2025/10/01
夏休みの旅行先として、新潟方面に向かうことにしました.
ここ2,3年は期せずして新潟方面に旅行に行くことが何回かありました.「どこかにビューーン!」の行き先が上越妙高や新潟であったり、会津若松からSLに乗った先の行き先が新津であったり.
それなりにあちこちを巡ってはいるものの、鉄道旅行では難しい行き先や、鉄道でも余裕を持った旅でないと行きづらい駅もあるので、今回の旅行はそうした今までの旅行でフォローしきれないところを車メインで訪れることにしました.
【1日目】
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount
自宅を出て中央道に乗り、諏訪ICで下車.まずは諏訪大社 上社前宮に向かいます.
諏訪大社は、上社前宮、上社本宮、下社春宮、下社秋宮の4社で構成されています.上社前宮と上社本宮、下社春宮と下社秋宮はそれぞれ近い場所にあるのですが、前者と後者はそこそこ距離が離れています.しかも湖岸に位置しているわけではなく(昔の諏訪湖はもっと広く、それぞれ湖岸にあったという説もあるそうです)諏訪湖近辺の道路は狭く入り組んでいるので移動には時間がかかります.
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount
続いて上社本宮へ.4社で諏訪大社を構成するというのを知ったとき、4社のうちの1社が大きく他は小規模なのかと思っていたら、どこの社もかなり立派な作りをしていました.
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount
下社春宮に.使用しているカーナビアプリで下社春宮を案内させたところ、裏手の狭く細い道路に案内されてしまい難儀しました.
この日は祝日ということもあってか、どの社も人出が多く、駐車場も混雑していました.
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount
下社秋宮に.これで4社参り完了です.4社巡るのにおおよそ2時間半ほどかかりました.
特急「あずさ」で諏訪湖近辺を通過するたびに諏訪大社行きたいなと思っていたものですが、下車しても徒歩で行ける場所にはないので、車移動でようやく訪れることができました.
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount
下社秋宮の参道からの眺め.小高い丘の上に神社があり、諏訪湖まで1km以上離れています.
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount
諏訪大社の御神紋は梶の葉ですが、上社は足の数が4本、下社は足の数が5本です.
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount
諏訪大社といえば有名なのが御柱祭.各社とも本殿の四隅に御柱が立てられています.
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount
お守りなどは共通のようですが、それぞれの名前を冠したお守りだけは色違いが販売されており、最後に訪れた秋宮で秋宮守を入手しました.
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount
4社参りをし、それぞれで御朱印をいただくと記念品をいただけます.どうやら年によって異なるそうで、今年は巾着袋でした.御朱印帳を入れるのにちょうどいいくらいのサイズ感です.
ちなみに4社参りは自分のように1日で回らなくても、年を跨がなければいいようです.
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount
この日は松本に宿泊しました.
松本は洋食屋が充実しています.当初予定していた店が祝日ということもあって休業でしたので別のお店に向かいました.
お店のおすすめセットを注文し、ポークソテーをいただきました.何回か訪れたことのある店ですが、ここのプリンが好みです.
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount
洋食店から歩いて数分のところに松本城があり、夜間は城内は入れないものの周囲は散策できるので出掛けてきました.青白くライトアップされ城内に灯が灯されており、ちょっと不穏な雰囲気を漂わせていました.
つづきます.
2025/09/28
RICOH GRIII
iPhone Airを購入しました.
以前に使用していた機種がiPhone 13miniで、3年半ぶりの機種変更です.
過去3機種の購入履歴を見てみると、
・iPhone 8(PRODUCT)RED:2018年4月購入
・iPhone SE2(PRODUCT)RED:2020年5月購入
・iPhone 13mini(PRODUCT)RED:2022年3月購入
と、おおよそ2年に1回のペースで買い替えているので、3年半は比較的長く使った感じです.
これはiPhone 13miniを最後に小型モデルが消滅したことが最大の理由ですが、それに加えて旧機種でも比較的安定して使えるようになってきたこと、それからマイナンバーカードや金融系の情報などiPhoneで機密情報を多く扱えるようになったことで機種変更の手間や難易度が上がったことも理由だったりします.
RICOH GRIII
iPhone 13miniとAirの比較.13miniが小型だったこともあって、こうして比較するとAirの大きさが際立ちます.
