2019/03/14
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 II VM
社員旅行で香港とマカオに行ってきました.
短い期間で自由時間ばかりというわけでもなかったのですが、それなりに面白かったのでジャンルごとにまとめてみたいと思います.まずは乗り物編.
Apple iPhone 8
香港は公共交通機関がとても充実した街ですが、なにはともあれ必要なのがこの「オクトパスカード」.日本でいうSuicaに相当するもので、鉄道、バス、フェリーなどで使えて、コンビニやスーパーでの支払いにも対応しています.
MTRと呼ばれる地下鉄の駅や香港空港でも買えるようですが、現地で販売場所を探してうろうろするのも大変なので、出発前に販売サービスを行っている会社のWeb から予約を入れて入国審査後にあるカウンタで受け取りました.この絵柄のカードは海外からの旅行者向けのもので、現地で買うものとは異なります.カードを返却した時のデポジット金の扱いが違うようですが、こういうものはどのみち記念に持ち帰るものなので気にはしません.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P VM
朝食を食べに行こうと、朝の9時前に地下鉄に乗ろうとしたらラッシュに遭遇.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P VM
香港を代表する公共交通機関といえばやはりこの二階建てのトラム.一度乗ってみたかったのです.
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 II VM
車両にも新旧がありますが、2階はこんな感じ.座席は木製です.冷房はなさそうです.窓を全開にしてなかなかの開放感と適度な気温でしたがこれはまだ3月上旬のこと.夏場は暑そうではあります.
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 II VM
運行車両が多く頻繁にすれ違いますが、かなり近いですね.
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 II VM
九龍と香港島を結んでいるのは、MTRと自動車用の海底トンネル、そしてこのスターフェリー.
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 II VM
MTRのほうがもちろん速いのですが、海沿いに立ち並ぶ高層ビル群などの眺めはフェリーの特権です.
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 II VM
タクシーはほとんどがクラウン・コンフォート.生産終了のはずですが、今後はJPN TAXIを使うのでしょうか.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P VM
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P VM
香港の産業を支えているのは金融と不動産だそうですが、「中環(Central)」と呼ばれる中心地に行くとたしかに銀行が多く、現金輸送車らしき車が走っていました.上はいすゞエルフ、下は三菱ふそう・キャンターベースの輸送車です.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P VM
金融と不動産の街、香港では結構な数の高級車が走っています.人口当たりの比率では世界一ポルシェが多いとガイドさんが言っていましたが、そのほかにもメルセデスやBMW、そしてテスラなども大量に見かけます.
そんななか、MX-5(ロードスター)も1台だけ見かけました.
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 II VM
帰りの香港国際空港にて.出発まで時間があったので飛行機を眺めていましたが日本では見かけない機体や航空会社があり興味を惹きます.
これはキャセイ・パシフィック航空のエアバス A350-1000.
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 II VM
イスラエルのエル・アル航空.日本には定期運行便はないようです.
2019/03/12
社員旅行で海外に行くことになったので、往復の飛行機の中を静かに過ごすべくイヤホンを購入することにしました.
当然ながらここで候補に上がるのはノイズキャンセリングヘッドホン.そしてノイズキャンセリングに定評があるといえばソニーとボーズの2社.個人的にはオーバヘッド型というか、頭にかぶせるタイプの「ヘッドホン」はあんまり好みではなく、インナーイヤータイプの「イヤホン」のほうが好みなので、そちらにターゲットを絞り機種選定を進めました.
ボーズの製品は音質も機能的にも高評価である反面壊れやすく、しかも壊れたときのサポートが致命的レベルで酷いという評価が多かったのでまず候補から除外.ソニーでは完全ワイアレスのWF-1000X かネックバンド型のWI-1000X を候補に.個人的には左右が独立した完全ワイアレスの製品はソニーに限らず製品として完成途上(Bluetoothは1対1の通信にしか対応しておらず、片チャンネルで受けたデータを反対側に送る必要があるものの、その間に脳というBluetooth通信の敵である水分を大量に含んだ物質があるので通信が途切れやすい.AppleのAirPodsのように専用プロセッサで高度な処理をしているものは多少はマシなようですが)だと思っているので除外し、WI-1000Xを候補に.しかしながら、同時期に出ているオーバーヘッド型のほうは新型が出ているのでこちらもそろそろ新型が出るんじゃないのかなとなんとなく思って、もう少し選択肢を広げて検討してみることに.
