2014/01/28

富士フイルム X-T1

Category: カメラ・写真 — Annexia @ 23:59

「フィルム一眼レフライクなデザインのミラーレス「FUJIFILM X-T1」」

 富士フイルムからセンサーサイズがAPS-Cのミラーレスの新型カメラ「X-T1」が発表になりました.富士フイルム創業80周年記念モデルということで、フラッグシップ機という位置づけになるそうです.従来、フラッグシップ機はX-Pro1という機種だったと思うのですが、X-T1との関係はどうなるのか、今後はPro2が出るのかどうか興味深いところでもあります.

 最大の特徴は、タイムラグを従来機の1/10以下に抑え、サイズも大型化された液晶ファインダ.従来モデルの液晶ファインダはどうしてもタイムラグがあって、光学ファインダに比べてパンしたときの遅延なんかが気持ち悪かったのですが、これで違和感のないファインダになったのかもしれないのでちょっと期待しています.

 富士フイルムのXマウントレンズに対応した、XシリーズカメラはこのX-T1の他にX-Pro1、X-E1/2、X-M1、X-A1とありますが、シャッターダイアルや露出補正ダイアルを搭載しアナログ系の操作感を重視したクラシカルな形状をしているのが特徴です.また、レンズも画質を重視した単焦点の高性能なレンズがそろっており、なかなかに魅力的です.

 手持ちのレンズ資産を考えれば、ニコンDfあたりを次に狙うのが妥当なところではあるのですが、最近はGRやRX1のようなコンパクトで高画質なカメラばかり使っているので、ボディとレンズを合わせて1kgをゆうに超えるカメラを持ち出す気力が低下しているのが実情です.なのでレンズ資産とかをとりあえず考えずに、サイズや画質などのバランスから他メーカーも検討するのもよいのかもしれません.

2014/01/26

RX1とGR

Category: カメラ・写真 — Annexia @ 23:12

DSC01310

SONY DSC-RX1
F5.6 1/80秒 ISO1600

GR002104

RICOH GR
F4 1/40秒 ISO2200 35mmクロップ

 先日RX1の記事でのせた写真と、GRの記事でのせた写真が、たまたま同じものを撮った写真(撮った日時は違いますが)なので、比較してみたのですが、改めてRX1の画質ってすごいなと感じました.
 露出も違うので簡単に比較はできませんが、RX1の写真のほうがこってりとした深い色合いがあります.両方ともJPEGで撮った写真ですが、調整の自由度というか露出などをいじったときの粘りがRX1のほうがあるようにも感じました.RX1は露出を間違えて-0.7補正で撮影し、GRは食べ物撮り用モード(自分でそういうモードを設定しているのです)で+0.3補正で撮っているのですが、それを差し引いても違いは大きい気がします.

 もう少しGRの設定を煮詰めていきたいところです.

2014/01/25

堀口珈琲でベリータルト

Category: 食べ物 — Annexia @ 15:27

 自宅用のコーヒー豆が残り少なくなったので、買い物がてら堀口珈琲でお茶をしてきました.

GR002104

RICOH GR

 いただいたのはベリータルトとブレンド#8.
 ベリータルトはイチゴがたっぷり乗っていて相変わらずのおいしさ.
 「黒ビールを思わせる」という説明のあるフレンチローストの苦味のある重ための#8の味わいがタルトによくあいます.

 ごちそうさまでした.

2014/01/24

Macintosh30周年

Category: コンピュータ — Annexia @ 23:59

 1984年1月24日に初代Macintoshが発表されてから30周年を迎えました.

 Appleのサイトでもスペシャルページが用意されています.
 年代ごとに象徴するMacと、Macユーザで革新的なことを行った人が取り上げられていますが、1980年代のMacの代数の少なさ(1985年のMacintosh XLはもともとはMacではなくLisaという名前で売られていたものをMac用に調整されて名前を付け直して売り直された)、そして「混乱期」などといわれる1990年代の機種の煩雑さ(1台しか取り上げられていませんが、当時はすでにMacユーザだったので数ヶ月おきに何台ものMacがまとめて発売されるのが記憶に残っているのです)、そして機種が集約された2000年代というのがわかります.

 また「Your first Mac」という登録ができるようになっているので、自分も登録してきました.
 自分が最初に買ったMacはCentris610.雑誌の新製品紹介でCD-ROMドライブ(当時は「キャディ」と呼ばれる専用のケースにセットしてからドライブに入れる方式でした)やフロッピードライブを横に並べて40cm四方のピザボックス筐体に収め、それとサイズのぴったり合った16インチのCRT、きわめつけはアジャスタブルキーボードと呼ばれる、キーボード中央からぱかっと2分割されるキーボードのかっこうよさにやられたのです.
 ちょっと見に行くだけ、と思って近所のApple専門店に行ったところが、帰るときには注文をしていたという.しかもお値段は65万円!当時学生だった自分に即金で払える額ではないのでローンを組んだのはいうまでもありません.

