2024/09/15

トラッキングデバイス

Category: 物欲,電化製品 — Annexia @ 21:54

 健康状態の管理などのため、歩数や心拍数などを記録するためのデバイスがほしいと思って、ここ1年半ほどあれこれ試しています.
 自分はApple製品を多用しているので、AppleWatchを選ぶのが王道ではあるのですが、
・一般的な腕時計を使いたいので嵩張るものは避けたい
・バッテリの持ちがよくないので夜間時間帯の睡眠記録を取りづらい
・通知などは不要で、行動記録を取るだけのデバイスにしてはAppleWatchは高価である
といった理由により敬遠していました.

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FUJIFILM X100VI

 Apple以外のメーカーでトラッキングに特化したデバイスとして選んだのが上の3機種.
 左から順に購入しており、Fitbit Inspire 3、Xiaomi mi band 7、GARMIN vivosmart 5です.

■Fitbit Inspire 3(2023年1月購入)
 最初に買ったのはFitbitの製品でInspire 3です.
 Google傘下の企業の製品ということもあってか、最大の難点はiOSのヘルスケアとの連携機能がないこと.とはいえ、専用アプリの出来がよく、睡眠などの分析ができるなどヘルスケア連携がない以外は重宝して使っていました.
 また、ウォーキングや自転車などを自動検知して記録できるのも優秀だと感じました.
 
■Xiaomi mi band 7(2023年7月購入)
 とはいえ、データの一元化をしたいという観点からするとやはりヘルスケア連携は必要というもの.ということでヘルスケア連携可能をうたっているデバイスのうち安価なXiaomi mi band 7を購入しました.
 Fitbit Inspire 3で不満であったヘルスケアとの連携はできたのですが、ウォーキングなどの自動検知機能はなく(検知はするものの、手動で開始しないと記録されない)、またヘルスケア連携できる睡眠記録についても専用アプリではレム睡眠などの記録があるのにヘルスケアには睡眠開始/終了時間のデータしか送られないのが難点でした.

■GARMIN vivosmart 5(2024年8月購入)
 ヘルスケア対応で、なおかつ睡眠データについても詳細データがヘルスケア連携できること、ウォーキングなども自動記録できること、という条件で探したところ、GARMINのトラッキングデバイスに行きつきました.
 GARMINの製品はGPSロガーとしてeTrexを使用しており、Apple製品との連携についても問題がないことは知っていたのですが、スマートデバイス的な製品は腕時計的なサイズ感の大きな製品しか出していないとばかり思っていてチェックしていませんでした.

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RICOH GRIII

 上記のように、自分に必要な仕様をすべて満たしていることからも満足して使用していますが、しいて難点を挙げるとしたらバンドのバックルの角がやや立っていて、足首に装着したときに位置によってはバックルが当たって痛いこと、専用アプリでの睡眠解析が1日1回分しか記録されないので、夜間の睡眠に加えて昼寝をした場合には昼寝の情報しか表示されないこと、くらいでしょうか(睡眠記録についてはデータとしては残っており、ヘルスケアではすべてのデータを参照できます).
 また、ディスプレイがモノクロかつ小さいため、いくら通知の受信は不要とはいえバッテリ残量確認をする際には見えづらかったりもします.

2024/09/01

FUJIFILM X100VI

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 21:06

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Apple iPhone 13mini

 富士フイルムのX100VIを購入しました.
 X100シリーズは3代目のX100Tから、X100F、X100Vと買い換えて今回のX100VIで4台目です.

