2013/04/17

GR発表

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 22:51

 リコーから「GR」が発表されました.

 リコーは銀塩フィルム時代から小型で高性能な「GR」という名前のついたカメラを作ってきました.
 1996年のGR1から始まり、GR10、GR1s、GR21、GR1V.そして数年のブランクを経て、そのデジタル版であるGR DIGITAL/II/III/IVを2年おきにリリースしてきました.
 その最新モデルが、今日発表された「GR」です.

 GR DIGITAL IVの次なので、GR DIGITAL Vになるのではと予測されていたのですが、VどころかDIGITALの名称もなくなってシンプルに「GR」のみとなりました.これは「GRシリーズの集大成、総決算として『GR』と名付けた」という理由からだそうです(デジカメWatchの記事より).

 GRのプロモーション映像です.

 当初、これの英語版の動画がリークされたときには、あまりの性能の高さにガセなんじゃないかと疑っていました.
 現行のGR DIGITAL IVより8mmほど横幅が大きくなった意外は奥行きや高さも1,2mm程度しか大きくなっていないというのに、撮像素子サイズはAPS-Cと一気に大型化されているのです.
 APS-Cサイズの撮像素子を搭載したコンパクトデジカメというとニコンのCOOLPIX Aや富士フイルムのX100S、ライカのX2なんかがありますが、どれもそれなりにサイズがあります.COOLPIX Aは最近出ただけあってGRに近いコンパクトさではありますが.

 GR DIGITALはIIから使い始め、III、IVと普段から持ち運ぶ常用カメラとして使ってきました.
 異常なほどのカスタマイズ性の高さ、銀塩フィルムらしいエフェクトなど使っていて楽しいカメラではありましたが、1/1.7インチという小型な(従来のコンパクトデジカメとしてはそれでも大型だったのですが)撮像素子サイズでは絞りをいじってもさして画像に変化が起きず、絞りすぎると回析ボケが出て画質が落ちるといった問題がありました.今回のAPS-Cサイズの大きな撮像センサーはまさにそうした問題を解決するものです.

 GRの寸法は、シリーズの初代である銀塩のGR1と同じだそうです.レンズも28mm F2.8とフルサイズ換算したときのスペックは同じ.
 フィルム時代からシリーズが続いていて、こうして同様のスペックの製品が出ているコンパクトカメラは他にはないような気がします.

 偉大なる普段使いカメラとして、購入したいと思います.というわけで予約しました.5月下旬が楽しみです.

2013/03/31

PQI Air Card

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 23:59

 デジカメで撮影した画像をその場でiPhoneなどのスマートフォンに転送したい、そういう目的のためにWi-Fiの機能を内蔵したメモリカードがいくつか発売されています.
 自分も、Eye-FiFlashAirを試してきました(Eye-Fiのレビュー)(FlashAirのレビュー).

 ただ、どちらも以下のようなデメリットがあって、満足ができるレベルにはありませんでした.
■ Eye-Fi (Pro X2 8GB)のデメリット
・すべての画像をダウンロードしなくてはならないので大量に写真を撮ったときに非常に時間がかかる
・Class6なので遅い(あとから発売されたPro X2 16GBはClass10なので高速化されている)
■ FlashAirのデメリット
・Class6なので遅い
・ラインナップに8GBモデルしかない

 JPEGで撮るのであればClass6でもそれほど不満は出ないかもしれませんが、RX1でRAW+JPEGで撮るようになると(RAW+JPEGで1枚あたり約35MBほどになる)、撮影→画像チェック→撮り直したい→削除→書き込み中なのでできません、という流れでイライラとしてしまうのです.
 また、容量的にも8GBでは撮影枚数が200枚程度になるので、1泊2日の旅行などでもやや不安になります.

 Eye-FiやFlashAir以外にもこうしたWi-Fi内蔵のメモリカードはいくつか発売されていますが、メモリカードなのでやはり信頼性は大切.それから、この手のWi-Fi内蔵のメモリカードの場合はクライアント側、つまりスマートフォン側のアプリの出来も重要になってきます.
 その辺をふまえて調べてみたところ、
TranscendWi-Fi SDカード
PQIAir Card
 の2つが候補になりました.
 が、よく調べてみると、TranscendのWi-Fi SDカードはWi-Fiのオンオフ制御ができないことが判明.Wi-Fiは非常に電気を食うので、ただでさえバッテリ容量に不安のあるRX1では却下.

