2014/03/30

豪徳寺

Category: カメラ・写真,旅行・観光,日記・雑記 — Annexia @ 17:23

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FUJIFILM X-T1 + XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS

 昨日は天気も良かったので、そろそろ桜も咲いているだろうかと思って豪徳寺まで出かけてきました.

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FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R

 豪徳寺は世田谷区の住宅地にあり、短いながらも松並木の参道もあります.

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FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R

 井伊家の菩提寺である豪徳寺は当時からある灯籠など建造物が残っています.墓地には江戸幕府の家老であった井伊直弼などの墓があります.
 まだ桜は咲きはじめでした.

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FUJIFILM X-T1 + XF60mm F2.4 R Macro

 いくつか起源説がありますが、招き猫発祥の地と言われている豪徳寺.奉納された招き猫が大量に置かれていました.

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FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R

 本堂の裏手に咲いていた桜はすでに散り始めていました.品種による違いでしょうか.
 まだ枝垂れ桜や八重桜はつぼみや咲く気配すらなかったので、あと1,2週間はかかるかもしれません.

2014/03/29

富士フイルム X-T1(カメラボディについて)

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 23:59

 先日購入した、富士フイルムX-T1.デジカメらしからぬ、ダイアルを多用した操作系が特徴です.

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RICOH GR

 正面右側.ペンタプリズムが入っているっぽい形状をしていますが、ミラーレス機なので内部にはEVFなどと一般に呼ばれている電子式のファインダが内蔵されています.この部分の角張ったデザインはかつて使用していたCONTAXの一眼レフを彷彿とさせます.
 「X-T1」のロゴの下にはシンクロターミナル、そしてボディ下部にはフォーカスのモード選択ダイアル.14mmや23mmのようなピントリングを手前に引くとMFに切り替わるレンズの場合は、このダイアルを操作する必要はありません.

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RICOH GR

 正面左側.マウントの左下にレンズ取り外しボタン.回転方向がニコンと逆なので未だに戸惑います.慣れで解決できるとは思いますが.
 グリップ右にあるボタンはFn1ボタン.デフォルトではブラケティング撮影時の設定に割り当てられています.

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RICOH GR

 特徴的ともいえる上部.大きめのダイアルが3つあり、左から順にISO感度、シャッター速度、露出補正.ISO感度とシャッター速度ダイアルは2段になっており、それぞれドライブモードと測光方式のダイアルを兼ねています.
 電源スイッチはシャッターレリーズ同軸.ダイアルの突起が小さいこともあって、やや固い印象.シャッターレリーズははっきりとした感触のあるタイプ.D700の半押しと全押しの境界のないレリーズが好みだったので、あんまり好きなタイプではありません.
 シャッター速度ダイアルと露出補正ダイアルに挟まれるようにしてFn2ボタン.Wi-Fiとあるように、デフォルトではWi-Fiによる写真転送やリモートコントロールに割り当てられています.
 フラッシュは内蔵されていません.アクセサリシューに取り付ける小型のものが同梱されていましたが、使うことはないかもしれません.

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RICOH GR

 背面.X-T1の大きな売りであるファインダは接眼部も大きめ.その左側には消去ボタンと再生ボタン.撮っていて厄介だなと感じるのがこの消去ボタンの扱い.撮影後に拡大表示してブレていたりするとその場で消去する癖があるのですが、いちど再生モードにしてからでないと削除できないのです.それでいて、削除モードになるとOKボタン連打でどんどん画像が削除されてしまうので操作には気を使います.
 ファインダ右にはAEロックボタン、背面ダイアル、AFロックボタン.位置的にAFロックボタンが押しづらいです.
 液晶モニタ横には、フォーカスアシストボタンと、Qボタン、カーソルとMENU/OKボタン、そしてDISP/BACKボタン.
 フォーカスアシストボタンは撮影時に押すことで中央部を拡大表示してくれるボタン.撮影後に押すことで撮影画像が拡大されるのでピントチェックなどに有効です.
 Qボタンはアスペクト比や画質など、撮影時の設定をまとめて行えるようにするための設定画面を呼び出すボタン.
 カーソルキーは4方向ともすべてFnボタン、つまり自由に機能を割り振れるようになっています.デフォルトでは上がマクロモード、左がフィルムシミュレーション、右がホワイトバランス.下がフォーカスエリアの選択.自分はデフォルトのまま使用しています.マクロモードは押すとON/OFFの選択画面が表示されますが、押すたびにON/OFFが切り替わってくれるほうが手間がかからなくていいなと思います.
 液晶画面はチルト式でローアングルで撮影するときに便利そうですが、今のところはまだ活用しきれていません.

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RICOH GR

 ファインダ内映像.数値のフォントがFuturaなのが個人的には非常に嬉しいところです.
 大きめの画像にできるだけかぶらないようにして各種数値が表示されています.ヒストグラムも表示可能ですが、自分はオフにしています.
 中央部分に表示されている青と白の線は傾き検知センサー.GRのように前後の傾きは検知してくれません.また使ってみた感じ、わりとざっくりとした判定なのかなという気がしました.
 ファインダ内の映像が大きいことを利用して、MF時には二分割して右側に拡大画像を表示するなんてことも可能です.また、縦位置で撮影すると各種パラメータ表示も回転して縦位置に合わせた表記に切り替わります.このあたりはEVFとしての特性を生かした設計だといえます.