 代々買い替えてきたうえに、X100FとX100Vにいたっては予約受付開始と同時に注文を入れて発売日に購入するほどに気に入っていましたが、今回はいくつかの理由により買うのを躊躇していました.
 1つ目は価格.今回のX100VIは発表当時の予定価格が28万円と、円安の影響もあってかX100Vと比べて10万円以上も高額になっており、X100Vを下取りに出しても相応の額を支払うことが想像できました.
 2つ目は極度の品不足.X100Vはモデル末期に品不足に陥り、注文を捌ききれずに販売終了となってしまいました.その品不足状態がそのままにX100VIに予約集中し、一説には100万台もの予約が入ったとニュースサイトに出ていました.100万台は大げさだとしても、それなりの台数の予約が入っているであろうことは想像でき、そうなると湧いて出てくるのが転売屋です.その結果、事態はさらに混乱の状況に向かいます.転売屋対策なのか多くのカメラ店や量販店は抽選販売を行なっていましたが、群がる転売屋を見分ける術もないですし、倍率はかなり高かったようです.
 3つ目は機能面.ひとめでX100シリーズとわかる外観は初代から大きく変わっていなく、では中身はどこか変わったのかといえば、画素数が2,600万画素から4,000万画素に増加、手ぶれ補正機能の搭載、映像処理プロセッサの更新、といったところです.画素数アップも手ぶれ補正機能搭載も大きな機能追加ではありますが、こうした順当な機能追加だけではない興味を惹く「なにか」が欲しいなと感じました.

 以上のような理由により静観していましたが、極度の品不足が続くにつれて奇妙な事態に発展します.
 まず、X100VIの品不足により中古価格が新品価格を10万円以上も上回るようになりました.新宿のマップカメラでは新品の販売価格よりも中古下取り価格が高くなり、極端な話をすると抽選販売で当選した人が購入後に即売却をしただけで数万円の利益が出るようになりました.もちろんカメラ店だけでなくフリマサイトなどでも高額での販売が相次ぎました.転売屋の草刈場の誕生です.
 ただ興味深いのは、新品の売価を下取り価格が上回るのはおかしいと考える店舗もあり、中野のフジヤカメラでは買取価格は新品価格をギリギリ下回るように設定されていました.個人的に支持したい姿勢でもあり、一種の店としてのプライドのようなものを感じました.
 そしてこのX100VIの品不足につられるようにして、X100Vの中古価格も高騰していきました.2020年の発売当初の金額は16万円程度だったというのに中古価格は30万円を超えるようになりました.もちろんそうなると買取価格も上昇し、24万円ほどにまで到達するようになりました.
 その結果、なにが起きたかというと、買うのを静観していた理由のひとつ『X100Vを下取りに出して十数万円を追加してX100VIを手に入れるに見合う価値があるとは思えない』の『十数万円』の追加額が大幅に下がることを意味します.これで買うハードルがぐっと下がりました.
 こうなったらあとは調達するだけ…… ということで、昨今お世話になることの多い中野のフジヤカメラの抽選に申し込み、2度目の抽選で当選したのでX100Vを下取りに出してX100VIを入手してきました.差額は12,000円ほど.下取りに出してさらに十数万円支払うのは微妙だと考えていましたが、この程度の差額で画素数が上昇し手ぶれ補正がつき、もろもろアップデートされたと思えば安いものです.
 しかし、4年半使用したカメラが購入当時よりも8万円ほど高値で下取りされたり、その前にも7年使ったX70がかなりの高価格で下取りされるなど、いくら品不足とはいえ富士フイルムの製品価格はなんだかおかしなことになっているなという印象です.
 もっとも、この購入から1ヶ月が経過し、徐々にX100VIの供給がなされるようになるにつれてX100Vの需要も落ち着いてきたらしく、1万円程度の価格で買い替えるのは難しくなりました.狙ったわけではないのですが、いちばん旨みのある時期に買い替えできたようです.

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Apple iPhone 13mini

 X100Vで使用していたストラップ、サムレスト、フード、レリーズボタンなどをX100VIに移し替えました.
 ストラップやレリーズボタンはメーカー問わずほぼ共通化されているので移行できるのはそれほど不思議なことではないのですが、レンズユニットが共通のためフードもフィルタも流用でき、さらにボディ外観も同じということでサムレストまで流用できるのは出費を抑えられるという点では大きなメリットです.

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Apple iPhone 13mini

 外観上の違いは上面の機種名の表記と、正面のOVF/EVF切替レバーのデザインくらいでしょうか.従来機でもデザイン的には完成されていると思いますし、目新しさを出したいがために下手に手を加えたりしないところは好感が持てます.
 あとは背面モニタの下面へのチルト角度が拡大されたらしいのですが、ほとんどチルトさせたことがないのであんまり違いがわかりません.

