2024/01/30

金沢旅行(その1)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 22:16

 2024年は元旦から災害に見舞われる年となりました.
 自分は静岡の実家でTVで日本代表のサッカーを見ていて、試合終了後のインタビューの最中に緊急地震速報が流れて事態を知りました.能登は数年前に観光で訪れたことのある地であり、宿泊した和倉温泉や白米千枚田、そして輪島の朝市の変わり果てた姿には驚きを隠せません.
 被害の全容が徐々に明らかになると同時に表面化したのが、同じ石川県でも加賀地域への観光客が減少しているということでした.些少な金額を義援金にて支援させていただきましたが、それだけでは足りない、直接的な支援をする必要があるのではないか.そう考えて休暇をとって1泊2日で金沢を訪れてきました.
 ……とはいえ、個人にできることなどわずかなもの.観光客の減った観光地に行ってすることといえば、精一杯観光して美味しいものを食べ、土産物を買うことくらい.なので今回は財布の残額はとりあえず忘れ、いいものを食べましょう的観点で旅をすることにしました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 早朝、6時過ぎの東京駅.金沢に行くのなら北陸新幹線に乗るのは当然ですが、今回は東海道新幹線にて出発.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 在来線への乗り換え時間を20分ほど見ていたのですが、数日前に関ヶ原近辺に降った大雪の影響がまだ続いており、この日も名古屋-京都間の所要時間が通常よりも20分ほど余計にかかるという発表があったため、当日朝になってさらに20分早い列車に振り替えました.
 名古屋までは時間通りで、20分余計にかかるとかいっても余裕を見ての数値でしょ…… と思っていたら、岐阜羽島駅を過ぎたあたりから線路端に残雪が見え始め、関ヶ原や米原近辺では線路に雪が付着しスプリンクラーが水を撒く状況に.この状況で通常と同じ速度を出すと雪の塊が当たって機器類が損傷するリスクがあるらしく、新幹線は65km/h程度まで減速して結局は京都に20分近く遅れて到着しました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 京都で下車し、時間に余裕もあるのでスタバでカプチーノを買い、在来線の改札を入場したら、次に乗り換える列車が10分の遅延であるとのアナウンスがありました.まあ10分くらいなら、と思っていたらどんどん遅延がひどくなり、結局到着したのは30分後に.寒いホームで待っていたのでカプチーノは冷めてしまい、結果論ですがこれだったら新幹線を早めなくてもよかったようです.
 今回北陸新幹線に乗車せずにわざわざ東海道新幹線で京都経由にしたのは、この金沢行き「サンダーバード」に乗車したかったからです.2024年3月に北陸新幹線が金沢から敦賀まで延伸となり、関西から金沢に直行する列車がなくなり、特急列車はすべて敦賀止まりになります.その前に金沢まで乗り納めておこうと考えました.
 そしてわざわざ早朝の新幹線に乗ったのは、京都駅を9時過ぎに出るこの「サンダーバード9号」に乗車するためでした.サンダーバードは列車によって停車駅が異なるのですが、この列車を含む数本は速達タイプとして、京都-金沢間は福井にしか停車しません.特急列車の速さを示す基準として「表定速度(距離を所要時間で割ったもの)」がありますが、サンダーバードの一連の速達タイプは在来線で唯一100km/hを超えるので(秋田新幹線の在来線区間で92km/h程度、最高速度160km/hのスカイライナーでも90km/h程度)、どうせ乗るんだったらと選んだわけです.もっとも.この日は遅延もあってやや所要時間がかかっての金沢着となってしまいましたが.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 京都を出ると湖西線に入って琵琶湖を横目に通り過ぎ、やがて雪深い地域を走行します.鉄道の旅というのはどれもいいものですが、個人的には雪の中を走る特急列車というのはかなり好きですね.
 そして30分ちょっと遅れて昼少し前に金沢に到着しました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8(トリミング)

 到着して最初の食事は回転寿司「もりもり寿司」に.財布の残額は忘れ、といったわりに回転寿司かよという気がしなくもないですが、ネタがいいかわりになかなかいいお値段します.これは「もりもり三点盛り」でボタンエビ、ウニ、大トロで1,980円です.つい勢いで注文してしまいましたが、よくよく考えたらとりあえず高いネタ選んどけ的な短絡思考っぽさがにじんでいます.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8(トリミング)

