2011/05/20
昨日の朝日新聞デジタルに引き続き、日経新聞電子版もユーザ登録をしてみました.
日経新聞電子版についてざっくりまとめると、
・サービスは朝日新聞デジタルよりも早く2010年3月から
・朝日新聞デジタルは従来のWeb版とは異なるサービスとして開始したが、日経は同一サービス内で非会員にはニュースを絞って表示(100文字程度で文章が切れてしまう)
・機能は制限されるが無料会員もあり
・有料会員は月額4,000円.紙媒体の購読者は+1,000円で電子版の登録が可能
・無料会員は会員限定記事を1ヶ月に20件まで読める(有料会員は制限なし)
・有料会員は過去5年の記事の検索と本文表示が可能(無料会員は過去半年の記事の見出しのみ)
・iPhone用アプリも用意されるが有料会員のみ使用可能
・携帯電話での閲覧は有料会員のみ可能
・メールによるニュース配信もあり(無料会員は一部制限あり)
無料会員で登録してみました.無料会員なので登録時にクレジットカード番号を要求するような行為はありませんでしたが、強制的にお知らせメールなどのメールサービスがオンになってしまいます.確認画面でその手のメールを受信するようになっていたので画面を戻してオフにしようとしたのですがどこにも見つけられず、どうやらあとから設定画面で手動でオフにするしかないようです.ちょっとあこぎな仕様です.
自分の場合は過去記事の検索などもしないので、無料で十分な気がしました.
朝日新聞デジタルもそうですが、日経も電子版の料金が高すぎるような気がします.紙媒体のビジネスを圧迫しないようにという配慮(もしくは社内からの圧力)からこうした値付けになっていると思われますが、ビジネスとしてはなかなか成立しないのではないでしょうか.
朝日新聞デジタルのほうは「電子新聞「朝日新聞デジタル」、創刊3日目で購読申込者1万人達成」なんていうニュースが出ていましたが、私のように無料期間だけ試してやめてしまう人もそこそこいるような気がします.
2011/05/19
昨日から「朝日新聞デジタル」なる新サービスがスタートしました.
これは、月額3,800円(紙媒体の朝日新聞の購読者は購読料+1,000円)の有料サービスで、コンピュータおよびiPad/iPhone、そしてAndroidで朝日新聞の記事が読めるというものです.
Web上での新聞記事の有料化は日経新聞がすでに開始しており、こちらは月額4,000円です(iPadやスマートフォン向けのアプリは用意されていません).
7月末まで無料ということなのでiPad用アプリをインストールしてみることにしました.
驚いたのは「無料」だというのに会員登録時にクレジットカード番号の登録を求められること.いちおう名の知れた新聞社なので不正行為には用いられないだろうと思って登録しましたが、気分がよいものではありません.もちろん住所や電話番号も入力必須です.無料期間でお試しで使うにはあまりにもハードルが高すぎます.おそらくこの登録画面を前にして試すのをやめた人も多いのではないでしょうか.
メールによる認証手続きなど、さらに登録作業が続いてようやく誌面を見ることができました.
最初に驚いたのは、画面下に広告が出ていること.月額3,800円支払っていても広告を出すというのはちょっとどうかなと思います.さらにページをめくっていくと、今度は画面いっぱいに使った広告が出てきました.たしかに紙媒体の新聞には全面広告がありますが、電子書籍でそれをやられると違和感が大きいです.
画面レイアウトは横組み、フォントはサイズ可変ですが見出しはゴシック、本文は明朝固定です.新聞っぽく多段組のレイアウト構成になっているのですが、横組みなので違和感ありまくりです.また画面サイズとの兼ね合いもあって本文はすべては表示されていません.なので全文を読むには記事をタップするのですが、そうするとやけに緩慢なスクロールとともに記事本文が表示されます.ページ移動も非常に待たされますし、アプリの出来がイマイチなのかたまに画面が白いままなにも表示されないなんてこともありました.