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RICOH GR

 底面.三脚穴左にある蓋のようなものは、縦位置グリップを取り付けるときに使用する端子.三脚穴はレンズの光軸と揃っていませんが、縦位置グリップを取り付けることで揃うそうです.三脚穴右にはバッテリ収納部.縦位置グリップの使用を考慮してか、SDメモリカードスロットは右側面のグリップ部にあります.


 このX-T1、富士フイルム創業80周年を記念してのモデルということもあって、手の込んだ作りになっています.ソニーのDSC-RX1のようにほぼすべてのダイアルや文字が彫り込み文字で墨入れされているわけではありませんが、3つのダイアルなどは文字が刻まれています.
 X-T1の「T」はTrust=信頼とTough=タフ、頑丈さの意味が込められているそうで、耐久性を高めるためにパーツにシーリングが施され-10度まで使用可能になっているそうです.

2014/03/25

シートバックバーベゼル

Category: 物欲, — Annexia @ 20:21

 消費税増税前の駆け込み… にしては額が低いですが、まあちょうどいい機会だしと思って、ロードスターのシート後ろにあるプラスティックパーツを交換しました.

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FUJIFILM X-T1 + XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS

 これが交換前.つや消しのアルミっぽい感じのシルバーをしたプラスティックパーツで、プラスティックに塗装した感じがありありで好きではなかったのです.
 ロードスターを購入してからずっと交換しようと思っていたのですが、クローム仕上げ(プラスティックにメッキ)と、ボディ同色、そして今回のブリリアントブラック(艶ありの黒)と迷っていて決断できず3年が経過してしまいました.

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FUJIFILM X-T1 + XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS

 交換後.目立たなくなりつつも、艶ありの黒がいい感じです.ダッシュボード周りのつや消しシルバーも以前に交換しており、色合いも統一されました.

2014/03/23

富士フイルム X-T1(購入編)

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 17:56

 前回前々回と次期メインカメラ購入について書いたように、購入する機材は富士フイルム X-T1XF18-55mm F2.8-4 R LM OISがセットになったレンズキット、追加でXF14mm F2.8 RXF60mm F2.4 R Macroの2本を購入することにしました.

 ……「購入することにしました」というのは簡単ですが、問題はそれを購入するための資金です.約28万円もするのです.大金です.
 当初は来月上旬に支給されることになっている、臨時ボーナスをあてる予定だったのですが、いくつか問題や考慮すべき事項が発生しました.
・D700とレンズ一式をこのまま死蔵させておくのはもったいない
・Xシリーズのレンズは3月中に買うと5,000円または1万円のキャッシュバックがある
・期待していたよりもボーナスの額が少ない
3番目は悲惨ですらあります.

 この3つから導き出される結論はひとつ.3月中にD700とレンズなど金目になりそうなものをすべて売り払ってキャッシュバックに申し込むこと.そしていまは連休中で時間もある.ということで、フジヤカメラに電話を入れて、X-T1レンズキットとレンズ2本の取り置きをお願いして、下取りに出す機材の準備にかかりました.ひとつだけ想定外だったのは14mm F2.8の在庫がなかったということ.なのでX-T1レンズキットと60mm F2.4のみ取り置きをしてもらいました.

 下取りに出したのは次の品々.
・Nikon D700
・Nikon AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED
・Nikon AiAF28-105mm F3.5-4.5D
・CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF
・Voigtlander COLOR-SKOPAR 20mm F3.5 SLII
・Voigtlander ULTRON 40mm F2 SLII
・Nikon SB-700(フラッシュ)
・Nikon SB-400(フラッシュ)
・Voigtlander COLOR-SKOPAR 20mm用フード

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Apple iPhone 5s

 ドナドナされる機材たち.これに加えて肩に提げたカメラバッグにもレンズが.重たいです.

 で、下取り額の合計は約22万円.下取り交換の場合は買い取り額10%アップなので約24万円.これにポイントとかが付加され、さらにX-T1レンズキットは下取り交換すると5,000円引きになるということもあって、60mm F2.4、それから16GBのSDメモリカードを一緒に買っても、3万円ほど返金がありました.
 14mm F2.8について店員さんに話をしてみたところ、メーカー欠品というわけではないのだけど、売れ行きがよくて一時的に在庫を切らしているとのこと.入荷はあるけど、3月中かどうかの確約はできないそうなので、予約はやめておきました.

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Apple iPhone 5s

 フジヤカメラで買ったものたち.電卓に提示されている金額は、支払う予定の金額(のちに取り置きしていた機材を勘違いしていたとのことで計算ミスなのが判明).メモリカードはSanDiskのExtreme Pro 16GB UHS-I.X-T1は最新規格であるところのUHS-IIにも対応していますが、まだ高価なのとそこまでの速度は必要ないだろうということで妥協.