 こちらは白エビ.他にもノドグロ三点盛りやらブリトロ、ホタルイカ黒造り、ガスエビをいただきました.やはりせっかく日本海側にやってきたのですから、日本海ならではのものをいただきたいですからね.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 ほどよく食欲も満たされたところで、まだホテルのチェックインまでは時間があるので、駅からひがし茶屋街まで歩いて向かいました.それなりに距離もあるのでバスに乗るべきところですが、ひさびさに来た街なので歩いてみたかったのです.
 駅も含め街中も一目でわかるような地震の影響はありませんが、地下道のエレベータが使えなかったり、立ち入り規制をしているお寺や神社、「地震が起きたらここから離れてください」的な注意書きをしているところがいくつかありました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 バス通りからひがし茶屋街に向かう路地を歩いていても人が少ないなーと感じましたが、茶屋街のメイン通りを見ると想像以上に人が少なくて驚きました.平日だからというのもあるのですが、翌日土曜日もこれよりマシとはいえ少ない印象でした.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 この日は時折雪のぱらつく天候で、ひがし茶屋街を歩いているときにも降ったりやんだりしていました.
 ちょうど降り始めたタイミングで店の前にいたのでとりあえず一服、ということで老舗和菓子店 森八の茶寮に.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 献上加賀棒茶とお菓子のセットを注文.お菓子は「割れ梅」とのことで、中は黄身餡とのことでした.
 寒い日にいただくほうじ茶は身体が温まりますし、お茶菓子との相性も抜群でした.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 今回の宿は食事や移動のしやすさを考慮して武蔵ヶ辻、というか近江町市場のほぼ向かいにあるホリデイインにしたのですが(以前に宿泊したときもここで、便利でした)、ひがし茶屋街から歩いて戻ってきてもチェックインの時間にまだ少しあったので、市場近くにある東出珈琲店にてもう一服しました.
 シングルオリジンの豆も揃っているのですが、店の名を冠した東出ブレンドとプリンをいただきました.バランス重視のスッキリした飲み味で、お会計時に一緒にコーヒー豆も購入しました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8(トリミング)

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8(トリミング)

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8(トリミング)

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8(トリミング)

 チェックインして荷物を下ろし、さて夕飯はどうしようかと思ってあれこれと調べ始めたのですが見知らぬ土地でカウンタで寿司をいただくというのはなかなか難易度の高いことです.しかも自分はそういう場所にはほとんど行ったことがないのでなおさらです.
 個人経営の店でおまかせで食べられて、寿司以外も料理を出してくれてよさそうなところ…… というような感じで「鮨治」というお店を訪ねました.
 予約なしの1人客でしたが歓迎してくださり、美味しくいただいてきました.普段の生活圏が太平洋側の自分としては珍しい魚も多く、マハタや寒ぶりの握り、ナマコの酢の物、加賀料理の定番という蓮蒸しなどどれも絶品でした.
 大将は正月は実家の七尾にいてかつて体験したことのないほどの揺れだったそうです.そして震災後はお客さんも減って以前はふらっと入ってくる外国人観光客もいたものの、いまはいなくなってしまった、とのことでした.

 翌日に続きます.

2023/12/29

2023年を振り返る – 旅行篇

Category: 旅行・観光,日記・雑記 — Annexia @ 23:29

 1年を振り返る、旅行篇です.
 今年は積極的に出かけることを意識した1年でした.

2月:北陸旅行

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FUJIFILM X100V

 1泊2日で当初は計画を立てていたものの、諸般の事情により日帰りで北陸に.
 2024年春に北陸新幹線が敦賀まで延伸となり、在来線特急に乗って金沢まで行くことができなくなってしまうので、その前に乗っておこうということでわざわざ東京から米原まで新幹線で移動し、米原から特急「しらさぎ」で金沢に行くのが手段でもあり目的でもあるという旅行でした.
 日帰りのくせに予定を詰め込みまくった結果、金沢では駅構内でゴーゴーカレーを食べるにとどまり、三セクと氷見線を乗り継いで雨晴海岸まで行くも滞在時間が短く終点の氷見まで行けず、さらに富山まで向かい路面電車や富山地方私鉄を楽しんだら夕飯を食べる時間がなくなり…… という、中途半端な旅行になってしまったので、富山はまたいずれ再訪したいところです.