普段使いのバッグのポケットに13miniは余裕で収まっていたのに、Airはギリギリすぎて出し入れに難儀したり、シャツの胸ポケットに入れてもはみ出してしまうなど、大きさの面では扱いづらさを感じます.もちろんそれと引き換えに画面が大きくなることで視認性は向上しているわけなのですが.
RICOH GRIII
今回購入したのは256GBのスカイブルー.
スペースブラックを除くと、クライドホワイト、ライトゴールド、スカイブルーの3色は明るめの色合いをしており、光の加減によってはどれもみなホワイトに見えてしまうなど似たような色合いです.見方を変えると、ホワイトで色温度が寒色(スカイブルー)、標準(クラウドホワイト)、暖色(ライトゴールド)みたいな感じでしょうか.
RICOH GRIII
今回発売されたiPhone 17、17Pro、17Pro Max、そしてこのAirの中からAirを選んだのは、この薄さが魅力だったからというのが大きいですね.
薄くなることと引き換えにいくつか機能が制限されているわけなのですが、
・カメラが広角26mmの1つのみ→撮影はGRIIIやX100VIなどのデジカメを使うのでiPhoneのカメラにはメモ程度しか求めていない
・スピーカーがモノラル:本体から音を出すのはタイマーや着信時だけなのでステレオの必要性なし
・バッテリが他機種より持ちが悪い:13miniと比べればはるかに長持ち
・USB-C端子がUSB2規格で通信速度が遅い:USB-C端子はCarPlayやたまに充電に使う程度なのでこれで十分
・USB-C端子から映像出力できない:映像出力したことないのでどうでもいい
というような感じなので、この割り切ったスペックでまったく問題ありませんでした.というか、Airのスペックを見るにつけ、割り切りのよさに「わかってんじゃんApple、こういうのでいいんだよ」という気分になり13miniから乗り換えようという気持ちになったわけです.
なお、従来と同様にケースなどに入れず保護ガラス/フィルムだけ貼って運用するつもりです.
RICOH GRIII
側面は今回発表された機種の中で唯一のチタン製.iPhone 17Pro/Pro Maxが放熱製重視でアルミを採用しているのに対し、薄くしたぶん強度が求められることをチタンのフレームで補っている設計のようです.
艶ありの素材なので指紋が目立つという指摘もありますが、指紋がついているのをわざわざ気にして使いませんし、気になったら適当なクリーニングクロスで拭けばいいので大した問題ではないと思っています.
Apple iPhone Air
前述したようにiPhoneのカメラはメモ程度にしか使うつもりがないのですが、Appleに限らずスマホメーカー各社ともカメラ性能は重視しているのでためしに撮影してみました.
ピントの合っているパフェの部分はよいのですが、背景のボケがデジタルカメラでは見たことのないレベルでぐずぐずの汚さです.
Apple iPhone Air
おそらくメーカーとしてはこう使ってほしいのだろうな、と思われるポートレートモードで撮影.
上のものとは打って変わって綺麗にボケてはいますが、細かく見ていくとあちこちに違和感があります.被写体であるパフェがしっかりとピントが合いすぎていて、このレベルのボケであればパフェ容器のラウンドした両端がボケるべきであるところがシャープすぎます.それに比べてパフェ容器の下部が途中から急激にボケており、置いてあるスプーンも急にボケています.
もっとも、この手のコンピュテーショナルフォトは処理速度の向上やAIの学習習熟度とともにみるみる性能が上がって、いずれば著名などこそこのメーカーのレンズをシミュレートしました、的なものまでできるようになるのでしょう.というかすでに某カメラメーカーの名を冠したアプリでそんなようなものがあったような.
FUJIFILM X100VI
参考までに富士フイルムのX100VI(絞りF2解放)で撮影したものを.絞りを開けてぼかして撮ると当然ながら被写界深度は薄くなり、グラスのフチはボケるのです.
もっとも、デジタルカメラもレンズによっては補正に手間のかかる色収差などを優先して、比較的補正の難易度の低い歪曲収差はカメラの映像エンジンの処理まかせする製品もあるわけで.これもコンピュテーショナルフォトの一部とも言えるわけですが、過剰な味付けは自分の好むところではないですね.個人的にはまだまだ光学性能で画質を求めたい気持ちがあります.
まとめます.