 来店当初よりも荷物が減り、手持ち資金が増えた状態で中野を去り、向かった先は新宿.

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FUJIFILM X-T1 + XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS

 とりあえず喫茶店に立ち寄って、開梱してレンズキットの18-55mmをつけて簡単にセットアップして試し撮り.新しいカメラを買うと、とりあえず最寄りの喫茶店で開梱して試し撮りするので1枚目はコーヒーの写真が多いです.
 カフェラテをテーブルに運んできてから開梱してセットアップしたのでラテのクリームがややしぼんでしまいましたが、よく撮れています.

 一息ついたところでヨドバシカメラに向かい、14mm F2.8の確認をしたところ、少し前に売り切れてしまったとのこと.やはりすごく売れているとのことを言われました.で、しばらく待ってもらえれば東口店に在庫があるので持ってきてくれるそうなので、30分ほど待って無事に購入.

 いわゆる「マウント乗り換え」という形になりましたが(D40や古いレンズなど、たいした値がつかなさそうなものは残ってますが)、キャッシュバックを考慮すると2.5万円ほど追加しただけで当初目論んでいたカメラとレンズ一式が手に入ったのは、なかなかよい買い物だったのではないかと思います.

2014/03/22

次期メインカメラの検討-2

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 10:11

 昨日のつづきです.

 富士フイルムのXマウントのカメラは現行機種だけでもこれだけあります.
・X-Pro1
・X-T1
・X-E2
・X-M1
・X-A1

 このなかでファインダ(EVF、電子式ファインダ)を備えているのは、X-Pro1、X-T1、X-E2の3機種.X-Pro1が最上機種になるのですが、Xシリーズとして最初に出た製品ということもあって、設計の古さが目立ちます.なのでこれは除外して、残るはX-T1とX-E2.形状的にはX-T1が一眼レフっぽいデザインで、中央部が出っ張ったもの、X-E2はレンジファインダ系のデザインで上部はフラット.
 ミラーレス機はその名前が示すように、ミラーがない構造なので光学式のファインダを備えていません.それなのに一眼レフっぽい形状をしているのはなんとなく一種の胡散臭さを感じるのと、X-E2のフラットデザインが好きではあるのですが、今回はX-T1のほうに魅力を感じました.X-T1のペンタプリズムを模した形状が、かつて使っていたCONTAXの一眼レフに近い雰囲気があって好きなのです.以前は内部にペンタプリズムもないのに一眼レフもどきなデザインをして…とかたくなに拒否反応を示していた自分ですが、変われば変わるものです.もちろん、デザインだけでなく、大型化されたファインダ内の映像なども魅力なのはいうまでもありません.

 実際に店頭でさわってみました.
 ボディの質感は非常に高いです.レンズも含めてクラシカルですが操作性が練られているのを感じます.一般的なデジカメはモードダイアル(プログラムや絞り優先、シャッター速度優先、マニュアルなど)を備えていますが、X-T1にはそれがありません.シャッター速度の設定ダイアルとレンズの絞りををA(オート)にセットすればプログラム、レンズの絞りを手動で設定すれば絞り優先といったように、直感的で合理的な設計になっています.これは素晴らしいです.
 AFについて.かつてのミラーレス機に感じていた、AFの遅さやデメリットはほとんど解消されています.AF方式は各社それぞれ様々な方式をとっていますが、富士フイルムの場合は撮像素子に位相差AFを組み込んでおり、これが大きな効果を発揮しているようです.また、こまめにファームウェアが更新されて速度向上が図られているらしく、以前にX-Pro1を触ったときよりもかなり高速化されている印象でした.
 一眼レフとの最大の違いである電子ファインダですが、光学ではないことはすぐに見分けがつくのですが、かなりの高精度になっておりピントの山はきちんとつかめます.そして電子式ゆえのメリットでもある情報量の豊富さや暗部でもゲインアップして画像が見れるといったポイントもあるので光学式と電子式は一長一短なのかもしれません.
 気になったのは、レンズキットでセットになる18-55mmのズームレンズ.単焦点レンズにはある絞り環の数値がないのです.なので電源を入れる前から数値をセットしておくことができません.それから、AF/MFの切り替えが単焦点レンズの場合はピントリングを前後に動かしてオンオフをするのですが、その機構も装備されていません.とはいえ、慣れで解決できる問題でしょう.

 ということで、とても気に入りました.なんといっても素晴らしいのはボディの薄さ.すっと手に馴染む感触はD700などでは得られるものではありません.

 同時に購入するレンズについて.
 XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS(35mm換算27-84mm)つきのレンズキットを選んで、追加でXF14mm F2.8 R(35mm換算 21mm)XF60mm F2.4 R Macro(35mm換算 90mm)が画角的なかぶりがないのでよさそうです.Xマウントのレンズには18mm F2(35mm換算 27mm)、23mm F1.4(35mm換算 35mm)、35mm F1.4(35mm換算 53mm)といった明るい単焦点レンズがそろっていて魅力なのですが、GRやRX1ともかぶるので、まずはここから始めようかと.