では凍った海を進む船から解決に取り組むシーンが描かれており、上手い見せ方だなと思いました.
観に行ったのが公開2週目の土曜の午後という混雑しそうな時間帯、しかもIMAXだったにも関わらず、それほどの入りではなかったのが意外でした.シリーズものではなく最近人気が低調な海外作品、そして宇宙SFなのが要因でしょうか.