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FUJIFILM X100VI
23mm f/2.0 1/160秒 ISO125

 カメラやレンズを買っても、自宅まで開封せず持ち帰ることなどできない悪い子なので、フジヤカメラと同じ建物にあるルノアールにて開封.よって、試し撮りもこのようなものを.
 フィルタがBLACK MIST No.05なので、若干ふわっとした描写になっています.

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FUJIFILM X100VI
23mm f/5.6 1/450秒 ISO125

 4,000万画素という高画素数のカメラを自分が手にするのはX100VIが初めてです.2,400万画素程度あれば十分と自分は考えていることもあり、さらにAPS-Cサイズセンサで4,000万画素などオーバースペックだろうと思っていたのですが、f/5.6まで絞って建築物などを撮ると画素数のメリットとして精細な描写だなと感じますね.

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FUJIFILM X100VI
23mm f/5.6 1/34秒 ISO640

 信号機周辺の光の滲みがBLACK MISTらしさを感じます.
 個人的にはNo.05でもやや効果が強いかなという印象を受けましたので、帰宅後プロテクトフィルタに交換しました.しかしながら最近ではプロテクトフィルタ的に使えてごくわずかに滲ませるようなBLACK MIST系の製品も出ているそうなので、ちょっと気になるところです.

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FUJIFILM X100VI
23mm f/2 1/75秒 ISO500

 試し撮りと同じような構図ですが、フィルタをプロテクトに交換して撮影.レンズはX100Vと同じものなので描写の違いは感じられず、マクロ域でもBLACK MIST No.05使用時ほどではないですが若干ふわっとしており、このくらいの画質が好みですね.またAPS-Cセンサで23mmレンズとなりますので、絞りF2解放でもそこまで大きくはボケません.

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FUJIFILM X100VI
23mm f/2.8 1/30秒 ISO500

 1段絞るだけでもふわっとした描写は収まってシャープになります.さらにもう1段絞ればもっとシャープになるなど、X100Fまでのレンズほどではないものの絞りによる変化を楽しめます.

 旅先などで食べ物の写真を撮ることが多いので、以前のモデルからずっと「Food」と名付けたカスタム設定を作成しています.今回のX100VIからは少し設定に手を加えてAF-Cで追尾AFを使うようにしました.AF-Cで追尾AFを使うことでピントを合わせたい部分をセンターでロックしたあとでフレーミングしなおしても合焦位置をキープし続けるのでAF-SでフレーミングしながらAF位置を移動させるよりも素早く撮影でき、せっかくの料理を冷ましてしまうようなことがありません.
 ただしデメリットもあって、ファインダを覗いて撮る場合にOVF(光学ファインダ)でERF(右下にピント位置画像をEVF表示させる機能)が表示されません.もっとも、マクロ域ではOVFはフレーミングの正確性が落ちるため使用しないので大きな問題ではないですが.
 また技術的な制約なのか、AF-C動作時はシングルポイントAFであればERF自体は表示されますが、ERFの拡大率が変更できないという制約があるので、食べ物撮影時以外の通常撮影ではAF-S + シングルポイントAFにて撮影しています.

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FUJIFILM X100VI
23mm f/5.6 1/9秒 ISO500

 上野駅地下ホームで撮影.薄暗い場所ではありますが、手ぶれ補正が効果を発揮して、1/9秒でシャッターを切ってもぶれないのでISO感度500で撮影できました.

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FUJIFILM X100VI
23mm f/5.6 1/15秒 ISO12800

 深夜の海ほたるPAにて撮影.かなり暗くてISO感度が自分が設定した許容値上限の12800まで上がっていますが、不満のない画質です.ざらついているように見えるのは、高感度ノイズよりも富士フイルムのカメラならではの画質設定機能であるグレインエフェクト(フィルムの粒状感を再現するもの)の影響が大きいかもしれません.

