2013/12/28
年の瀬ではありますが、仕事納めとなって冬休みになったのをいいことに日帰りで旅行に出かけてきました.
Apple iPhone 5s
上野からスカイライナーに乗って成田空港へ.
スカイライナーは年末らしく海外に旅行に行く人たちで満席とのアナウンスが.とかいいつつも、空席がちらほらあったような気も.
空港に着いたところで外に出てバス停に出ます.バス停には首都圏各地に向かうリムジンバスや、ホテルからの送迎バスが慌ただしく行き来していますが、そこに場違いな雰囲気すら感じさせる路線バスが.これに乗って最初の目的地に向かいます.
RICOH GR
バスの終点にはこんな建物が.航空科学博物館です.
RICOH GR
屋外にはYS-11なんかも展示されています.
RICOH GR
屋内はこんな感じ.展示の主体がボーイング747で、しかもクラシック・ジャンボと呼ばれる初期のものが多く扱われており、もしかしたら博物館ができてからあんまりコンテンツがアップデートされてないのかなという印象を受けました.
RICOH GR
昔の資料やポスターなどが個人的に目を惹きました.
パンナムのグッズやポスターなんかはマニア好みする一品ですが、今から見ても魅力的なデザインに見えますね.
Canon IXY 3
予定より早めに空港に戻り、展望デッキから発着する航空機を見物.
遠くに見える飛行機を撮るために、300mmオーバーの光学望遠ズームを搭載したIXY 3を持っていきましたが、いかんせん極小センサーなので、遠くの滑走路に着陸する飛行機を撮るのは画質的にも無謀な感じでした.
RICOH GR
空港内で昼食をとり、成田空港から京成成田、JR成田駅から成田線で佐原、佐原から鹿島線にと乗り換えて移動.
RICOH GR
鹿島線の終着駅である鹿島神宮で下車し、鹿島神宮へ.
年の瀬らしく、初詣の準備に追われていました.そんななか参拝をし、御朱印帳に御朱印をいただきました.
RICOH GR
鹿島神宮駅から鹿島臨海鉄道に乗り換えて茨城県を北上します.
鹿島「臨海」鉄道なのに、微妙に内陸を走るので海も見えず、畑を延々と走るので眺望は望めません.
Apple iPhone 5s
日も暮れて、真っ暗になった頃に大洗駅に到着.
Apple iPhone 5s
大洗駅構内には「ガールズ&パンツァー」のキャラクタがあちこちに.ラッピングが施されている車両もありました.
RICOH GR
駅から15分ほど歩いた、住宅地のなかのようなところにある「味処 大森」に.
RICOH GR
予約しておいた、アンコウのどぶ鍋をいただきます.
以前にいわきでもどぶ鍋をいただいたことがありますが、また調理方法が異なります.
今回は女将が土鍋とは別の鍋で手際よくあん肝を炒めて、だし汁などを混ぜてまるでホイップクリームのように泡立ったところで、土鍋にかけてどぶ鍋を作ります.
Apple iPhone 5s
大洗から水戸まで移動し、そこで買い物.
水戸らしく、お土産売り場に入ると納豆の香りがしました.藁入りの納豆を1つ購入しました.
Apple iPhone 5s
水戸から特急「フレッシュひたち」に乗って上野に.
「ひたち」という名称のついた列車は今年で50周年だそうで、こんなキャラクタが.現在の特急車両はE657系なので「ムコナくん」という名前が.鉄道車両などを擬人化するのは見かけますが、まさかJRオフィシャルでしかも擬人化ならぬ「擬ネコ化」だなんて、思い切ったことをするものです.
2013/12/26
20日ほど前に購入したハクキンカイロ.
とても気に入って日々使用しているのですが、付属の袋の口がほつれてきてしまいました.
手頃な小物入れはないものかと思って、引き出しに入っていたお茶のオマケのポーチなんかを使っていたところ、無印良品でよさそうなケースを見かけたので購入してきました.
RICOH GR
「ウールフェルト携帯機器ケース」です.キルギス製とのことで、こちらのページによると、JICAの一村一品プロジェクトによるものだそうです.
