海外ではすでに発売開始されているリコーの「THETA」が日本でも発売されるとの発表がありました.
「THETA」は1枚のバーのような形態をした物体の両面にカメラが取り付けられており、撮影することで全天球、つまり360度すべての方向の写真を撮影するカメラです.
撮影した画像はそのまま見ると歪んだ画像でしかありませんが、専用のアプリを使うことでぐるぐると自由に回転させてあらゆる方角を見ることができます.イメージ的にはGoogleMapのストリートビューに近い感じでしょうか.その場で1枚撮影しておけばそこからあらゆる方角の写真を切り出すこともできるのです.
撮影した画像をぐるぐると回転させて眺めていると感じることですが、まるでその場にいるような気分にもなり、そしてその場の雰囲気をそのまま記録したような写真が撮影できます.
同じような技術は、かつてAppleがQuickTime VRとして開発したことがありますが、撮影には水平をきちんと出して細かく角度を変えながら沢山の写真を撮影し、それを時間をかけて合成するという手間がかかりました.それをボタン一押しで水平も自動検出して撮影できるようになったのですから、技術の進歩の凄さを感じます.
お値段は44,800円.
かなり欲しい… のですが、この秋はもろもろ出費もかさんだりしているので、実際に手にするのはもう少し先になりそうです.