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FUJIFILM X100VI
23mm f/5.6 1/15秒 ISO3200

 同じく海ほたるPAにて撮影.フィルムシミュレーションはETERNAブリーチバイパス.ETERNAが映画用フィルムのシミュレーションということもあって色乗りが浅く個人的に扱いが難しい印象だったのですが、それに加えてブリーチバイパス処理(銀残し処理、自分も詳しくはわかりませんが)をシミュレートしたものということでさらに癖の強さを感じます.とはいえ、設定をカスタマイズしうまく使い込むことで好みの色合いを引き出せそうな気がします.
 X100Vと比較してフィルムシミュレーションはREALA ACE、ノスタルジックネガ、ETERNAブリーチバイパスの3つが追加されましたが、REALA ACEが普段使いできるものであるのに対して、ETERNAブリーチバイパスはここぞというときに使う設定のように感じられました.

 前機種であるX100Vと比べて10万円以上高額にもかかわらず発売から5ヶ月経過後もいまだに供給が安定していないということで、性能面よりも入手性や価格で話題に出ることの多い製品ですが、カメラとしては極めて完成度が高いと感じました.そもそもX100シリーズは代々、完成度を高めてきたので、その積み重ねの先にあるモデルとして高い完成度の製品に仕上がっているのは想定通りともいえます.
 複数台のカメラを所有してはいますが、どれか1台だけ残すとしたらX100VIを選ぶのではないかと思うほどに気に入っています(Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2と迷いますが……).好みの画角、手に馴染むサイズ感、光学ファインダと電子ファインダの融合という無二の存在、そして画質の良さと、とりあえずこれ1台あれば旅に出ても撮影に困ることはほぼないでしょう.