 というわけで、PQIのAir Cardを導入することにしました.

Apple iPhone 5

 同時にmicroSDカードを買っていることからもわかるように、Air Cardはメモリカードではなく、SD-microSD変換アダプタにWi-Fi機能を内蔵した製品です.なので、好きな速さのメモリカードを使うことができるのです.今回は速さで定評のあるSanDiskの秒速30MBの製品を選択.もっと高速な秒速90MBの製品もありますが、容量が16GBの製品までしかなかったのでこちらにしました.理論上は1秒ちょっとで書き込みが完了するので、撮影→画像チェック→撮り直したい→削除という流れでも待たされることはほぼなくなりました(シャッター切った段階で失敗だとわかってすぐ削除するようなものだと待たされますが).

 下準備について.
 Eye-FiやFlashAirもそうですが、Wi-Fiの設定などをする必要がある関係で準備に手間がかかります.
 自分の環境(Apple MacBook Pro 13inch Retina / iPhone 5 / SONY DSC-RX1)では以下の手順が必要でした(2013年3月現在).
 1. Air CardにmicroSDをセット
 2. MacBookのSDカードスロットにセット
 3. ディスクユーティリティで初期化(FAT)
 4. PQIのファイルダウンロードページからファームウェアをダウンロードしアップデート
 5. MacBookの無線LANを「PQI Air Card」に切り替える
 6. Webブラウザで「192.168.1.1」にアクセスし、無線LANの設定をする(初期値ではパスワードすらかかってないので要注意)
 7. RX1にAir Cardをセットし、管理ファイルの設定+保存フォルダの設定
 8. もう一度MacBookにセット(なぜかこれをしないとWi-Fiオンオフ用の画面が出なかった)
 9. RX1にAir Cardをセット
 10. スマートフォンからアクセスして通信できることを確認
 それなりに手順がかかるので、撮影する前にセットアップとテストしておくことをオススメします.

 また、Air CardはWi-Fiを常時オンと事前に用意された画面を削除することでオンにするという2種類の制御ができます.これによってバッテリの消費を抑えることができるのですが、設定がややこしくなる要因でもあるので要注意です.

 自分に場合はWi-Fiは通常はオフ、必要なときだけオンにしたいので、この制御用の画面を使います.
 青い画面を削除するとWi-Fiが起動し、緑色の画面を削除すると公衆無線LANに接続します.また赤い画面を削除することで出荷状態にリセットされるそうです(未検証).青い画面を削除してからiPhoneが接続できるまでは20秒ほどかかります.
 これらの画面は電源を入れ直すと復帰するとマニュアルにあるのですが、RX1の場合は復帰しませんでした.カメラとの相性のようです.対策としてはメモリカードまたはバッテリを抜き差しすることで再び表示されます.

 スマートフォンアプリについて.
 PQIからiOSとAndroid用にアプリ「PQI AirCard+」が用意されていますが、iOS版を触った感じではいまひとつ使いやすくない印象でした.なので非公式ながら評判のよい「AirPict」を使用しています.

 すべてを取得、選択したものを取得の2つの方法でiPhoneに画像を取り込めます.すでに取得した画像は色が薄くなるのでわかりやすいです.

 設定画面.Wi-Fiのオンオフ制御画面を表示させないようにしたり、JPEGのみ表示させるようにすることができます.

 Wi-Fi経由でスマートフォンに転送できるのはやはり便利です.が、セットアップの煩雑さやバッテリの問題、操作性など、万人にお勧めできるところまではきていない印象もあります.もう一段のブレークスルーがほしいところです.

2013/03/16

RX1にサムグリップ

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 21:00

 RX1には純正オプションとしてサムグリップTGA-1が用意されています.本体購入と同時にこれも購入しました.

