大人の休日倶楽部パスを使った東北一周旅行、4-5日目です.

Nikon Zf + Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4
2泊した八戸を出発して新青森に向かいます.
この日の目的地の1つ目は新青森駅からほど近いところにある青森県立美術館です.

Nikon Zf + Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4
青森県にゆかりのある芸術家として奈良美智、棟方志功、成田亨らの作品が中心に展示されています.奈良美智や棟方志功の作品は撮影も許可されています.
青森県立美術館の象徴的存在としてよく取り上げられるのは「あおもり犬」.建物内から見ることを前提に屋外展示されているのですが、近くに行って見たいという声が多かったようで、バックヤードのようなところを歩き、何回か階段を上り下りすることで近くまで行くことができます.

Nikon Zf + Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4
この手前に餌の容器を模した花壇があるのですが、引きが取れないのでフレーミングできませんでした.室内からだと撮れるんですが.
地中に埋まっているのは、近くにある三内丸山遺跡が地中に埋まっているのをイメージしたのだとか.

Nikon Zf + Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4
続いてはその三内丸山遺跡に.青森県立美術館から徒歩圏内にあります.
ちなみに青森県立美術館の入場券を持っていると割引が受けられます.

Nikon Zf + Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4
広大な敷地に遺跡が広がっています.
この場所には県立の野球場を作る予定で、掘り返したところ大量の出土品が出てきて、途中まで建設が進んでいた野球場の計画は中止されて遺跡として残すことになったそうです.

Nikon Zf + Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4
無料のガイドツアーが開催されていたのでそれについてまわりました.このガイドツアー、とてもおすすめです.単純に見て回るのとは得られる情報量が全く違ってきます.
自分の中での縄文時代の知識は小中学校の義務教育程度ですが、この三内丸山遺跡が発掘されてから大発見が多々あったそうで、いまの教科書の中身はかなり違ったものになっているそうです.
写真のような住居は真ん中に料理をして暖をとる炉がある遺跡として発掘されたものの、上物がどのようになっているかは推測の域を出ないとのことで、土で作ったものや木の皮で作ったもの、稲のような植物の茎で作ったものが再現されています.ただ実際に同年代の東北の他の遺跡では土で作った住所の痕跡が発見されているそうです.

三内丸山遺跡のシンボルともいえる「大型掘立柱建物」.これも実際に巨大な柱が立っていた痕跡は見つかったものの、上物がどのようになっているのかはわからず、推測として柱の間隔に合わせて三層にしているそうです.
柱の間隔は4.2mで、他の建物などもすべて35cmの倍数で作られており、縄文人独自のサイズの基準があったようです.柱は穴を開けて「貫」で組むように作られており、5000年ほど昔でもそうした技術がすでにあったことが伺えます.
また、このくらいのサイズの建物だと海(陸奥湾)からでもランドマークとして見えるそうで、見張り台としても機能したのでは、との説明でした.
ゴミ捨て場のようなところからは魚の骨なども見つかっており、それでいて魚の頭は発見されておらず、この時代ですでに下処理として魚の頭を落として捌いて運んできていたのではないかという推測ができるそうです.
……というような話を広い会場を1時間ほど歩きながら聞いていたのですが全く飽きないですね.

Nikon Zf + Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4
出土品は段ボール箱4万箱に及ぶそうで、そんなに多いものかなと思いましたが、復元作業を行う部屋に積まれたコンテナの量に圧倒されました.復元完了まではまだまだ時間がかかりそうです.

Nikon Zf + Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4
復元された土器の量もこんなに.復元を諦めたものを使っているのかわかりませんが、5,000個以上もの細かな土器のかけらを壁に埋め込んでオブジェのような展示もありました.
当初の予定では青森県立美術館と三内丸山遺跡を2-3時間程度で回って、青森駅に行って昨日食べられなかった煮干ラーメンをいただくつもりだったのですが、4時間半ほど滞在してしまい煮干ラーメンは諦めました.いや、諦めるだけの価値はあると思いました.

Nikon Zf + Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4

Nikon Zf + Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4
新青森から仙台に移動し、1泊しました.
仙台に来たからには牛タンは必須です.仙台駅から徒歩圏内のホテルに宿泊したのですが、駅に向かうまでもなくホテル近くに専門店があるのはさすが仙台です.

Nikon Zf + Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4
翌朝は新幹線には乗らず、『長距離列車』旅行の締めにふさわしく特急「ひたち」で東京まで帰ります.
新幹線なら1時間半程度で移動できるところを5時間近く乗車します.

Nikon Zf + Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4
長時間乗車なので食料品もしっかり買い込みました.
まずは朝食としておにぎりを.

Nikon Zf + Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4
ずんだ餅とずんだシェイク.仙台駅構内でずんだシェイクの製造販売があるのですが、残念ながら営業開始は9時とのことで購入できなかったので冷凍品です.

Nikon Zf + Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4
お昼は炙りエンガワ押し寿司.

Nikon Zf + Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4
途中、広野駅で下りの仙台行き「ひたち」と行き違いをします.
常磐線はいわき駅から少し仙台寄りにある四ツ倉駅以南は複線ですが、そこから先の大半は単線区間となります.
「ひたち」は品川-いわき間は1時間に1本のペースで運行されていますが、そこから先の仙台までは1日3往復しかないので、いわき以北での列車待ち合わせはレアですね.
予定していた列車が運休になったりと天候に振り回された旅行でしたが、なんとか無事に帰ってくることができました.
ヒラメとエンガワのハーフ漬け丼が食べられなかったのは心残りですが、いつかまたチャレンジできたらと思います.