2024/08/11

わたらせ渓谷鐵道

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 21:44

 7月の3連休、とくに予定もなかったのでちょっと出かけてみるかと思い、「わ鐡」ことわたらせ渓谷鐵道に乗りに出かけてきました.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 都内から栃木・群馬方面へのアクセスといえばやはり東武.都内西部から浅草はアクセスはややしづらいので、途中駅の北千住からのほうが楽ではあるのですが、旅行に出るときはできるだけ始発駅から乗車したいもの.というわけで銀座線に乗って浅草にやってきました.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 浅草駅の名物?といえばこの先端部の細く曲がったホーム.川や道路に阻まれてこれ以上の拡張が難しそうなので、ターミナル駅ながらどことなく肩身の狭い印象の駅です.
 日光・鬼怒川方面にはスペーシアXや従来のスペーシア、さらにリバティといった東武の看板列車といえる車両が投入されていますが、群馬方面に向かう列車は一部リバティも投入されているものの、年季の入った200系車両(製造から約30年経過、種車としては60年以上経過)が主力となっています.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 車内もクラシックな雰囲気を感じます.
 ちなみに6両編成に3ヶ所あるトイレのうち、バリアフリー対応の1つを除く2つは和式便座だそうで.そうしたところにも時代を感じます.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 東武からわ鐡にアクセスするにはいくつか方法があり、いちばん簡単なのは相老駅での乗り換え.
 ですが今回は時間の制約もないので「りょうもう」号で終点の赤城駅まで向かい、上毛電鉄に乗り換えます.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 赤城駅は東武と上毛電鉄の共用駅ですが、上毛電鉄は交通系ICカードには対応しないので、いったん下車し切符を購入します.
 この車両、京王井の頭線からやってきた車両ですね.サイズ的に地方ローカル線では人気らしく、岳南電車とか北陸鉄道とか松本電鉄で自分も乗ったことがあります.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 終点の西桐生駅から5分ほど歩いたところにJR両毛線とわ鐡の共用駅の桐生駅があります.わ鐡はもともと国鉄足尾線→JR足尾線だったのでホームも共用になっています.
 JRと共通の自販機で一日乗車券が買えるので、今回はそれを購入しました.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 ホームに上がってしばらくしたら1両の列車がやってきました.
 チョコレートブラウンのような塗色ですが、「紅銅色(べにあかがねいろ)」と呼ばれるもので、車両のヘッドマークも「あかがね III」と入っています.紅銅色なのは、足尾線のルーツが銅鉱山の貨物鉄道だったためでしょうか.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 側面にはウサギのレリーフが.JRからわ鐡になった当時に導入された車両は富士重工業製で、当時富士重工の社員だったパラダイス山元氏がデザインされたとのことで、このカラーリングやウサギ(そのほかにもさまざまな動物をデザインされています)は氏のデザインを受け継いだものだそうです.鉄道マニアに好まれるカラーリングをした、とのことだそうですが、確かにこの色いいですね.
 この車両は1993年に導入された車両で、わ鐡の中でも古いもの.そのせいか空調の効きもいまひとつで、発車後に暑い場合は窓を開けるか備え付けのうちわを使ってください、とのアナウンスがありました.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 50分ほどで神戸(ごうど)駅に到着.この駅は列車交換が可能なこともあって比較的長めに停車するのに加えて、普通乗車券でも途中下車可能であったり、駅構内に売店があったり併設のレストランで食事や駅弁購入もできるので、列車から降りてくる方も多く、賑わっていました.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 個人的にはこうして改札(できれば自動改札ではないもの)から向こうに鉄道車両が見られる光景が好きですね.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 列車交換可能なこともあって駅構内には構内踏切と屋根のない跨線橋があり、跨線橋からの眺めがまた格別です.
 山あいのローカル線の駅、としてなんだか鉄道模型のジオラマっぽいなと感じました.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 上り方面のホームの向こうに鉄道車両が見えます.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 これはかつての東武デラックスロマンスカー車両を流用したレストラン「清流」です.
 ちょうど昼頃に到着しましたので、こちらでお昼をいただくことにしました.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 いただいたのは舞茸ご飯定食.舞茸とナスの天ぷら、それにキノコ炊き込みご飯、そしてうどんがセットになったものです.
 車内は食事用にテーブルが設置されているものの、それ以外はシート含めて当時の車両そのままです.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 1時間40分後、次の下り車両(手前側の車両)に乗車します.これも桐生駅から乗車したのと同時期に導入された車両で「わたらせII」と愛称が付けられています.反対側には神戸駅まで乗車してきた「あかがねIII」が上りとしてやってきました.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 神戸駅からさらに標高が上がり、途中に5km以上あるトンネルを抜け、しばらく進むと鉱山の痕跡とおぼしき建築物が見えてきました.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 通洞駅で下車します.「通洞」の名が示すように、ここから少し歩いた先に鉱山の入り口があり、観光地として整備されています.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 足尾銅山観光の入り口です.どことなく昭和の観光地といった雰囲気が漂ってきていますが、開業が1980年(昭和55年)なのでそれなりに歴史のある観光地です.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 入坑用のトロッコ列車です.15分間隔で運行されており、これに乗って鉱山に入っていくというレアな体験をすることができます.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 幸か不幸か前の列車が出たばかりということもあって、先頭に座ることができました.
 乗車口から入坑口まではそこそこの高さを下る必要があり、途中まではアプト式で機関車が牽引し、鉱山に入る手前の平地になったところで機関車を切り離してバッテリで動く客車(電車?)で入稿します.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 この日は35度くらいはあったであろう、暑い日でしたが入坑した途端にひやっとした空気に包まれます.
 薄いぐらい鉱山をトロッコで進むのは非日常的な体験で素晴らしいのですが、残念ながら距離的には100mくらいでしょうか、進んだところで終点になります.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 レール自体は先まで伸びてはいるのですが、柵で塞がれています.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 「この先、1200キロ以上の坑道が続きます。」の案内が示すように薄暗い先にレールが伸びていっています.1,200kmといえば新幹線で言うと東京駅から熊本駅の先、新八代駅までの距離と同等です.つまり、自分が立っているこの下に網の目のように坑道が張り巡らされているということなのでしょう.
 施錠された扉の向こうにうっすらとレールが伸びている光景はホラー映画の一場面のようにも見えます.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 坑道の中は江戸時代からの鉱山の歴史を学べるようになっており、時代が進むにつれて坑道の支えや工具などの進化を見ることができます.
 この日は晴天だったにもかかわらず坑内は非常に湿度が高く、床はすべて濡れており、天井からは水が滴っている状況でした.撮影しながらもカメラに水滴がついたりしないかと注意を払う必要がありました.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 天井から滴るものがただの水であればまだいいのですが、要注意なのは水滴にも銅の成分が含まれる硫酸銅で有毒です.
 鉱脈を通った水からも銅の成分を取り出したとの説明があり、そこにも「この水を飲んだり触ったりしないで下さい」と書かれていました.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 鉱内にある説明板も染み出した水に浸食されて変色してしまい、部分的に読めなくなっていました.
 屋外にもかつて使用されていた車両が展示されていたり、銅銭など貨幣の歴史をまとめた資料館がありました.
 そして、昭和時代の観光地のお約束とでもういうか、建物から出る前に土産物店を通るのですが、まるで時間が止まっているかのような昭和感に満ちあふれていました.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 次の便が来るまで1時間半くらい時間があったので、通洞駅から足尾駅まで歩いて移動しました.
 通道駅から足尾駅までは店舗や住宅が連なっており、かつて鉱山で栄えた面影は残ってはいるのですが、住宅の多くが廃屋になってしまっているなど、やや寂しい雰囲気もありました.
 足尾駅は街の中心にあった駅らしく、駅構内も広く立派な作りでした.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 以前は貨物の積み下ろしなどをしていたのでしょうか、駅舎の手前の方にまでレールが伸びており、そこにはかつて使用されていたであろう機関車や貨車が置かれていました.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 駅舎横にも荷捌きをするような建物があり、そこには国鉄時代から活躍していた、キハ30が置かれていました.
 外観はかなり錆が進行しており、中は荷物置き場として使われているようでした.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 帰りの桐生行き車両は最新のWKT-522「こうしん」でした.
 3連休初日とはいえ、薄暗くなってきた時間帯なので乗客もまばらでした.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 外もやや涼しくなってきたタイミングで空調の効く車両がやってくるというのも皮肉なものですが、快適に過ごすことができました.

