2023/10/09
遠野旅行、続きです.
RICOH GR III
翌日、ホテルからの眺め.山々を覆うかのように雲が立ち込め、道路は濡れています.
まだこの段階では小雨レベルでしたが、昼くらいから本降りになるという予報でした.
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気になっていて見に行きたかったスポット、茅葺き屋根のバス停待合所.
遠野にはこうして一般の建物でも茅葺き屋根の建物があったりします.茅葺き屋根の技術や素材を残すという目的もあるようです.
田んぼの真ん中に茅葺き屋根の小屋があるところもあってそちらも見たかったのですが、悪天候なこともあって今回は見送りました.
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田んぼは借り入れの時期で晴れたいたら日差しに映える黄金色の稲穂を見ることができたのでしょうけど、この天候なので仕方ありません.
とはいえ、これはこれで風情があると思いました.
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続いて訪れたのは「遠野ふるさと村」.
古民家などを移築した施設で、遠野のかつての姿を残しています.
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遠野の古民家の特徴は、「曲がり家」と呼ばれる建物がL字型をした構造にあります.
この写真の左側が馬を飼う厩舎、右側が人が住む母屋となっています.
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いくつかの建物ではこうして実際に馬が飼われていました.
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内陸から釜石や宮古などに荷物を運ぶときに馬が利用されており、遠野の人たちはその運搬で稼いでいたそうです.
母屋からもこうして馬の姿を見ることができ、かつての遠野が馬を大事にしていたことを感じさせられます.
また現在もJRAなどによる「遠野 馬の里」という施設があり、馬市場として馬の競りも行われています.
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建物の中は自由に入れるようになっています.
かまどでは火が起こされています.これは煙で茅葺き屋根を燻して防虫対策をしているのだと以前に聞いたことがあります.
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奥座敷には「オシラサマ」が飾られていました.
オシラサマは、自分の娘と飼っていた馬が結ばれたことに怒った父親が馬を殺してしまい、泣く娘の前で馬の首を切り落としてしまったところ、その馬の首と一緒に娘が天に昇ってしまったという言い伝えの像です.なのでよく見ると左の夫の頭が馬になっています.
「遠野物語」にはこうした言い伝えがたくさん残されています.おそらくそうした民話のたぐいは昔はどの地域にもあったのではないかと思いますが、明治末期という絶妙な時期に口承にて記録されたことで遠野の街が民話の里として有名になったのだと思われます.
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見ているうちに雨はどんどん本降りになってきてしまいました.
平日の悪天候ということもあって、自分の他は観光客や海外から来たと思われる2人組以外はおらず、ほぼ貸切状態でした.
入り口で「全部見て回るにのに40分くらいかかります」という説明を受けたのですが、じっくり見て回っていたら2時間ほどが経過していました.
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午後になり、昼食を食べた後も相変わらず雨が降り続けているのでホテルの駐車場に車を停めて、ホテル横にある遠野市立博物館に.日本初の民俗専門博物館だそうです.
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展示内容は遠野の歴史や人々の生活、そしてやはり遠野物語の世界を中心に展示されています.
これは遊びに来ていた天狗の遺品とされるもの.現実と空想というか伝説的なものとの境界線ともいえるような展示というのは、見ていてあれこれ想像を掻き立てられます
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遠野の民家で祀られていたオシラサマやオシメサマなどと呼ばれるもの.
祭日には1枚服を着せるとか、火事になっても焼けずに残ったとか身体の悪いところを撫でると治るとか言い伝えがあれこれあるそうです.
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特別展「遠野物語と呪術」.
当初旅行の計画を立てていたときには開催は知らなかったのですが、ちょうど自分が滞在する期間が会期末期ということもあって、タイミングよく見ることができました.
呪術、といっても呪うものだけに限らず、玄関に貼るお札のようなものやおまじないなど多岐にわたる展示です.
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展示は撮影可能、ただし撮影することで『写り込んでしまった不可解な”何か”についての責任は、当館では一切負いません』とのこと.
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民家などに貼られた、魔除けのお札.
なんか西洋の悪魔っぽい雰囲気も感じられますが、これは鬼.高名なお坊さんが邪悪なものを祓うために自らが鬼となった姿を弟子に描かせたものなのだとか.
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いろいろなものが描かれたお札.
疫病よけ、作物を猪や鹿から守る、火事を防ぐなどいろいろ.こうしてみると、昔も今も怖いもの、忌避したいものは変わらないという感じがします.
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熊の掌.熊のお産は軽いことにあやかって、妊婦をこれでさすったり、削って飲むことで陣痛促進の効能を期待したのだとか.
これを削って飲むのはなかなか勇気がいるものだと思いました.
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呪術といえば真っ先に連想されるであろう、藁人形も展示されていました.