4月:どこかにビューーン!で秋田へ

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FUJIFILM X100V

 JR東日本のポイントサービス、JREポイントを6,000ポイント貯めることで使える「どこかにビューーン!」という企画ものサービスがあり、それを利用して出かけた旅行です.「どこかにビューーン!」は、日時を指定するとまず最初に4つの候補地が出てきて、その候補地で問題がなければ申し込みをすると翌日くらいにその4つのうちのどこに決まったかのメールが届くという、ランダム性のある旅行サービスです.
 行き先(新幹線の停車駅)として提示されたのは田沢湖駅.ただし10時過ぎに到着する便だったので、田沢湖から角館までも別途購入して角館の武家屋敷を見学し、14時くらいに田沢湖に戻り、そこからバスに45分ほど乗った先にある、乳頭温泉で1泊しました.
 4月とはいえ秋田の山中にはまだ雪が残っており、天候に恵まれなかったこともあって隔絶された感のある場所でした.とはいえ、食事も美味しく温泉もかなりよかったのでまた訪れたい場所ではあります.

5月:銚子旅行

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RICOH GR III

 毎年恒例ともいえる、銚子旅行に.
 銚子電鉄に乗車し、寿司やしょうゆソフトクリームを食い、犬吠埼を訪れて…… というような基本パターンにちょっとずつ変化を加えて旅行を楽しんでいる感じですね.
 10年以上毎年のように銚子に出かけていますが、残念なのは特急列車が徐々に減少していること.行きの銚子行きも11時少し前に着く便が廃止されてしまい、帰りも以前は最終便が18時過ぎの便が新宿行きで重宝していたものが行き先が東京になり、さらに出発時刻が早まり、そして2024年のダイヤ改正からは最終の東京行きが1時間も出発時間が早まってしまうなど、使い勝手が悪化してしまいます.外房行き特急列車も同様に減少傾向にあり、千葉方面の観光需要が減退している結果とはいえ、これでは悪循環になりそうです.

6月:どこかにビューーン!で上越妙高へ

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 VM

 4月の秋田旅行に続いて、2度目の「どこかにビューーン!」の利用です.
 行き先(新幹線の停車駅)は上越妙高駅.「どこかにビューーン!」はJR東日本の企画なので行き先はJR東日本のエリア内限定なのですが、北陸新幹線としては最遠の場所になります.
 上越妙高駅近辺の地理関係はまったく詳しくなく、悩んだ結果上越妙高近辺で栄えている城下町の高田駅と、そこから直江津を経由して糸魚川まで向かい、フォッサマグナを見てきました.
 実際に旅行に出かけてみると、高田の街は雁木作りなど古い城下町の面影を残しており見どころも多く、直江津も鉄道の街としてちょっとした観光施設もあるなど、糸魚川まで出かけなくとも見るところは多かったなという印象でした.

9月:遠野旅行

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 久々に車で遠出したいと思い、車で出かけたことのない旅先として遠野を選びました.
 片道1,200kmほどの距離なので、仕事終わりの夜に出発して佐野SAの宿泊施設で1泊、現地で2泊、さらに帰りに郡山でも1泊するという行程でした.
 遠野は以前に鉄道で訪れたことがあり、そのときもレンタカーを借りて少しだけ回ったことがあるのですが、今回は自由に動き回れることもあって山深いところまで行くことができました.場所によっては人気がなくて熊が出てもおかしくないようなところもあり、また天候に恵まれず目的の場所を全部回れなかったのですが、「遠野物語」として残された民話の世界がそこかしこに感じられ、距離はあるものの行ってよかったと思いました.

9月:長野旅行

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FUJIFILM X100V

 以前から食べてみたかった、小布施堂の栗菓子「朱雀」を食べるために計画した旅行です.
 「朱雀」は以前は当日朝から配布される整理券を入手しないと食べることができず、明け方から並ぶ必要があったのですが、コロナ禍による密を避ける慣習からネット予約に移行したので、遠隔地にいても予約ができるようになり、ようやく食べることができるようになりました.
 9月の長野県は栗だけでなく葡萄なども収穫期にあり、シャインマスカットや新作のクイーンルージュなども安く売られていましたので、次回はそちらも買ってみようと思いました

10月:熊野旅行

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RICOH GR III

 旅行に出たいという親の意向もあって、熊野まで家族旅行に出かけてきました.
 熊野三山は以前に一人旅で車で出かけたことがあり、今回も車なので道路事情は多少は知っているものの、運転したのが親の車なのでちょっと運転には苦労しました.
 宿を少しいいところにした結果、料理もかなり美味しく、温泉も洞窟風呂などバリエーション豊かでよかったですね.