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

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Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM

 帰りが遅くなったので、行きと同じルートで帰ろうかとも思ったのですが、登利平の鳥めしが食べたいなと思ったので、やや遠回りですが高崎に寄って駅ビルで弁当を買い、湘南新宿ラインのグリーン車で食べて帰りました.
 初めて行く場所で下調べもそれほどしていなかったこともあり、あとあとから気になったものを調べ直してみると寄ればよかったと思うような場所がいくつも出てきました.時期を見て再訪したいところです.

2024/07/24

吉田初三郎の世界

Category: 旅行・観光,社会・政治・世情一般 — Annexia @ 21:05

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 府中市美術館で開催の『Beautiful Japan 吉田初三郎の世界』を観に行ってきました.

 2ヶ月弱くらいの会期で、当初は図録の印刷が遅れていて間に合わないという話もあったので、図録が発売されるようになってから観に行こうと思っていたら予定が立て込んでしまい、最終日に慌てて出かけることになってしまいました.

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Apple iPhone 13mini

 吉田初三郎は大正から昭和にかけて活躍した画家で、とくに鳥瞰図と呼ばれる、上空から鳥の視点で見下ろしたかのような視点の作品が有名です.また全国各地の観光案内図などを描き、さらには戦時中に領土であった地域に至るまで描いています.
 面白いのはデフォルメの妙です.遠近感を利用して首都圏の地図なのに遥か遠くの九州や青森、果ては樺太などに至るまで描いており、さらに観光案内図などスポンサーのついている絵については強調したい施設や地域・鉄道路線を大きく描くなどといったわかりやすさも魅力です.
 ディテールの細かさにも凝っていると同時に大正期から昭和にかけての印刷技術の発達、また戦時中などは軍事施設などの機密事項を描かないなど、時代背景も含めて興味深い部分が多々あり、展示案内もそうした視点を織り交ぜて紹介されていました.