Apple iPhone 5
上:収納時、下:使用時

 この製品、純正品らしく手の込んだ作りで使わないときは左に折りたたむことで本体の曲線に沿うようにして邪魔にならないようにする仕掛けになっています.が、可動式にした結果、ヒンジ部分に遊びがあってカタカタと動くのです.撮影時に親指をかけて安定させるためのグリップがぐらつくとは何事かと、以前から不満に思っていました.また、レバー式のロック機構がついているのですが、ロックの爪が非常に浅く、レバー自体も緩みやすいため、知らず知らずのうちにレバーが緩んで落下ということもありました.つまり、ギミック的にはおもしろいけど、製品のクオリティはもう一歩という感じなのです.

 そういえば、以前にライカM8かM9用のサムグリップをサードパーティが出しているのを見たことがあったなと探してみたところ、CSEP-2という製品がRX1でも使えるらしいということが判明.また、価格.comの書き込みでも「装着時には,0.5mm 程度のプラ板等を下敷きにした方が良い」「寸法が微妙に異なる(奥行きは明らかに 2mm 位浅いですね)」とあるものの、装着した人がいることを確認.

 海外で作っているようですが、ヨドバシで取り扱いがあったので注文.そして翌日には到着しました.

Apple iPhone 5 + Hipstamatic

 厚紙で作られた、ポップな感じの箱.箱の蓋はなんとマグネット.妙なところで手が込んでいます.

Apple iPhone 5 + Hipstamatic

 箱を開けたところ.なんかよくわからないものが入っています.

Apple iPhone 5 + Hipstamatic

 小袋に入ったものをどかすと、Thumbs Upが登場.ウレタンに包まれていて、リボンの片端が出ていたのでコレを引っ張ればThumbs Upが出てくるのかと引っ張ってみたら、ぶちっと音がしてリボンだけが手元に.仕方がないので隙間に指を突っ込んで取り出しました.

Apple iPhone 5 + Hipstamatic

 謎の付属品.メッセージタグとともに翡翠っぽい石でできたストラップがついていました.そして六角レンチも.

Apple iPhone 5 + Hipstamatic

 純正のTGA-1との比較.Thumbs Upのほうが指をかけることが長いです.

Apple iPhone 5

 RX1に取り付けてみました.再生ボタンの縁の出っ張りに干渉して奥まで入りません.1mm程度浅い感じでしょうか.
 価格.comで書かれていた「寸法が微妙に異なる」というのは、干渉して入っていないということですね.それから装着時にプラ板を挟んだほうがよいというのも間違いで、ホットシュー上部にねじ穴があり、ここを付属の六角レンチで締め込んで固定するようになっています.説明書のたぐいが一切ないのでわかりづらいところではあります.

Apple iPhone 5
上:Thumbs Up、下:TGA-1

 指をかけるところの長さの違い.7-8mmくらい違う感じでしょうか.
 また、高さも違いがあって、Thumbs Upのほうが高い位置にあります.TGA-1だと完全に再生ボタンとダイヤルが隠れますが、Thumbs Upだとどちらも操作できることからも明らかです.
 長く、また上部に出っ張っているため、撮影モードと露出補正のダイヤルが若干操作しづらくなりました.


 TGA-1とThumbs Up、まとめると次のような感じでしょうか.

■ TGA-1
○ 純正品としての安心感
○ 手に入りやすい
○ 使わないときにたためるので邪魔にならない
× ぐらつく
× ロックが浅く、ロックレバーも緩みやすいので外れやすい
× 上部のアクセサリシューもバネが弱いのでファインダなどがずれる

■ Thumbs Up
○ がっちりした剛性感
○ 取り付けたままでも再生ボタンとダイヤルが操作できる
○ 上部のアクセサリシューのバネが強めでファインダなどがずれにくい
× 取り付けできるものの、流用品なのでボディと干渉する
× 付け外し時に六角レンチが必要
× 国内では取り扱いが少なく入手が難しい

 それぞれ一長一短ですね.自分は剛性感を優先してThumbs Upを使うことにします.
 カタカタしない純正品、または専用設計で干渉のないThumbs Upが発売されたらまた考えようかと思います.


【2013.3.20補足】

Apple iPhone 5

 干渉が気になったので、ヤスリで干渉する部分を削りました.そして、RX1本体と金属同士があたるところは革を貼って擦れて傷が付かないように、さらに指が当たるところのエッジ部分を紙やすりで軽く削りを入れてエイジング加工してみました.
 これで安定感もあり、干渉もしないサムグリップとなりました.