11月:名古屋-長野旅行

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FUJIFILM X100V

 新型車両の計画が発表され引退も近いであろうJR東海の383系に乗っておこうという目的に加えて、美味しいものを食べて名産物を買い出ししよう、という目的で東京→名古屋→松本→長野→東京と、ぐるっと日帰りで一周する旅行でした.
 こういう地方の名産を食べ歩くような旅行だと、色が細くなったのを痛感しますね.普段はそれほど食べられなくてもいいけれど、旅行のときはあれこれ食べられる食欲をキープしたいものです.

 コロナ禍ということもあって、ここ数年は遠出するのに腰が引けていましたが、健康状態等に気を遣いつつも以前のような旅行ができる環境が戻りつつあることを感じた1年でした.
 来年の予定は現状決まってはいませんが、「どこかにビューーン!」のポイントはすでに出かけるのに十分なほど溜まってはいるので、冬の雪がある期間中にどこかに出かけるのもいいかなと思っています.

2023/12/25

名古屋-長野旅行

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 22:46

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FUJIFILM X100V

 11月下旬に名古屋と松本、長野をぐるっと一周する日帰り旅行に出掛けてきました.
 今回は観光地はまったく行きませんでした.松本に行っても松本城にすら行かず、鉄道に乗って駅近くで食事をして土産物(自分用)を買うだけの、いうなれば気晴らしといって差し支えないような旅行でした.

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FUJIFILM X100V

 東海道新幹線の車内販売が10月末で終了するのにあわせて、ホームにちょっと高級なコーヒーの自販機が登場していました.
 同様のものは高速道路のサービスエリアなどでも見ることができますが、新幹線らしく「のぞみブレンド」や「ひかりブレンド」、「こだまブレンド」さらには「ドクターイエローブレンド」なんて名称がつけられています.さらにカフェラテやカプチーノ、コーヒー以外に紅茶も用意されています.
 難点なのは、1杯作るのに最大95秒かかるということ.発車時刻間際に注文すると時間との戦いになりそうですし、自分の前に注文待ちの方がいたらさらに時間がかかってしまいます.

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Apple iPhone 13mini

 今回はグリーン車に乗車したのでコーヒーとアイスクリームを持ってきてもらいました.
 グリーン車のポケットにメニューとQRコードが記載された紙が入っていますのでスマホで注文し、持ってきていただいた時にSuicaにて支払いました.
 コーヒーを注文した方に限定としてお菓子が付いてきました.また販売方法は変わってもアイスクリームはスゴクカタイなのは相変わらずなのでホットコーヒーとの合わせ技は健在ですね.

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FUJIFILM X100V

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FUJIFILM X100V

 10時くらいに名古屋に着いたので、地下街にあるコンパルにてコーヒーにモーニングセットを.
 モーニングセットはお好きな飲み物に150円追加でハムエッグトーストが付いてくるというものでした.名古屋のモーニングは無料でトーストやらゆで卵がついてくると聞きますが、150円でハムエッグトーストが付いてくるというのもお得感あります.

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FUJIFILM X100V

 追加として小倉トーストもいただきました.名古屋に来たからにはあんこものは外せないですからね.

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FUJIFILM X100V

 移動中に食べようと思い、あんまきも購入しました.
 ノーマル(あんこ)か、チーズ(あんこ入り)かカスタード(もちろんあんこ入り)か…… と迷ったのですが、限定のほうじ茶(白あんとほうじ茶クリーム入り)というのがあったのでそちらを選びました.
 さらに近くで赤福の売店を見つけたので、2個入りの銘々箱ほうじ茶を購入しました.

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FUJIFILM X100V

 次の列車まで少し時間があったので、アソシアホテルのフロント階に登ってみました.遠くには名古屋港まで見渡せます.
 ここしばらくは旅行に出ると悪天候に見舞われることが続いていましたが、この日は天候に恵まれました.

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FUJIFILM X100V

 大名古屋ビルヂングと「飛翔」の跡地.
 「飛翔」は個人的に形状が好みだったのでなくなってしまうのは残念です.

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FUJIFILM X100V

 名古屋からは特急「しなの」に乗車して長野県に向かいます.
 前々から思っていましたが、383系の先頭車ってうなぎっぽいですね.