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RICOH GR III

 会場で購入した図録と、後日購入した作品集です.作品集はミュージアムショップでも売られていたのですが、訪れた日がげんなりするほどの暑い日だったので、重たいものを持って歩きたくなくてとりあえず図録だけ購入し、作品集は後日購入しました.
 みっちりと描かれた内容の細かさは見入ってしまうといくらでも時間が溶けてしまうほどです.

2024/07/22

銚子旅行

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 23:17

 ほぼ毎年のように行っている銚子に今年も出かけてきました.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 今年春のダイヤ改正で銚子行き特急の車両が255系からE259系に置き換わりました.
 ボディカラーからも想像できるように、E259系はもともとは成田エクスプレス用の車両です.しかしながらCOVID-19の影響もあって空港を利用する需要が大幅に減り、その後も戻り切っていないのか余剰車両があるようで、JR東日本が成田エクスプレスだけでなく汎用的に車両を使う方向に方針転換した結果、車体の『N’EX』表記を『SERIES E259』と改めて他の用途にも使うようになったのです.
 車両に余裕があるのだったら、銚子行き特急も本数をもっと増やしてくれると大変ありがたいのですが、いかんせん需要と供給の関係なのでなかなかそうもいかないのが難しいところです.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 車体側面にも大きく『SERIES E259』の表記が.書体のせいかカラーリングのせいか、どことなくロシア・アヴァンギャルドな雰囲気を感じさせます.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 車両の導入といえば、銚子電鉄にも新型車両が先日導入されました.
 南海電鉄で活躍していた2200系が22000形としてデビューしたのです(真ん中の車両).しかしながらこの日は車庫でお休み中でした.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 予定では、銚子駅から歩いてヤマサ醤油の工場に向かい、そこでしょうゆソフトクリームをいただくつもりだったのですが、やっていないとのことでそのまま歩いて仲ノ町駅に.ヤマサ醤油のWebでは工場見学は土曜日は休業との案内でしたが、しょうゆ味わい体験館はやっているだろうと思ったらそちらも休みということでした.以前は土曜で工場見学は休みでもしょうゆ味わい体験館は開いていたのですが.
 仕方ないのでその足で仲ノ町駅に向かい、一日乗車券『弧廻手形』を購入し外川駅に向かいます.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 この日運行されていたのは旧京王の2000形でした.ヘッドマークはホテル三日月です.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 銚子方面に向かい、観音駅で下車.銚子漁港に向かう途中にある、丼屋 七兵衛に入ります.
 6月と7月は『入梅いわし祭り』が開催されており、イワシのコース料理が提供されます(要予約).が、今年はイワシが不漁のようで、予約していない場合にはイワシ料理自体が提供できないとの案内がされていました.これがお目当てでこの時期に銚子に来ているわけなので、もちろん予約済みです.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 まずは刺身となめろう.
 刺身で旬の脂の乗ったイワシの旨みに圧倒されます.
 なめろうは店によっても味が違うのが魅力でありますが、ここのは味噌などの味付けは控えめでイワシの素材感を押し出した作りです.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 続いてはフライ.
 カラシ醤油でどうぞ、とのことで揚げたてのサクサクとした衣と脂の乗ったイワシの旨みが抜群で、ご飯が食べたくなります.
 左手前にあるのは銚子電鉄の『弧廻手形』を提示することでいただける小鉢です.小鉢プレゼント、でいただける小鉢にしてはちょっとした一本料理の趣すらあって嬉しいところです.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 そして、イワシ漬け丼とつみれ汁.
 もう随分と前、調べたら2016年なので8年前ですが、この店で初めてイワシの漬け丼をいただいた時には衝撃を受けました.イワシは青魚ということもあって足が早く鮮度が落ちやすい魚.それを漬け丼にしても生臭いだけなのでは…… と思っていたのを打ち砕く美味しさで、それから何度も訪れています.
 もちろん今年も美味しさは変わらず、「来週も食べに来たいな」くらいのことを思いながらいただいていました.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 再び銚子電鉄に乗って犬吠駅に.1日乗車券があることをいいことに、行ったり来たりします.
 犬吠駅は「ぬれ煎餅」や「まずい棒」といった、銚子電鉄謹製のお菓子や土産物が大量に揃っています.余談ですが銚子電鉄は鉄道事業よりも菓子類の販売のほうが売上の主流となっており、帝国データバンクの業種は「米菓製造」になっています.
 「鉄道なのに自転車操業」と自虐的なジョークを飛ばす会社だけあって、毎年来るたびに変わった新商品を売り出しているのが面白いところ.今年は『たい焼ドッグ(鯛焼きにフランクフルトを入れたもの)』にさらにチーズを乗せてバーナーで炙った『チーズどっぐ』と『まずそーだ(キウイ味のソーダにイチゴやパイナップルを入れたもの)』をいただきました.『まずい棒』もそうですが、まずいのは味ではなく経営状態なので美味しくいただきました.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 銚子駅に戻り、駅前通りをしばらく歩いたところにある「銚子セレクト市場」にて、しょうゆソフトクリームをいただきました.
 ずっと昔、最初にこれを食べたときは次に食べることはないだろうと思っていたのに、来るたびに食べてしまいます.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 今回は14時すぎくらいに銚子を出発し、成田線経由で成田空港にやってきました.
 この先に以前から一度は訪れてみたかった場所があるのでそちらに向かいます.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 窓のない、まっすぐでやや下り坂の通路.通行者もまばらで不気味な雰囲気が漂います.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 通路の出口にあるのは京成電鉄 東成田駅.かつては『成田空港駅』と呼ばれていました.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 規模の大きな駅にも関わらず、人気は少なくて廃墟じみているようにすら感じられます.