購入から10日ほど使った感想としては、大きさは気になるもののそれ以外は概ね満足といった感じです.どちらかといえばハードウェアよりもiOS26のLiquid Glassの見づらさが気になる感じでしょうか.
2025/09/07
Apple iPhone 13mini
『大長編 タローマン 万博大爆発』を観に行っておりました.
この夏はヒット作が多くて、早めに観にいかないと上映館数も上映時間も限られてしまう…… と思って、上映開始の週末、日曜朝に観に行こうとしたところ、自宅から比較的行きやすい調布や二子玉川の映画館は午前完売であり、多少余裕のあった府中まで出掛けてきました.
「タローマン」を知っている人、ましてや映画館に足を運ぶほどのファンがどれほどいるのか、そしてそれはどういう客層なのかというのも映画本作に負けず興味のあるところでしたが、意外なことに老若男女、見事にバラけていて驚きでした.ちなみに自分の隣に座っていたのは若い女性の一人客、反対側は小さな子供を抱えた母親でした.小さな子供はぐずることなく100分以上ある作品を観続けていたのできっとファンなのでしょう.
作品は冒頭からでたらめでべらぼうな展開で、それでいて話の筋はきちんと通っているという、観ている間ずっと自分は一体何を観させられているのか…… と思わされ続けるような作品でした.しかしながら、観終えたあともいいもの観たなと思わされる謎の満足感が残る作品でもありました.
Apple iPhone 13mini
入場特典として、なんかキラキラするカードをいただきました.その後も「宇宙大万博チケット」「でたらめ映画チケット」などの特典が配られておりました.
2025/07/27
ちょっと豪華な鉄道旅行、つづきです(その1はこちら).
FUJIFILM X100VI
3時間ほど会津若松を観光し、再び駅に戻ってきました.
ホームでしばらく待っていると、次に乗車する列車が入線してきました.
会津若松駅は1番線と2番線ホームが頭端式で行き止まりになっているので、慎重に後退しながらの入線です.
FUJIFILM X100VI
次に乗車するのは蒸気機関車牽引による列車「SLばんえつ物語」です.
停車位置より手前でいったん停車し、慎重に下がっていきます.
FUJIFILM X100VI
JR東日本のロゴの入った制帽をかぶっていなければ、服装含めてJR車両には見えない雰囲気です.
とはいえ、ATS-P/ATS-Ps搭載を意味する「P」「Ps」表記があるところがポイント.列車自動停止装置が搭載されているあたりが現代を走る車両らしいところです.
FUJIFILM X100VI
SLが現役で走っているのを見ている世代ではないのですが、それでもノスタルジー的な感覚があるのはこの煙やボイラーの湯気などによるところなのかなという気がします.
観光用としてSLを走らせているところはいくつかありますが、この「SLばんえつ物語」は100km以上(正確には111km)という比較的長距離を走る列車として珍しい存在です.
FUJIFILM X100VI
今回の旅行でいちばん予約が難しいのが、この「SLばんえつ物語号」のグリーン車指定席です.
ゆったりした座席レイアウトに加えて展望室もあるため、30席しか座席がなく争奪戦です.1ヶ月前10時の予約でなんとか押さえることができました.この席を押さえられなかったら旅行自体を取りやめていたでしょう.
ちなみに旅行に出たのは7月12日の土曜で、1週間前だと「大人の休日倶楽部」の期間中、1週間後だと夏休みかつ3連休初日で混雑するので、そのどちらでもない12日だったら行けるだろうと思い、ピンポイントで狙っていました.
FUJIFILM X100VI
グリーン車は1+2列の落ち着いた空間になっています.
普通車(全席指定)もクラシカルな雰囲気のボックスシートですが、1人旅だと相席になってしまう可能性もあります.
FUJIFILM X100VI
今回は展望室寄りの2列目の席を予約できたので、走行中も座席からこのようにして蒸気機関車の後ろ姿を見ることができます.
以前に「SLばんえつ物語」に乗車(その時もグリーン車)したときは、新潟(当時)から会津若松行きに乗車したので展望室は最後端でした.それはそれでいいのですが、やはり蒸気機関車のすぐ近くの車両に乗ってみたいこと、そして間近で汽笛を聞きたいと思って逆方向にも乗ることにしたのです.
FUJIFILM X100VI
展望室からの眺めはこんな感じ.グリーン車の展望室なので、グリーン券を持っていないと立ち入ることはできません.とはいえ反対側の車両端部にも展望スペースが用意されています.