一つ一つ、手作りだそうです.
RICOH GR
幅はほぼぴったり、高さは2cmほど余裕があります.
携帯機器用ケースなので懐炉に使うことに保証はされていませんが、とりあえず今のところは不具合はありません.
2013/12/25
先週の話ですが、iPhoneを落としてしまい、Hacoa製のローズウッド製のカバーを割ってしまいました.
RICOH GR(両方ともトリミング)
手に持っていて、滑り落ちてしまったので高さ的には1m以下だったと思うのですが、このようにして2カ所にヒビがはいってしまいました.とはいえ、iPhone本体はまったくの無傷.カバーなので、本体を守って壊れるのは本来の役割を果たしているといえます.
RICOH GR
気に入っているカバーなので、同じものを注文しました.ただしまったく同じというわけではなく、樹種をウォールナットにしました.iPhone 4sのときも同じケースを使用していたのですが、そのときに使っていたのもウォールナットでした.また、今まではストラップホールをあけたものを使っていましたが、今回はストラップホールなし.ストラップがついていると、内蔵カメラで撮影するときに写り込んだりして邪魔なのです.
RICOH GR
ウォールナットとローズウッドの比較.色合いがかなり違います.また、ややわかりづらいですが、カメラ横のスラッシュ部分の穴のサイズが少し違います.5sになってツインフラッシュになったため、それにあわせてサイズが拡大しています.
RICOH GR(トリミング)
ケースの背面、iPhoneと接する面に凹みがあってSuicaなどのICカードを入れるスペースがあいています.
ただし、そのままではiPhoneとICカードが干渉するため、iPhoneにエラー防止カードを貼付けます.今までも貼っていたのでそのまま流用しました.
RICOH GR
完璧な精度でぴったりとはまり、ガタつくようなこともありません.
値段は高いですが、木と金属、ガラスの組み合わせにはほれぼれとします.
2013/12/23
今年も残すところあとわずか.
恒例となった、1年を振り返る企画.まずは買い物編.おおよそ1万円を超える製品をリストアップ.
1月 SONY DSC-RX1一式
3月 Google Nexus 7(32GB)
5月 AutoExe タワーバー、フロアクロスバー
5月 RICOH GR
8月 Canon IXY3
9月 Bluerounge PostalBag
9月 Apple iPhone 5S
11月 RICOH GV-2
11月 Apple iPad mini Retina Cellular
12月 MONTGOMERY ダッフルコート
カメラ関係は3台.カメラは1年に1台だけ、というルールを自分に課していたはずなのに、どうしたことでしょう.
SONY DSC-RX1
撮影地:丸の内 F2.8 1/80秒 ISO500
カメラというくくりではなく、トータルでみても金額的に群を抜いているのはDSC-RX1ですね.購入にあたって、Zeissのレンズ2本を含むレンズ4本と自由雲台1台を下取りに出したのですが焼け石に水な感じでした.
35mmフルフレームの撮像素子を備えた初のレンズ一体型デジカメですが、2013年末になっても肩を並べる性能のデジカメは他社からは出てきていません.まさに孤高の存在.
ただし欠点もいくつかあります.まず全体的に速度が緩慢なこと.起動時間も遅いですし、AF速度も決して合焦速度が速くないうえに暗いときには精度も怪しいことも多々あります.また、JPEGで撮る分には多種多様な機能をフルに使えるのですが、RAWで撮るとクロップやエフェクトなど機能制限が多いのも困ったものです.自分はRAW+JPEGで撮影しているので、JPEGだけエフェクトをかけたりするようなことができればよいのですが、そういう融通も利きません.JPEGの画質はきわめて優秀なので、JPEGのみにしてすべての性能を享受するというのもアリなのですが、心配性が災いして可能ならばRAWで抑えを…と思ってしまうのです.
動作の緩慢さや操作性のネガが嫌になって代替となるような製品を探したこともあるのですが、比類しうる性能の製品はないですね.ネガが多くても出てくる画質は他の追随を許しません.車に例えるのならば、コーナリングや機敏な動きは劣るものの最高速は出る、小型ボディに大型エンジンを積んだ車といったところでしょうか.次にあげるGRの対極とでもいうか、スナップシューティングに向いていないカメラだと思います.