思ったのが、ノイズキャンセリング機構は搭載していなくとも、イヤホン自体に高度な遮音性が備わっていればいいのではないかということ.そういえば海外のメーカーのイヤホンは遮音性が高い製品が多いと聞いたことがあるなと思いShure のページを見るとまさに「高遮音性イヤホン」との表記が.Webでレビューなどを見ても遮音性はすごいとの評判なのでここから検討することに.SE112、SE215、SE315、SE425、SE535、SE846、KSE1200、KSE1500のうち、ケーブルの交換できないSE112とダイナミック型のSE215、お値段的に無理なSE846とKSE1200、KSE1500を除外.ミッドレンジのSE315とSE425、SE535のうちもっともモニタ的な音の鳴り方をするという評価のSE425 に決定しました.
FUJIFILM X100F
長い前置きはさておきとして.
SE425本体に加えてBluetoothアダプタRMCE-BT2を購入しました.SE425はMMCXという規格でイヤホンケーブルを交換可能なため、通常のイヤホン端子用ケーブルからBluetoothケーブルに交換可能なのです.
外箱デザインと同梱物をリニューアルした新パッケージではなく、あえて旧パッケージのほうを購入しました.新パッケージのBluetooth同梱モデルもあるのですが、SBCでしか接続できないBT1が同梱されており、それよりもBluetooth5.0対応でAAC接続できる新型のBT2が欲しいなと思ったので使わないケーブルがついて割高な新パッケージよりも値下がりした旧パッケージにBT2を追加した方がよかろうという判断です.
FUJIFILM X100F
中身の見えるクリアとシルバーメタリックがありますが、シルバーメタリックを選択.
FUJIFILM X100F
別売のBluetoothケーブル、RMCE-BT2.1回の充電で8時間以上使用可能です.電源投入時にどのくらい使えるかを「Battely more than 4hours」というようにざっくりと教えてくれます.Bluetooth 5.0での接続だからか、極めて安定した通信で通信が途切れることはかなりレアです.2台までマルチポイント接続可能なのも便利なところ.
レシーバ+バッテリユニットの重さはそれほど感じませんが、ぶらぶら下げているとちょっと気になります.クリップが付いてはいるのですが非常に硬くて服に引っかけるのにも難儀します.
FUJIFILM X100F
リモコンは大きめ.手袋をしていても難なく使えそうです.3ボタンでボリュームの上下を長押しで曲送りをするタイプ.マイクも搭載しており通話はもちろん、真ん中のボタン長押しでSiriが起動し、さらに長押しで電源が切れます.
肝心の音質ですが、初めて購入するBAタイプのイヤホンで期待と不安の両方があったのですが、予想以上の良さです.ただし、元の音質が悪いものについてはその悪さすらしっかり伝えてしまうので、痛し痒しなところもあります.同じモニタタイプのイヤホンでもソニーのMDR-EX800STのほうがその辺りは適度に聴きやすい印象です.
もう一つ重要な、本来の目的である遮音性について.通勤で使ってみたところ地下鉄走行時でもノイズはあまり気にならないレベルで、今まで使っていたイヤホンとは段違いの遮音性です.飛行機での使用ですが、さすがにジェットエンジンの音を完全に遮音するのは無理ですが、ボリュームを上げなくともクラシックのピアノ曲を聴けるレベルなので選択肢として間違ってなかったなと思いました.
2019/03/11
土曜から体調が優れなくて、体温を測ったら37.5度くらいあったのでとりあえず寝ておこうと思って休んだものの、翌日さらに38.8度まで体温が上がったのでこれはまずいと思って薬局に出向いて風邪薬を買ってきました.
一時的に体温は下がったものの、その翌日にはまた38.5度くらいまでぶり返してしまったので、会社に休む旨の連絡を入れて近所の内科に出かけて診察してもらいました.
ひととおり診察をしてもらったあとで「もうインフルエンザも下火だけど検査します?」と聞かれたので、念のためにお願いしたところ、A型陽性でした.
予防接種を去年の11月くらいにしているのですが、予防接種の効能は4ヶ月くらいで切れるそうで、そろそろ効果が薄れてきたところに感染してしまったようです.
インフルエンザの薬としては、代表的なところとして「タミフル」と去年から登場した「ゾフルーザ」がありますが、タミフルが5日間服用する必要があるのに対して、ゾフルーザは1日で効果が現れます.ただし、タミフルはすでに登場から年数が経っているのでジェネリック医薬品が登場しており値段が半額近くで済むそうです.ほんの少しだけ迷って、早く直せるのなら多少お金を出したってよかろうということでゾフルーザを選びました.