蒸気機関車を間近に見ることのできる特等席って感じです…… が、磐越西線は山中を走る路線ということもあってトンネルも多く、締切の窓なのに排煙がどこからともなく入ってきて、展望室だけでなく座席も煙たくなります.ある意味、マニアのための砂かぶり席のようなものといえるかもしれません.
FUJIFILM X100VI
客車7両編成のうち、グリーン車と反対側の1号車は「オコジョスペース」として子供用の遊べるフリースペースになっています.
また途中にもこのようなラウンジスペースや売店などが用意されており、全体的にゆったりとした構成になっています.
FUJIFILM X100VI
列車は会津若松から新津までの111kmを3時間以上かけて走行しますが、途中2回の点検(うち1回は給水も行います)のため10分ほど停車します.戦後まもない1946年製造の機関車で、生態保存の期間をはさんで80年近くが経過した車両なので、念入りに点検もされるのでしょう.
このC57 180は生態保存時には新津市内の小学校に保存されており、また新津は鉄道の街といわれるだけあって、新津駅が近づくと沿線から手を振る人が急増します.ディーゼル機関車などとは比べ物にならない排煙があり、沿線は洗濯物などで大変な面も多そうですが、それでもこうして手を振ってくれる人が多いのはそれだけ地元からも愛されている車両ということなのでしょう.
この日は他路線でダイヤ乱れがあった影響で発車が10分ほど遅れ、新津での乗り換えがギリギリということもあって下車後の写真撮影が叶わなかったのが残念なところです.
新津から信越本線に乗り換え、途中でさらに弥彦線に乗り換えて燕三条にて宿泊しました.
FUJIFILM X100VI
翌日です.ここは道の駅「燕三条地場産センター」です.燕三条駅からも近く、駅周辺にあるビジネスホテルからもアクセスのしやすい立地にあります.
燕三条に宿を取ったのはここを訪れたかったからです.
FUJIFILM X100VI
一般的な道の駅といえば地元で採れた野菜や名物の料理などが並んでいるものですが、ここにはそのようなものはありません.「地元で採れた」ではなく、「地元で作られた」金属加工品を中心とした製品が大量に並んでいます.
FUJIFILM X100VI
切れ味の鋭そうな刃物や工具、農機具も魅力ですが自分のお目当ては食器や調理器具、カトラリです.
FUJIFILM X100VI
チタンを二層構造にしたタンブラーのカットモデルとか見入ってしまいます.
FUJIFILM X100VI
今回、買うつもりでいたものが2つあって、1つはカレー専用スプーンです.
が、残念ながら道の駅「燕三条地場産センター」には左右対称のものと右利き用は売り切れており、左利き用しかありませんでした.
右利き用、左利き用という言葉から想像されるようにスプーンの形状が左右で違っており、右利き用の場合には右手で持ったときに口に運びやすい形状をしており、同時にじゃがいもや肉などの具材をカットしやすい加工がされているそうです.
FUJIFILM X100VI
もしかしてこっちにはあるのでは…… と思い、道の駅「燕三条地場産センター」から5分足らずのところにある燕三条駅構内の燕三条Wingにやってきました.道の駅「燕三条地場産センター」と同じところが運営している、新幹線利用客向けの店舗です.
道の駅「燕三条地場産センター」ほど広くないこともあって品揃えは限定されますが、新幹線利用者をターゲットとしたカジュアル寄り、カトラリなどを中心に販売されています.
FUJIFILM X100VI
右利き用は売り切れでしたが、左右対称のカレースプーンは在庫がありました.
FUJIFILM X100VI
新潟でカレーといえばこれ、万代シティバスセンターのレトルトカレーも売られていたので、こちらも購入.
で、さっそくこの日は夕飯にカレーをいただきました.自分が普段使っているスプーンや、カレー店で置いてあるスプーンと比べても皿(すくう部分)が深いです.具材、ルー、ライスが絶妙なバランスになるように設計されたそうですが、慣れもあるのか自分の食べ方では皿部分にライスが残ってしまう感じでした.
FUJIFILM X100VI
もう1つ買うつもりでいたのがコーヒーミルだったのですが、事前に調べていたお目当ての品がなかったのでこちらは見送ることに.