RICOH GR
撮影地:山寺 F5.6 1/60秒 ISO100
GRは銀塩カメラのGR1から連綿と続く、リコーの看板カメラ.自分が最初に手にしたのはGR DIGITAL IIのときで、III、IVと使い続け、今回のGRでは撮像素子がAPS-Cサイズにまで大型化されたこともあって、発売日に予約して購入しました.
1/1.7インチからAPS-Cサイズに一気にセンサーサイズが大型化されたにもかかわらず、ボディサイズはほとんど変わっていないため、画質や性能的に大丈夫かと一抹の不安をかかえつつの予約購入でしたが、まったくの杞憂でした.本当に素晴らしいカメラに仕上がっています.唯一、センサーサイズの大型化と引き換えにマクロの近接距離が1cmから10cmに遠くなりましたが、それ以外はまったく不満がありません.毎日鞄に入れられるサイズもあって、もっとも使用頻度の高いカメラとなっています.RX1同様、車に例えるのならば、最高速はまずまずなかわりに加速性やコーナリングでの機敏さに優れた、ライトウェイトスポーツカーといったところでしょうか.RX1とよい補完関係にあるともいえます.
GV-2はリコー純正の光学ファインダです.電気信号などがきているわけでもないので撮影情報も表示されませんしパララックス補正もないのですが、「覗き込んで撮影する」という、ややもすればオールドスタイルな撮影スタイルととられがちな、でも銀塩時代から続く撮影の楽しさを感じさせてくれるアイテムです.
IXY3はスクエアな形状と真っ赤なボディカラーが気に入り、1万円という処分特価で出ているところを狙って購入した製品です.1/2.7インチセンサーをさらに中央部分のみ使い、実質的には1/3インチ程度のセンサーサイズしかない製品なので画質には期待できませんが、300mmオーバーものズームを備えており、コンパクトなこともあって鞄の奥底に常に潜ませています.まあ、28mm単焦点でふだん事足りるほどに望遠の必要性をまったく感じていないので、出動機会はかなり低いですが.車に例えると、軽自動車のワンボックスみたいな感じとでもいうか、限界は早々にくるもののちょっとした所用には便利な1台です.
つづいてコンピュータ関係.
スマートフォンをiPhone 5からiPhone 5Sに買い替え、タブレットをNexus 7(2012)とiPad mini Retinaの2機種を購入しました.
iPhone 5から5Sへの買い替えによる最大のメリットは電波環境の改善です.auと契約しているのですが、iPhone 5は2GHz帯しか使えないこともあってエリアの狭さや速度に不満がありました.5Sになって800MHz帯が使えるようになったことで、満足のいく速度を得ることができたと感じています.もちろん、5Sそのものの処理速度の向上も大きなポイントです.
Nexux 7は、自分の知識がiOSに偏っており、Androidのこともある程度知っておいた方がよいだろうということで購入しました.Google純正の端末ということもあり、常に最新バージョンのOSが使えて安定性もあるなど、よくできた製品だと思います.ただ、やはり自分がiOSに慣れていることと、TwitterクライアントやePUBリーダに気に入ったものを見つけることができなかったりして、会社の机の上が定位置と化してしまっています.
iPad mini Retinaは、いってみれば待望の製品でした.昨年iPad miniが出たときに、そのサイズに大いに惹かれたのですが、いかんせんRetinaディスプレイに慣れた目からするとドットの荒さを感じるディスプレイの製品は手を出す気にならず、じっと1年間我慢していたのですから.今までは自宅でiPadの3代目を使っていましたが、そのリプレースのみならず、Cellularつきの製品を選んだこともあって常に持ち運ぶ製品となっています.
そのほか.
車関連は補強パーツを追加したくらいで大きな変更はなし.
ココのパーツをメッキに交換したいとか、サスペンションをアレにとか、自分には手に余る代物だけどカムをあそこのにしたいとか欲望はあるのですが、宝の持ち腐れでもあるしコストパフォーマンス的にどうなのかとか、過度にいじるのはどうかと思うので、財布に余裕ができたらなんかイジるかも、というところでしょうか.
