「RX-8を振り返る-2」の続きです.
さて、8年乗ってきてよかったところ、イマイチだったところを主観でまとめてみたいと思います.
■よかったところ
・高回転まで伸びるロータリーエンジン
これはもう、RX-8最大のポイントでしょう.3,000回転以下は鈍さを感じますがそれ以上、とくに5,000回転以上回したときの気持ちよさはたまらないものがあります.また、低振動かつ騒音も静かなのも美点でした
・高速走行時の安定性
18インチの幅のあるタイヤなので一般道では轍に持って行かれることもありますが、高速道路での安定感は素晴らしかったです.長距離を走行しても疲れが少ないのも安定性がよい証拠でしょう
・スタイリング
8年乗った今でも、カッコイイデザインだと思います.とくにリアウィンドウがサイドまで回り込んでいるのが好きでした.コスモスポーツからRX-7を経て続くデザインを受け継いでいるように感じられます.
それから、ボンネット上のローター状のくぼみがダッシュボードにつながり、それがセンターコンソールを通って後ろまで伝えられる、エンジンから後輪へのパワー伝達を具現化したかのようなデザインも気に入っていました.外装と内装が一体化したデザインで繋がっているという車は珍しいのではないでしょうか.
・予想外に積めるトランク
SONY Cyber-shot U50
FRで走りを重視した車のわりにはトランクが広く、折りたたみ自転車(DAHON Boardwalk)も積めました.ただし、内部はそこそこの広さがあるのですが、開口部の奥行きが狭いので箱状のものは積みづらいです.それからFRなので下にデフがあることもあって、熱くなるので生ものは要注意です.
■イマイチだったところ
・トルクの細さ
3,000回転くらいまではちょっともどかしさを感じます
・オーディオの音質
あれこれと試行錯誤をしましたが、カタログに誇らしげにボーズ製で高音質云々と書くほどのクオリティには達していませんね.ちなみにNAロードスターのときには購入時にディーラー持参でソニーのヘッドユニットとボーズのアフターパーツ用4スピーカーを取り付けてもらいましたが、このときの音質のほうがよっぽど上でした
・観音開きドア
観音開きにすることでセダンではなくスポーツカーらしい形状にすることができたので、ちょっと指摘しづらいところですが.広いところではがばっと開くのでアクセスしやすいのですが、駐車場で隣に車が停まっているようなところでは前後ドアとも開いてしまうと乗り降りに非常に難儀してしまいます.慣れもあるのでしょうけど、後部座席の使用頻度が低かったこともあって、最後まで慣れることができませんでした
・標準装備タイヤの騒音
標準でポテンザRE040が装着されているのですが、エンジンが静かなこともあって非常にロードノイズが五月蠅く感じられました.タイヤ交換時には快適性重視でPlayz PZ-Xにしましたが、こちらは静かでいいタイヤだと思いました
・単独行動の多い自分には4シーターは不要
これは車のせいではないですね.後部座席に人を乗せたのは数えるくらいしかなかったです