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FUJIFILM X100V

 今回はグリーン車に.

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FUJIFILM X100V

 長野方面に向かって先頭はグリーン車で展望仕様になっています.

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FUJIFILM X100V

 今回はその先頭車両のさらに1列目を予約できたので、自席からの眺めはこんな感じ.
 この383系も運用開始から30年近くが経過しており、先日ついに新型車両385系の導入発表がありましたので、引退間近になって混雑する前に乗っておこうというのが今回の旅行の目的の1つでもあります.

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FUJIFILM X100V

 今年の夏は暑かったこともあって紅葉がいまひとつではありましたが、紅葉を眺めつつ、ひと足さきにデビューした315系とすれ違いながらの展望はなかなかですね.

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FUJIFILM X100V

 長野県が近づくにつれて、遠くに間接した山々が見えてくるのも、遠くに来た感があっていいものです.

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FUJIFILM X100V

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FUJIFILM X100V

 長野行きの「しなの」を松本駅で下車し、駅近くの「翁堂」にてグラタンスパゲティとソーダ水をいただきました.
 翁堂は前回松本を訪れた際にもお昼を食べに入り、結構なボリュームのナポリタンと、大人のたぬきケーキをいただきました.今回のグラタンスパゲティはそこまでのボリュームはないものの、ドリアのご飯がスパゲティになったようなもので、なかなかずっしりとした感じでした.ちなみに今回はケーキ系は売り切れてしまっていたようで注文できず.

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FUJIFILM X100V

 再び特急「しなの」の展望グリーン車の先頭に座り、長野に.
 11月も下旬ということで17時近くともなると薄暗くなりかけてしまいます.それでも日本3大車窓の1つに数えられる、姨捨からの善光寺平の眺めはついつい見入ってしまいます.

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FUJIFILM X100V

 予定では長野駅でソースカツ丼またはそばをいただく予定でしたが、空腹感がまったくなかったので、土産物などをもろもろ購入し、自宅で食べようとソースカツ弁当を買って帰りました.

■今回飲み食いしたもの
・新幹線:ホットコーヒー
・新幹線:バニラアイス
・名古屋:コーヒー(+モーニングセット)
・名古屋:小倉トースト
・名古屋:カプチーノ トール ダブルショット
・松本:グラタンスパゲティ
・松本:ソーダ水
・長野:りんごジュース

■今回買ったもの
・名古屋:大あんまき(ほうじ茶)
・名古屋:赤福 銘々箱
・名古屋:ほうじ茶
・名古屋:ゆかり(8枚入り)
・松本:真味糖
・松本:サンタンショコラ
・松本:ピジュトリー
・松本:木の葉の精
・松本:そば茶
・長野:みすゞ飴(いちご入り)
・長野:みすゞあられ
・長野:おさとうまぶし三宝柑ぴいる
・長野:栗かのこどら焼き
・長野:くりあんケーキ
・長野:ソースカツ丼

 まるで買い出しツアーのようですね.

2023/11/19

熊野旅行

Category: 旅行・観光, — Annexia @ 17:56

 実家に帰省したタイミングで「旅行に行きたい」という両親とともに熊野三山に出かけてきました.今回は鉄道ではなく、すべて車での移動となり運転手ということもあり、撮影は控えめな感じになりました.

 実家のある静岡県中部から熊野、つまり和歌山県に向かうには途中で愛知・三重を通過する必要があります.
 ルート的には大きく分けて
・渥美半島の伊良湖岬から鳥羽までフェリーを使うルート
・新東名→伊勢湾岸道を使って名古屋を経由するルート
の2つのルートがあります.
 フェリーを使うルートは、運転者が楽をできる反面、フェリーの時間に合わせないといけないので行程がタイトになり、なおかつ車1台と大人3人分の船代が高くつきます.
 高速道路をひたすら走るルートは時間の自由度はある反面、長時間の運転となってしまいます.
 今回の旅行では親の車を自分が運転するので、できればフェリーを使って楽をしたいと思い時間に余裕を持って出発したのですが、残念ながら渋滞に巻き込まれてしまい、フェリーには間に合わず途中から高速道路ルートに変更するという、変則的かつ距離も疲労も多めという残念なルート取りとなってしまいました.


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RICOH GR III

 そうした経緯もあって、昼食を鳥羽でとる予定も若干遅くなってしまいました.
 昼食は三重らしくエビの乗った伊勢うどん.