藁人形のように相手の髪などを入れて呪術を行うのは「感染呪術」と呼ばれるものの一種とされ、同様の手法として鹿の足跡に矢を射ることで鹿の動きを鈍くさせたりもするそうです.
相手を呪うだけでなく、人の形をした紙で人間の患部などを撫でることで、紙に災いを移して回復する、というような行為もあるのだとか.
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会場ではアンケートも行われていたのですが、そのアンケート回収箱がいかにもなアレでしたので、なんだかアンケートに答えないと災が降りかかりそうな気がして、自分も回答しておきました.
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この遠野市立博物館、遊び心があってこの呪術展に関連してなのかわかりませんが、展示会場とかとはまったく関係のない場所に唐突にこのようなものが貼られていたりします.自分は2ヶ所見つけましたが、もしかしたら他にもあるのかもしれません.
「遠野物語と呪術」の図録を購入して博物館をあとにしました.この図録、かなりの人気なようで博物館でも通販をやっているのですが売り切れてしまっては再販して、また売り切れて…… の繰り返しのようでした.自分が訪れたタイミングでは再販がなされて在庫があったので購入することができましたが、自分が見ている間にも2,3冊ほどが売れるほどの人気ぶりでした.数日後、会期終了後に通販が再開されましたが即座に完売となってしまい、これにて増刷もせず販売終了となったので購入できなかった人も多そうです.
つづきます.
2023/10/07
夏休みを利用して遠野に出かけてきました.
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東北方面へ旅行に行くときによく使う方法ですが、前日のうちに自宅を出発して東北道佐野SAにある旅籠屋に宿泊しました.
前日にここで宿泊するメリットはいくつかあって、
・朝の都内の渋滞を回避できる
・約100kmといえども前日に移動できるので行程に余裕が生まれる
・高速道路内で夜間を過ごすことになるので深夜割引(30%引き)が適用される
というものがあります.
そのほかにも、サービスエリアという非日常空間で宿泊するというちょっとしたわくわく感もありますね.
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翌日は7時過ぎにチェックアウトし、サービスエリアで朝食を取ったのちにひたすら北上します.
400km以上進んで北上江釣子ICで降りて、近くのショッピングセンターのドムドムバーガーで限定の「まるごとかにバーガー」をいただきました.ソフトシェルクラブをバーガーにするとは斬新ですがビジュアルも味もいいですね.
秋田方面にも岩手沿岸方面へもアクセスがしやすいので北上江釣子ICは過去にも何度か利用していますが、そのたびにドムドムバーガーに行っているような気がします.またこの近辺にはスターバックスもあるのも重宝します.
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今回の予定では遠野に2泊し、1日かけて観光する予定なのですが、残念なことに終日滞在日が雨との予報.
なので到着日のうちに屋外の行きづらい場所に行っておこうということで、チェックインする前にいくつか回ることにしました.
遠野の街から少し外れたところにある奇岩、続石です.山道を10-15分ほど登った山中にあるのですが、今年は熊の出現が多いとのことなので怖いなーと思いつつ登りました.気休めとしてiPhoneで大きめに音楽をかけていたのですが、そのおかげか熊との遭遇は避けることができました.
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岩の上にさらに大きな岩が乗っています.権力者の墓であるという説や、弁慶がやったものだという言い伝えなどが残されていますが、真相はわからないようです.
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2つの岩の上に乗っているようにも見えますが、よく見ると左側の岩とは接していません.
岩と岩の間は通り抜けるくらいのスペースが空いています.
熊が怖いので早々に下山しました.
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続いて訪れたのは早池峯神社.遠野の街からかなり山奥にあります.
車移動していて思ったのですが、かなり山奥まできてもセンターラインのある片側1車線の道路が整備されているので、離合に苦しむような機会はありませんでした.アスファルトの荒れたところはあるものの、運転していて気持ちのいい道路が多かったです.
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参道も手入れされていて、地元の信仰も篤い神社という雰囲気です.
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周りは全て森.参拝の方がほかに数名いらしていましたが、ひっそりとした雰囲気の神社です.
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さらに進むと本殿が.無事に帰れるよう祈願しました.
街に戻ろうと思いカーナビを使おうとしたら圏外でした.
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途中、脇道に入ったところにクラシックな佇まいの橋があったので立ち寄って撮影.
この先にも紅葉が綺麗な場所があるようでしたが、まだ紅葉の季節ではないのでそのまま元の道に戻りました.
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遠野の知名度を高めた作品として「遠野物語」があります.
その中でもいくつかの話に登場するのがカッパ.遠野市のイメージキャラクタに起用されたりしていますが、「カッパ淵」と呼ばれる観光名所もあります.
いかにもカッパが出てきそうな場所に、釣竿にきゅうりをくくりつけたものが置かれています.観光案内所で「カッパ捕獲許可証」を発行してもらうと実際に釣竿をレンタルしてもらえるそうで、自分が訪れた時も釣竿を垂らしている方を見かけました.