鞄や衣類はそれほど手を出さず.鞄は通勤に使っていたものがダメになったので購入したのと、ダッフルコートを買ったくらい.
来年の物欲は、どうでしょうね.
夏にロードスターの車検があるので、ちょっと出費がかさみそうです.
カメラはニコンDfが欲しいなと思いつつもサイズに躊躇しているので、わかりませんね.RX1の後継機が出て不満点が改善されていたら買い替えることでしょう.しかし、RX1のウリである画質は、あの重たくて大きなレンズを駆動させることによって生み出されているので、速度面での劇的な改善は難しいような気もします.
iPhoneはなんだかんだいって毎年買い替えているので、また買い替えるのかも.
2013/12/22
Apple iPhone 5S + Hipstamatic
速水健朗氏の『フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人』を読みました.
日本人の食生活を、有機栽培や地産地消、ベジタリアンといった『フード左翼』と、ファストフードやメガ牛丼、コンビニ食といった『フード右翼』に分けて、それらと政治を絡めて検証するという本です.
読み始めるとすぐに縦軸に健康志向とジャンク指向、横軸に地元主義とグローバリズムをとったマトリクスが出てくるのですが、その表からも明らかなようにフード左翼は高コストで高級指向、フード右翼は低コストでジャンクという傾向が伺えます.
自分はどこに位置するんだろうとポジショニングを確認しましたが、マクドナルドは行かないもののコンビニ食が多くB級グルメが好きなあたりはフード右翼に近いのかもしれません.とはいえ、美味しいものは好きなので、きちんとした料理を求めたことによる結果としてフード左翼的な傾向もありそうです.
興味深いのが、「フード左翼」的なるものとしてひとくくりにされがちなベジタリアン(菜食主義者)でも、ビーガン(肉だけでなく牛乳や乳製品も摂取しない)、マクロビオティック、ローフーディズムは思想や立ち位置が異なるということ.
自分のような外野からすれば同じように見えるのですが、菜食主義になった理由も、健康のためと自然環境を考慮してと異なっていたり、調理法にしても加熱することに対する是非であったりと、それぞれに主義主張が異なるのです.
この本ではタイトルは「フード左翼とフード右翼」となっていますが、ページの多くをフード左翼に相当する事柄に割いており、これは言い換えるとフード左翼的なるもののほうが思想やものの見方など、筆者が興味を引く部分が多かったのではないかと想像されます.逆にいうとフード右翼的なるものは、一部の例外を除いて「食」そのものにさして興味のない、もしくはそこにコストをかけられないという側面があり、言い換えるとフード左翼に比べて多くを語るようなコンテンツを持っていないという見方もできそうです.
そして、読み進めていって意外というか軽くショックを受けたのは、フード左翼の目指す有機農法が決して「明るい未来」にはつながってないということ.
一言でいえば、農業に必要な栄養物である「窒素」を化学肥料に頼らず有機肥料で得ようとすると、多くの森林は伐採され、魚も取り尽くされてしまい、途端に生活環境も食料事情も悪化してしまうということなのです.
「自然によく」「体によい」と思われている有機農法の問題点を知ることで、回帰するようにして自分の頭の中に思い浮かんだのが対極にある「フード右翼」のこと.ジャンクで体に悪い食品ではあるものの、「低コスト」で「ハイカロリー」というのは、食料事情を考えたときにひとつの解になるのではないのかと.もちろん、現状のままジャンクフード食べて養分摂取というのではなく、適度なところでバランスをとるのがよいことは言うまでもないことですが.
余談ですが、外食チェーンで出される食事の多くに「たまに食べるにはいいけど、これを毎日食べたら体を壊す」という印象を自分は抱いています.しかしながら、例えばサラダラップのようなヘルシーなメニューをマクドナルドで出しても売れなくてすぐに販売終了になってしまうということからも明らかなように需要と供給のバランスがそうさせている側面もあるわけで、食べ物って奥が深くて難しいなと痛感させられます.