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RICOH GR III

 宿に入る前にまずは街中にほど近いところにある熊野速玉大社に参拝.
 この辺りは年中柑橘類の取れる地域とのことで、神社を出たところにみかんを売る店があったので購入しました.

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RICOH GR III

 宿は紀伊勝浦の近くにある「ホテル浦島」に.半島が丸々ホテルになったような巨大ホテルなのですが、その中でも見晴らしのいい建物を選びました.
 チェックイン後、案内のままにロビーを進んでいくとエスカレータがあり、降りるとさらにエスカレータがあり、さらに…… と、4,5回くらい長めのエスカレータを乗り継ぐ、というより上った先に部屋がありました.
 ちなみに降りるときはエレベータが用意されているのでエスカレータを使う必要はありません.なんていうか、こうしたちょっとびっくりさせてやろう的な演出がバブル的でもあり、関西っぽいなとも感じました.
 写真の和室にさらにベッドのある洋室のついた広めの部屋を取り、食事も鮑つきのセットでバイキングつき、温泉は洞窟風呂など、なかなかの至れり尽くせりで1人3万円ちょっとという価格を考えると満足感がありました.

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RICOH GR III

 翌日はまずは熊野那智大社に.
 ホテルをチェックアウトするくらいまでは天気もよかったのですが、熊野古道の大門坂を見物していたあたりから徐々に雨がぱらつき始めてしまいました.どうもここしばらく、旅行のたびに雨に降られてしまう傾向にあります.

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RICOH GR III

 そういえば以前に那智の滝を訪れたときも天気が悪かったんだった、というのを那智の滝を眺めながら思い出しました.

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RICOH GR III

 続いて熊野本宮大社に.
 熊野三山のなかでも熊野本宮大社はかなり山奥にあり、海沿いの道から1時間くらい走った先にあります.
 その途中もかなり雨が厳しく、到着しても本降りでした.熊野本宮大社は階段を上った先にあるので、雨の日は気を使いますね.

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RICOH GR III

 帰りも高速道路を使い名古屋経由で帰宅しました.
 途中の道の駅で食べた、土地の名物である「めはり寿司」と「さんま寿司」.めはり寿司は高菜の漬物でくるんだおにぎりのようなもの.ごはんはおかかごはんでした.

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RICOH GR III

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 お土産として買ってきた「もうで餅」.熊野三山、それぞれに売店があって売られているそうです.自分は熊野本宮大社で購入しました.賞味期限が3日程度しかなく、日が経ってしまうと固くなってしまいます.
 期限ぎりぎりの3日目に食べた感じでも柔らかかったですが、現地で試食したものがつきたての餅って感じの柔らかさで、なるほど早く食べなくてはダメだなと思いました.

2023/11/06

長野旅行

Category: 旅行・観光,,鉄道 — Annexia @ 23:21

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RICOH GR III

 9月も終わりになる頃に、長野まで出掛けてきました.

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 新幹線で長野に向かい、駅ビル構内にある蕎麦店「草笛」に.
 人気店らしく11時開店なのですが、開店前からウェイティングリストには結構な人数が入っており、待合室からあふれるほど人がいました.

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 店名を冠した「草笛セット」を注文しました.
 結構なボリュームのざるそばに、「くるみだれ」「とろろだれ」の2つのつゆがついています.さらにデザートとしてくるみおはぎが.
 くるみはペースト状になったもので供されるので、そこに好みでつゆをかけて溶いて好みの味に調節します.甘味のあるくるみだれでいただく蕎麦は初めての味覚ですが、蕎麦自体の美味しさもあってするすると食べてしまいました.

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 蕎麦をいただいたら長野電鉄の長野駅に.
 長野電鉄といえば、さまざまな鉄道会社から車両を購入することでも有名です.
 全面の帯こそ赤くなっていますが、日比谷線の車両ですね.

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 ほかにも旧成田エクスプレス車両、旧東急8000系、旧小田急10000形ロマンスカー、さらに昔の日比谷線車両と、走る車両博物館のようにもなっています.

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 小布施駅で下車し、小布施の街に向かいます.

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 小布施駅から見えた果樹園.ここだけでも栗やりんごなど、さまざまな樹木があります.
 駅構内には売店があり、シャインマスカットや、最近長野県が売り込みを強化しているらしいクイーンルージュといったぶどうをはじめとしたいろいろなものが売られていました.