初めて行った医院なのですがわりとカジュアルに処方箋を書いていくタイプなのか、抗生物質と咳と鼻水と痰と熱と……と薬の数がどんどん増えていき、「喉のトローチとかはどうします?」まできたところで辞退しました.
発熱から5日間は外出禁止なので、水曜までは出勤不可となり自宅待機です.順調に熱も下がってきており、この調子では明日くらいには回復しそうではありますが、ちょっとお茶でもと外出できないのはつらいところではあります.
2019/02/28
FUJIFILM X70
世田谷文学館 で開催中の『ヒグチユウコ展 CIRCUS』 に行ってきました.
Apple iPhone 8
FUJIFILM X70
いつもながら企画展に力を入れている世田谷文学館.入口からして雰囲気を盛り上げ、細かなところにもこうした装飾を施しています.写真には撮りませんでしたが、チケット売り場の釣り銭トレイもイラスト入りの特別仕様でした.
FUJIFILM X70
チケットももちろんイラスト入り.
平日の午前、しかも天気は雨という人出の少なそうな状況ではありましたが、会場内はかなりの混雑でした.来場者はほぼすべて女性.なので展示フロアにあるトイレは男性用も女性用に臨時で転用されているほどです.
初期のものから最近のものまで、絵本の原画や映画のポスターなど多岐にわたる展示がされています.
ヒグチユウコさんのイラストは細かなところまでびっしりと描きこまれた緻密さと、うまく言葉に言い表せないですが可愛らしさと毒気というか不気味さが魅力です.展示会場自体はそれほど広くはないのですが、それぞれの絵に見入ってしまい会場を回り終えた時には1時間ほど経過していました.
「ホラー」の展示スペースで、「シャイニング」双子のイラストの手前に三輪車に乗ったクマのぬいぐるみを配置してジオラマ的に展示をしているものがあったのですが、よく見るとその展示ケースに背後のイラストが写り込んでいて、後ろを振り向くと心臓がむき出しになった巨大な双子のイラストが展示されているなど、来場者を驚かせる仕掛けがしてありました.他にもあったようですが、自分は気づきませんでした.
また世田谷文学館の展示スペースには一角に和室が用意されており、それぞれのイベントごとに和室に合わせた展示がされています.今回は伊藤若冲の雄鶏図とギュスターヴくんを描いた『ギュスターヴ若冲雄鶏図』が掛け軸になっていたりひとつめちゃんの行灯が置かれていたりと趣向が凝らされていました.
FUJIFILM X70
FUJIFILM X70
物販も充実しているとのことで事前に調べて目星をつけていたのですが、あいにくと売り切れの品が多くてお目当てにしていたマグカップも売り切れで買えず.あとで更新された物販情報によると在庫ありだったので、自分が訪れたあとに入荷したのでしょうか.
購入したのは会場限定版の画集とポストカード、神ミイル茶(カモミールティー).
神ミイル茶を飲んでみましたが、この手のグッズにありがちなやっつけ感のない、極めて真っ当で上質なカモミールティーでした.他のグッズもきちんと作られたものが多く、品切れになるのも納得です.やっぱりマグカップもほしかったなぁ.
会期は3月いっぱいまでで残すところあと1ヶ月ですが、展示自体も盛況な上に物販も品切れ続出ということもあって、まもなく展示は時間制にして入場規制が、物販は展示を見たかたのみ整理券を渡されて購入できる仕組みに変更されるとのことでした.
2019/02/24
VIDEO
『アリータ:バトル・エンジェル』 を観に行ってきました.
漫画『銃夢』が原作の作品です.自分は雑誌に掲載されていたのを部分的に読んだだけで、単行本では読んでいません.
とはいえ、大まかな世界観は大体わかっていたので、楽しく観ることができました.もっとも、原作をまったく知らなくても楽しむことができると思われます.
はるか未来、戦争によって混沌とした世界.上空にある理想の都市と地上のスラム.こういう設定のものは色々な映画や小説、漫画でもあるものではありますが、そうした中でもかなり残酷さというかえぐみのある作品ではないかと思います.
原作である『銃夢』のストーリーを忠実に再現ではなく、原作でいくつかのパートに分かれていたものをミックスしたような感じですが、面白く観ることができました.
ただし、原作のすべてを映画化しているわけではなく、終わりかたも含みを持たせたような感じでしたので、続編が作られるのではないでしょうか.次作も観に行きたいと思います.