そのほか、店頭で惹かれて買おうかどうしようか迷ったのがアルミ製の箸.箸だけであればそれほど気にならなかったと思いますが、セットで使うように作られている箸置きに惹かれました.まるで紙を丸めたかのような柔らかそうな外見をしていますが、もちろん曲がりません.
食べる前は丸くなった部分に箸の先端を入れて箸袋として使い、食事中はもちろん箸置きとして使えるというのも魅力でした.
とはいえ、箸置き使わないしなと思って見送りましたが、次回来たときに買ってしまいそうな心残りがあります.
FUJIFILM X100VI
燕三条から東京に向かう新幹線が最後の贅沢、グランクラスです.
7月中は通常の半分のJREポイントでグリーン車やグランクラスに乗車できるというキャンペーンをやっており、1度くらいは乗っておくかと思って予約しました.
FUJIFILM X100VI
東北新幹線はアテンダントがおり軽食や飲み放題のサービスがありますが、上越新幹線はそのようなサービスはありません.
豪華なのはいいのですが過剰というか浮ついた雰囲気にも感じられたので、自分にはグリーン車くらいがちょっとした贅沢という趣があっていいかなと感じました.
FUJIFILM X100VI
ホットコーヒーとアイスクリームを注文し、前回の新潟旅行で入手した燕三条謹製のアルミスプーンでいただきました.
車内アナウンスで「シンカンセンスゴイカタイアイス」と自ら名乗って販売している割には柔らかめでした.本当に硬い「シンカンセンスゴイカタイアイス」を食べるには、東海道新幹線(「のぞみ」「ひかり」限定)のグリーン車に乗って、モバイルオーダーでアテンダントに運んできてもらうしかないのかもしれません.
今回の旅行ではやはり「SLばんえつ物語」に乗れたのが良かったですね.とくに蒸気機関車直後の車両に乗ることができたので機関車を間近に見つつ、汽笛を聴くことができたのは格別です.
2025/07/21
FUJIFILM X100VI
最近あんまり鉄道メインの旅行に出てないなと思い、レアっだたりちょっといい列車を乗り継ぐ旅行に出かけることにしました.
まずは東京駅からやまびこで郡山に.1ヶ月前の発売直後に予約したこともあってグリーン席を30%引きとの案内が出ていたので、グリーン車に乗車しました.
FUJIFILM X100VI
FUJIFILM X100VI
郡山駅からは磐越西線を走る「SATONO」に乗車します.
「SATONO」は元「リゾートあすなろ」で、青森を走っていた車両がリニューアルされたものです.
HB-E300系車両はハイブリッドディーゼル車両で、ディーゼルエンジンで発電・蓄電した電力を使ってモーターを回すので発進時含めて乗車時の感覚は電車と変わりません.
もともと磐越西線には「フルーティアふくしま」がありましたが、1人用席がないことやデザートなどの飲食をメインに据えた列車ということもあって中年男性には敷居が高い面もあって見送っていましたが、今回は後述するように多彩な客席レイアウトもあって一人旅でも使いやすくなっています.
Apple iPhone 13mini
FUJIFILM X100VI
2両編成のうち1両がグリーン車で、1人用や2人用ボックス席、4人用ボックス席など多彩な座席レイアウトが用意されています.もう1両もリクライニング席なので、2人乗車であればわざわざグリーン車を利用しなくていいような気もしますね.とくに会津若松・喜多方方面に向かう場合にはグリーン車は後部になるので先頭展望も望めません.
自分は1人用席グリーン席を予約しました.横向き、リクライニングなし、網棚などの荷物収容スペースなしという難点はありますが、1人用としては広々としたスペースが用意されているのはいいですね.
FUJIFILM X100VI
FUJIFILM X100VI
正面には展望スペースが用意されています.
窓には「SATONO」カラーの赤べこと起き上がり小法師が.
FUJIFILM X100VI
FUJIFILM X100VI
「SATONO」では車内販売もありますが、事前に駅弁やお菓子を予約もできます(事前決済).
今回はそのサービスを利用して「宝の山100th弁当」と「SATONOで会津満喫スペシャルティコーヒー・お菓子セット」を購入しました.
「宝の山100th弁当」は人気の高い「海苔のりべん」を作っている郡山駅の福豆屋謹製のもので、しかもここでしか買えないものなのでこれは外せません.