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Apple iPhone 13mini

 だだっ広い駅構内ですが、これでも部分的に柵で囲われており実際にはもっと空間が広がっているようでした.
 柵の上の方が空いているのでiPhoneで柵の向こうを撮影してみると、こんな光景が.照明が消えたなかに、改札が見えます.
 東成田駅は、いまの成田空港駅と空港第2ターミナル駅とは違う路線を通っており(京成成田駅から空港に向かう途中で分岐)、支線のような扱いになっています.そしてこの駅の先には芝山鉄道が接続しています.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 切符を買って(芝山鉄道はSuica非対応なので)ホームに降りると、向こうに使われていないホームが見えます.かつては2面4線あったホームも今は1面2線のみ使用されています.

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 『東成田』の駅名標の向こう、使われてないホームには違う駅名標が.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 露出をプラス補正して撮影すると、『成田空港』の駅名標が.
 駅名標だけでなく、ベンチや案内板、広告に至るまで忘れ去られたかのようにそのままになっています.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 芝山行きの列車が到着したので乗り込みます.
 ちなみに『成田空港』表記のままで使われていないホームは、ホーム端に車止めがあり芝山にはつながっていません.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 東成田駅からずっとトンネルを進み(上は成田空港の滑走路などの施設なので)、地上からそのまま高架に上がったところで終点です.
 『日本一短い鉄道』を自称し、途中駅もなく2.2kmの営業キロしかないのですぐに到着します.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 東成田駅方面のホーム端からは空港の様子が見えます.ANAのA380がいました.
 さて、ここから再び空港に戻るには当然ながら再度芝山鉄道に乗るのですが、東成田駅で再びあの長い通路を通るか、もしくは別の手段として京成成田駅までさらに戻り、現行の成田空港駅行きの列車に乗り換えるという2つの方法があります.値段が安いのは東成田駅で通路を通るルートですが、なんとなくあの通路を通る気分にもなれなかったので京成成田経由で空港に向かいました.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 京成成田駅を出る頃には周囲も暗くなり、天気もぐずついてきてしまいました.
 なので空港に着いても飛行機をとくに見ることもなく、夕食をいただきました.自分の生活圏内に不二家レストランってないので、成田空港に来るとつい入ってしまいます.

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Nikon Zf + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 そして帰りは成田エクスプレスで新宿経由で帰宅.スカイライナーのほうが速いのはわかるのですが、23区西部に住んでいると日暮里や上野で乗り換えるのは億劫なので、時間はかかってもいいから新宿まで連れてきてくれるN’EXを選んでしまいます.