 もちろん、それまでMacに触ったことがなかったというわけではなく、学校や店頭などで触ってはいました.当時はバイト先でPC-9801上でMS-DOS(途中からWindows 3.1)を使っていたこともあって、コマンドライン操作のできない、マウスを使わないと操作できないMacはどうにも好きになれませんでした.グラフィカルユーザインタフェース(GUI)のせいで機能的に制限がかけられているような感じがして、箱庭的な窮屈さを感じたのです.いわゆる食わず嫌いのようなものでした.
 しかしながら、実際に触ってみるとMS-DOSのようにメモリ環境をあれこれ苦労して設定する必要もなく、MS-DOSのコマンドラインでやっていたことの大半はマウスで簡単にできてしまうので、同じことをするのに楽だったらそっちを選ぶよねということでMacに手を出したのでした.

 結局、Macにのめり込むようになった結果として今の職を得たようなところもあり、もはや切っても切れない関係になっている気がします.

 クラウドの普及やApple自身の手によってPCからタブレットへ世の中の流れが変わっていくなど、あいかわらず変化の激しいコンピュータの世界ですが、果たして次の10年でどういう変化が起きているのか.興味深いところです.

2014/01/22

旅カメラとしてのGR

Category: カメラ・写真,旅行・観光 — Annexia @ 23:59

 以前に「旅カメラとしてのRX1」というのを書いたので、同様にGRについても考えてみたいと思います.

 まずは自分の考える旅カメラに求められる条件をリストアップしてみました(括弧内はGRの適合度).
・荷物の邪魔にならないそこそこのコンパクトさ(○)
・風景を撮るための広角レンズ(28mmくらい、できれば24mm)(○)
・遠くのものを撮るためのズーム(×)
・夜景を撮るための高感度特性、手ぶれ補正(○ or ×)
・食べ物を撮るためのマクロ(○)
・どこで撮ったかを記録するためのGPS(×)
・バッテリ長持ち(△)

 RX1に比べると○が多いですが、単焦点でWi-FiやGPSといった付加価値要素の少なさからくる欠点はRX1と変わりません.
 個別に検証してみましょう.

・荷物の邪魔にならないそこそこのコンパクトさ(○)
 IXYなどのような小型モデルに比べれば大きいですが、電源を切ればレンズはほぼフラットに近いところまで沈胴しますし、APS-Cというセンサーサイズを考えたら非常にコンパクトであるといえます.

・風景を撮るための広角レンズ(28mmくらい、できれば24mm)(○)
 28mm単焦点なので、ここは合格.

GR001358

RICOH GR
F5.6 1/45秒 ISO100

・遠くのものを撮るためのズーム(×)
 単焦点28mmではどうにもなりません.ただし、それを補う機能として35mmと47mmのクロップ機能が用意されています.クロップ、要はトリミングなのですが、あとからトリミングするのと違い、フレーミングが最初から35mmや47mmになっていること、周辺減光といったエフェクトがきちんとそのクロップに対して働くので重宝しています.
 同様の機能はRX1にも搭載されていますが、RX1はRAW撮影時には使えないといった制限があるので使いづらいのですが、GRはそうした制限もなく使えます.

・夜景を撮るための高感度特性、手ぶれ補正(○ or ×)
 手ブレ補正機能は搭載されていませんが、高感度特性に優れておりISO3200程度まではそれほどノイズを気にすることなく撮影できます.また3段階のノイズリダクション機能を備え、ISOいくつからいくつまでNR弱にする、といった柔軟な設定ができるところはさすがGRです.

GR000122

RICOH GR
F2.8 1/20秒 ISO3200

・食べ物を撮るためのマクロ(○)
 センサーサイズが大型化された影響で、GR DIGITAL IVのレンズ前1cmに比べて10cmと退化しています.とはいえ、通常の食べ物撮影では困らないレベルに収まっています.欲をいえば1cmまではいかなくても5cmくらいまで寄れたらよいのですが.

GR001086

RICOH GR
F2.8 1/45秒 ISO100

・どこで撮ったかを記録するためのGPS(×)
 GPSは撮影場所を記録しておく分には必須ともいえる機能ですが、自分はGPSロガーを持ち歩くのでそれで代用しています.

・バッテリ長持ち(△)
 公称値の最大撮影枚数は290枚.実際には撮影した画像をチェックしたり、フレーミングに時間をかけるのでそこまではもちません.なので予備バッテリは必須です.
 純正のバッテリは量販店でも3,000円ほどしますが、同じものがシグマからBP-41という型番で出ており、値段もほぼ半額なのでそちらを使用しています.


 コンパクトさや広角28mmというレンズのおかげでRX1よりも高評価です.
 難癖をつけるのであれば、GRは普段使いしているカメラなので、旅行先でも使うのはなんていうか味気ないというかスペシャル感がないような気もします.その辺もあって、最近の旅行ではRX1をメインにして食事などをさくっと撮影するような場合にGRを使うといった、使い分けをしています.