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日も暮れかけている時間帯ということもあって、余計に雰囲気があります.
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宿でチェックインを済ませ、夕飯に出かけることに.
遠野の食べ物として有名なのがジンギスカン.「遠野」という言葉の語源がアイヌの言葉からきているという説もあるくらいで、北海道にも通じるものがありそうな土地ではありますが、ジンギスカン自体は戦後のものなのでとくに北海道とのつながりはないようです.
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上ラム(肩ロース)とラムチョップを注文.ジンギスカンを食べるのはこれが初めてなので調理方法を簡単に説明してもらいました.
ああ、これは美味しい.ということで翌日もジンギスカンを食べに行こうと決めたのでした.
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ホテルに戻る前に買い物をして行こうと思いスーパーに.店の前の駐車場に「落雪注意」と書かれているのが遠くに来たなと感じさせられます.
旅行に来るとその土地の珍しいものを探しにスーパーに立ち寄ることが多いのですが、地元の野菜が売られていたり三陸産の秋刀魚のフライがあるくらいでそれほど珍しいものは見当たりませんでした.
続きます.
2023/10/04
映画『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』を観てきました.
近い将来、人類は痛みの概念を失い、技術的発展も放棄して退廃的な生活を送るようになっていった.
体内では新たな臓器が生成されるようになり、その臓器を登録する政府機関が現れ、それと同時に臓器を取り出すことをショービジネスとする人たちがいた.またプラスティックを主食とすることに進化を見出す人々が出現していた……
と、ストーリーを書いてもなにを言っているのか全然わからないですよね.自分も見ていて理解が追いつかない部分が多々ありました.世界観の説明というものがほぼなく始まったので、冒頭で客船が横倒しになったまま放置されているのも理解不能でしたし.
もっとも、そうした根底にあるストーリーを理解せずとも、独特の映像センスを楽しむことがデヴィッド・クローネンバーグ作品を楽しむ方法のひとつであるような気もします.臓物系とでもいうか、体内をまさぐられるかのような感覚は、自分が過去に見てきたクローネンバーグ作品に一貫してあるものだと感じました.
万人に勧められる映画だとはまったくいえない作品ですが、好きな人にはたまらない作品なのだと思います.そしてそのたまらない人には自分も含まれています.
2023/08/24
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BALMUDAのThe GreenFanを新しいものに買い換えました.
今まで使っていたものは、GreenFan2.購入は2012年なので11年使ったことになります.扇風機の標準使用期間は10年とされているので、そろそろ交換時期かなというタイミングに来ていました.
とはいえまあまだ普通に使えているし、セールでもあったら買い替えを考えようかな…… くらいに考えていたところ、BALMUDAにユーザ登録している人向けの30%引きセールが始まったので購入したというわけです.
GreenFanシリーズは一般的な扇風機に比べてかなり高価な製品ですが、気に入っている点が2つあります.
・特殊な羽根設計により、風の当たり方がソフトでずっと風を受けていても扇風機独特の疲れのようなものがない
・DCモータを使用しており非常に音が静かでほとんど動作音が気にならない
どちらもGreenFanが出た時は衝撃的でした.とくに風の当たり方がソフトなのは感動的で、一般的な扇風機の風を受けていると、痛みとまではいかないまでも疲れを感じたりとか目が乾燥したりするのですが、GreenFanだとそうしたものがありません.なので、エアコンの設定温度を控えめにして扇風機を常時動かすような運用で節電することもできます.
現在はフォロワーというか類似品も多々出ていますが、個人的にはオリジナリティに敬意を表したいものなので引き続き新型を購入したわけです.
今まで使ってきた2012年モデルのEGF-1100と今回購入した2023年モデルのEGF-1800、その間にもほぼ毎年なんらかの新型が出ていたようですが、細かな違いはあれど外見はほとんど同じですね.新型を出すためにわざとデザインをいじるようなことをしないところは好感が持てます.
実機を触ってみて、2012年モデルと2023年モデルで違いを感じたのは、
・ファン表面のファンガードの取り付け方法(2012年:マグネット、2023年:回してロック)
・首振り機能(2012年:左右いっぱいまで首振り、2023年:任意の範囲内での首振り設定可能)
・電源オフ時の首位置の動き(2012年:電源オフの位置で停止、2023年:自動的に正面に戻り電源オフで変更位置に戻る)
・首の横向き位置調整(2012年モデルに比べて2023年モデルは細かくなった)
・首の縦向き位置調整(2023年モデルは無段階調整可能になった)
・LEDの明るさ(2012年:一定の明るさでスリープタイマー設定時のみ暗くなる、2023年:無操作1分経過後に自動で暗くなる)
といったところ.
細かな違いの積み重ねですが熟成を感じます.
