「フィルム一眼レフライクなデザインのミラーレス「FUJIFILM X-T1」」
富士フイルムからセンサーサイズがAPS-Cのミラーレスの新型カメラ「X-T1」が発表になりました.富士フイルム創業80周年記念モデルということで、フラッグシップ機という位置づけになるそうです.従来、フラッグシップ機はX-Pro1という機種だったと思うのですが、X-T1との関係はどうなるのか、今後はPro2が出るのかどうか興味深いところでもあります.
最大の特徴は、タイムラグを従来機の1/10以下に抑え、サイズも大型化された液晶ファインダ.従来モデルの液晶ファインダはどうしてもタイムラグがあって、光学ファインダに比べてパンしたときの遅延なんかが気持ち悪かったのですが、これで違和感のないファインダになったのかもしれないのでちょっと期待しています.
富士フイルムのXマウントレンズに対応した、XシリーズカメラはこのX-T1の他にX-Pro1、X-E1/2、X-M1、X-A1とありますが、シャッターダイアルや露出補正ダイアルを搭載しアナログ系の操作感を重視したクラシカルな形状をしているのが特徴です.また、レンズも画質を重視した単焦点の高性能なレンズがそろっており、なかなかに魅力的です.
手持ちのレンズ資産を考えれば、ニコンDfあたりを次に狙うのが妥当なところではあるのですが、最近はGRやRX1のようなコンパクトで高画質なカメラばかり使っているので、ボディとレンズを合わせて1kgをゆうに超えるカメラを持ち出す気力が低下しているのが実情です.なのでレンズ資産とかをとりあえず考えずに、サイズや画質などのバランスから他メーカーも検討するのもよいのかもしれません.