「SATONOで会津満喫スペシャルティコーヒー・お菓子セット」については、セット内容を見たらドリップバッグのコーヒーとお菓子のセットだったので、宿泊先のホテルでいただこうと思って購入しました.なお、途中駅でお湯のサービスもありますよ、との説明もあったので車内飲食も可能なようです.
FUJIFILM X100VI
2段重ねのお弁当はどれも美味しくて満足です.
と同時に、「海苔のりべん」のシンプルながらクオリティの高さも改めて思い知ることになりました.
FUJIFILM X100VI
「SATONO」は喜多方行きですが、自分は会津若松で下車しました.
会津若松で下車する人はそれほど多くなく、喜多方まで乗り通す人が多そうでした.まあこれには理由があって、この「SATONO」のあとで郡山駅を発車する会津若松行きの快速「あいづ」が途中駅で「SATONO」を追い抜くので、観光列車に乗ってみたいという理由がなければ時間的にも金額的にも快速「あいづ」の方がいいのですよね.
FUJIFILM X100VI
駅舎入り口には巨大な赤べこが.
なにやらスイッチがありますが、これを押すと首を振る…… というわけではなく、音声アナウンスが流れます.赤べこなので首はつつけば動きますし.
FUJIFILM X100VI
次の列車まで3時間半くらい.観光にはちょうどよい時間なので駅前のバス案内所で周遊バスの1日乗車券を購入しました.周遊バスは乗車距離に関わらず1乗車210円で、1日乗車券は600円なので、3回乗車すれば元が取れる計算になります.元が取れる、ということ以外に小銭を用意するのも面倒ですしね(ローカルの電子マネーには対応しているものの、交通系電子マネーには対応していませんでした).
曜日や時期によっても変わると思いますが、この日は30分おきにまちなか周遊バス「あかべえ」「ハイカラさん」が走行していました(「あかべえ」と「ハイカラさん」は進行方向が逆).
FUJIFILM X100VI
車内の「とまります」ボタンにも赤べこが.
FUJIFILM X100VI
まずは鶴ヶ城に.城はどこに行ってもインバウンドが多いですね.
個人的に城は眺めるもので、入城するとそこからの眺めは現代なので興醒めしてしまう感覚があまり好きではないこともあって、このときも外から眺めて退散しました.
FUJIFILM X100VI
RICOH GRIII
周遊バスに間に合うか微妙な時間なので、少し先のバス停の方が近いのでは…… と思ってきた時と別の出口に向かったところ、道に迷って見事バスに乗り遅れました.
下車したバス停まで戻ろうとしたところ、近くに立派な店構えの「菓子司」「会津葵」と書かれた店があったので入ってみることに.
カステラにあんこの入った「会津葵」、同様にあんこではなくかぼちゃベースのフルーツ餡の入った「江戸葵」が看板菓子のようで、会津葵を購入しました.あと、求肥にあんこの入った「あかべこ」というお菓子もあったのでそちらも購入しました.会津葵は会津若松駅でも売られているので次に訪れたときにも買おうと思いました.
FUJIFILM X100VI
続いて飯盛山に向かいます.ここ飯盛山は白虎隊自決の地として知られており、墓地などがあります.
FUJIFILM X100VI
個人的にここ飯盛山で外せないのが「さざえ堂」.
FUJIFILM X100VI
江戸時代の建立ですが、当時としては斬新な二重螺旋構造をしており、入り口から出口まで一方通行です.
FUJIFILM X100VI
最上部の天井に無数に貼られた千社札が歴史を感じさせられます.
FUJIFILM X100VI
さざえ堂の近くには売店があり、以前はキーホルダーとかマグカップのようなものを細々と売っていたのですが、建物はそのままにリニューアルされたようで、さざえ堂をモチーフにしたTシャツとか小物が売られるようになり、隣にはカフェが併設されていました.自分は帆布製のポーチを購入しました.
FUJIFILM X100VI
飯盛山の麓にある土産物店も少し変わったようで「アカベコランド」なる、赤べこを中心とした土産物店ができていました.
ここで新幹線をネタにした赤べこが売られているというのでE5系を買いに来たのですが、首を振るタイプの手作りのものはE5系だけ売り切れていたので今回は首を振らないビニール製のものをまとめて購入しました.いちばん右はALFA-Xですが、自分は現物を見たこともないのでレアキャラみたいなものですね.
つづきます.