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 小布施駅から数分ほど歩いたところに、栗菓子などを売る店舗や葛飾北斎の美術館が密集したエリアがあります.
 今回の旅行の最大の目的地といっていいのがここ、小布施堂の店舗「えんとつ」です.

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 今回のお目当て、「朱雀」です.新栗を蒸して裏漉ししたものを栗餡の上に載せたもの.砂糖を加えていないので、まさに栗そのものの味がします.栗が取れるシーズンのみの限定品です.
 この朱雀、非常に人気で以前は明け方から店舗に並んで整理券を入手しないと食べられないものでしたが、コロナ禍の影響により密を避けるためにネット予約に変更されたことで遠方からでもネットの争奪戦さえクリアできれば食べる権利を得ることができるようになりました.

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 上部の蒸した栗を裏漉しした部分は、まさに栗そのもの.なので一般に想像されるような栗菓子の甘みのようなものもなく、ややぼそぼそとした栗の風味がダイレクトに口の中に広がります.なので、口の中の水分を持っていかれますね.
 栗の品質がそのまま味に出るということで、毎年味がちょっとずつ違うといいます.チャンスがあればまた食べてみたいと思いました.

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 内部には栗餡が入っています.こちらは小布施堂好きとしては食べたことのあるお馴染みの味ですね.

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 小布施から長野駅に戻り、さらに特急で松本に移動して宿泊です.
 ホテルから松本城までは歩いて数分の距離なので、夕飯を食べに外出がてらライトアップされた松本城を眺めに行ってきました.
 改修工事が続いており、カラーで撮影するとブルーシートが目立ってしまうので.モノクロで撮影しました.黒白の濃淡が美しい城だと思います.

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 翌日は松本駅でレンタカーを借りて大町方面へ.
 駅レンタカーはいつも小型車の一番下のランク、車種指定なしで借りていますが、今回割り当てられたのはフィット.以前に旧型フィットを青森にて借りたことがあり、そのときはエンジンを切るたびにエコモードがオンになって踏んでも踏んでも走らないイライラする車でしたが(エコモードを解除すれば普通に走ります)、今回のフィットは最初の1回だけエコモードをオフにすればその後は設定を覚えていてくれるらしく、普通に運転することができました.
 前回の旅行で糸魚川で借りた日産ノートよりは運転しやすく感じました.

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 青木湖です.湖から足は出ていませんでした.
 この日はたまに雨がぱらつくような若干ぐずついた天候でしたが、そのせいもあってかやや幻想的な雰囲気でした.

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 再び松本駅に戻り、レンタカーを返却後に駅近くの喫茶店、翁堂にて昼食とケーキをいただきました.
 以前にここを訪れた際に、近くのテーブルで盛りのいいスパゲティを食べている人を見て、「結構量があるから大盛りかな」と思って、普通盛りのナポリタンを注文したところ、以前に見かけたボリュームのスパゲティがやってきました.どうやらここはいわゆる『盛りのいい』喫茶店というやつのようでした.いままで何度かきたことがあるのですが、毎回「たぬきケーキ」しか食べたことがなかったので気づきませんでした.周りのお客さんも老若男女問わず食べていて、このボリュームが受け入れられているのだなと感じました(小盛りもあります).
 とはいえ、昔ながらのナポリタンといった雰囲気で食べるとこれが美味しくてぺろっと完食してしまいました.夕飯は入りませんでしたけど.

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 一緒に注文したのがこれ.「大人のたぬきケーキ」です.
 ケーキなど甘味系で「大人の」という冠言葉がつくときはアルコールが使用されている製品であることが想像できますが、こちらも中身はラムボールです.

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 ラムボールなので、サイズ比較としてコーヒーカップと並べて上から撮影するとこんな感じ.豆狸ですね.

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 ラム酒を使ったサヴァランとかも好きなので、美味しくいただきました.この店の通常のたぬきケーキはバタークリームのロールケーキをベースとしたものですが、自分はこちらの方が好みですね.

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 今回の旅行目的は「朱雀」を食べるためではあったのですが、それを除いても食べることが目的みたいな旅行になってしまいました.あれこれ食べ続けていた結果、旬の果物であるシャインマスカットやクイーンルージュをを食べられなかったのがちょっと反省点ですね.
 帰りの列車で信玄餅アイスを食べたところ、きな粉でむせてしまいました.アイスになっても信玄餅はきなこに要注意です.