直販で購入した特典として、シーズンオフ用の収納袋も頂いたので、また長いこと使用できたらと思います.
2023/07/17
RICOH GR III
時計を購入しました.HAMILTONのKHAKI FIELD ‘MURPH’ 38mmです.
通称『マーフウォッチ』と呼ばれているこの時計は、クリストファー・ノーラン監督の2014年映画『インターステラー』の中で「マーフ」が使用し、しかも物語の進行上、重要なキーアイテムとして使われていたことで知られたものです.映画公開当時はこの時計は製品化されていなく、映画を見たファンから製品化の要望が出て上映から5年後の2019年に最初のモデルが登場しました.しかしサイズが42mmと大きく、小さなモデルを望む声があったことからさらにその3年後の2022年に38mmサイズのモデルが登場しました.
自分も『インターステラー』を見てマーフウォッチが欲しくなったものの、42mmというサイズで見送っていたのですが、38mmモデルが出たということで購入に至りました.
しかし、実際に入手できるまでが一苦労でした.
以前にHAMILTONのJassMaster OpenHeartを購入したときには安価な並行輸入品がありましたのでそちらに手を出しましたが、今回のマーフウォッチ38mmではそうした並行輸入品が見当たりませんでした.なので正規輸入品を買うことになったのですが、136,400円といいお値段ですので多少は安く買いたいもの.ということでポイントセール期間の楽天を使って購入することにしました.
クーポンやらポイント割引分を考慮すると12万円ちょっとになったのでよかったかな…… と思っていたら、楽天の購入審査で不正アクセスを疑われて購入がキャンセルされたうえにアカウントまでロックされてしまいました.そもそも楽天を使う機会が年に1,2回程度でしかも最近は数千円のものしか買っていなかったので、急に高額製品を買ったので怪しまれたようです.楽天のサポートに連絡を取って解除してもらいましたがこれで2日間のロス.
再び楽天で購入し、無事に購入.購入したからには早く受け取りたい、原宿にある店舗受け取りにすれば店頭在庫をすぐ受け取れるだろう…… と思って店頭受け取りにしたら、在庫がないのか別の理由かはわかりませんが倉庫から店舗に送付手続きがなされてさらに2日間のロス.さらにさらに、店舗で検品したら不具合が見つかったとのことで再取り寄せでさらに2日間のロス.
結果、土曜日の午前に発注したものが翌週の金曜夜にようやく入手することができました.買うとなったらすぐ手に入れたい心情なので流石にちょっと焦らされた感があります.
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店舗で普通に購入すると大きめの収納ボックスに収められたものを渡されるのですが、大きくて邪魔だし、かといって捨てるのも躊躇してしまうので今回は通販限定で選ぶことのできるモバイルケースを選びました.とはいえ、これに収めて時計を持ち運ぶことはないと思いますが.
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ブラックの文字盤にややクラシカルなアラビア数字、そしてコブラ針(カテドラル針)と呼ばれる時分針と、それぞれがやや色褪せたような色調なのがクラシカルさを感じさせます.1秒が1/3刻みになっているように、6振動の機械式です.
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ムーブメントは手持ちのJassMaster OpenHeartと同じ、キャリバーH-10.
ただし、ムーブメント内に「H」のロゴが入っており、ひげゼンマイにニヴァクロンという耐磁性能に優れた素材が使われているなど、多少の違いがあるようです.
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バンドは艶ありの黒いカウレザーに白のステッチ.このバンドも含めてマーフウォッチだろうと、ベルトはそのまま使うつもりでいましたが防水性ではないタイプのベルトで夏場に使うとすぐに傷んでしまいそうなので別途NATOバンドを発注することにしました.
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尾錠は標準はピンバックルなのですが、革バンドがすぐに傷んでしまいそうなので純正のDバックルを入手しました.とはいえ、これもバンドと一緒に涼しくなるまでおあずけですね.
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黒の文字盤にやや暗めの数字ということもあって、視認性は屋外のような場所も含めてそれほど高くはないですね.とはいえ、JassMaster OpenHeartのような時計でも満足して使っていますのでさほど問題ではないです.
それよりも風防がラウンドしたサファイアガラスなのですが、反射防止コーティングがされているとはいえ湾曲しており天井の照明などが映り込みやすいような気がします.ラウンドしたミネラルガラスだとそれほど気にならないのですが、サファイアガラスでクリアすぎるから気になってしまうのでしょうか.
42mmのマーフウォッチ登場から4年ほど購入を悩んでいましたが、その間に38mmモデルが登場し、それに背中を押されるような形でようやく購入に至りました.
好きな映画だとしても、既存の製品を使用しましたというだけだとタイアップ感があって購入には至らなかったと思いますが、映画専用にデザインされたモデルで、しかも映画の上映と関係のない数年後にリクエストに応えて発売された、という点が惹かれたところでしょうか.