それから、細かいことで気になったのはiPadの画面いっぱいにレイアウトするように設計されていながら、どういうわけか1行ほど見切れていてスクロールさせないと文章が読めません.
Macからも見てみました.こちらもログインしないとトップページしか見れません.しかもログインしてしばらくたってから再びアクセスするとまたログインを要求してきます.新聞を読むのにいちいちログインしなくてはいけないなんて面倒なことこの上ありません.
結論からいうと、現状でこのクオリティで3,800円の価値はありません.1,000円でも悩むかもしれません.そもそも紙媒体のものが朝夕刊あわせて4,000円弱なのに、紙代、印刷費、輸送コストなどがかからない電子書籍のほうがほぼ同じ価格ということがおかしいです.少し前にアメリカで創刊された、ニューズコーポレーションのiPad向け電子新聞は1週間で99セント、1年間で39.99ドルです.誌面のクオリティやボリュームはわかりませんが、価格で比べると朝日新聞デジタル1ヶ月分の価格で1年分購読できてしまいます.
あと2ヶ月半ほど無料期間がありますので、その間に改善されるかどうかを見たいと思いますが、こんな状態では間違いなく8月の有料サービスが始まる前に解約手続きをとることでしょう.
2011/05/18

RICOH GR DIGITAL III
JR東日本が震災復興やボランティアなどを目的とした「JR東日本パス」という切符を発売しています.
この切符の特長は、
・1日1万円で新幹線を含めJR東日本の区間が乗り放題(北越急行、青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道も含む)
・2枚まで指定席が取得可能
と、なかなかに太っ腹です.新幹線で東京から新青森まで行くだけでもモバイルSuica特急券などを使っても15,000円なので片道移動するだけで元が取れてしまいます.
ただし使用期間がかなり限られており、6月11日(土)から20日(月)、7月9日(土)から18日(月・祝)の期間のみです.
青森へは今年の2月に行ったばかりなのですが、このような切符があるのであればまた出かけよう、前回行きそびれたところに行ってみようと思い、再び計画を立てました.ルート的には前回とほぼ同じです.青森から入って、秋田から戻る.五能線も乗る.ただし滞在地はまったく違うところで.今回は一人旅ではなく九州旅行と同じく同僚と出かけます.
6月の土曜日、つまり11日か18日に出かけようと思って計画を立てたのですが、やはりこのような切符が売り出されると指定席や宿泊先も埋まりがちなので、すでに1ヶ月を切った11日はちょっと厳しい感じでした.なので18日にターゲットを絞り、事前に「はやぶさ」の予約抽選を申し込むなどの対策を取りました.
が、はやぶさの予約は取れず・・・orz 震災の影響で青森行きのはやぶさって1日1往復しかないんですよね.人気が集中してしまうのも仕方のないところでしょう.10時10分(チケット発売開始から10分)にはやぶさのシートマップを確認したら2席しか空いていませんでした.とりあえず「はやて」の指定席は取りましたが、はやぶさのキャンセルが出るのを狙っていきたいところです.
2011/05/17
「iida「INFOBAR A01」、スマートフォンで独自UI搭載」
久々にINFOBARが復活しました.しかもスマートフォンで.
スマートフォンの多くはなんだか垢抜けないデザインでビミョウな感じがしますが、INFOBARの名前を冠するだけあってこれはよくできています.
外見だけでなくUI(ユーザインターフェース)も練られており、標準のAndroid OSとは異なるものが採用されています.今日のauの発表会では他にもいくつかのAndroid OS搭載のスマートフォンが発表になりましたが、このUIはiida専用とのことで搭載されないようです.デモ映像を見る限りでは、このiida専用UIも魅力的です.
おサイフケータイ機能がないことなどを理由にスマートフォンを見送っていましたが、INFOBARについてはちょっと検討してみる価値はありそうです.惜しむらくはWiMAXに非対応でテザリングをサポートしていないことでしょうか.

RICOH GR DIGITAL III
引き出しの奥をあさったら、初代INFOBARが出てきました.2004年製造なので7年前の製品になります.軽くて細身で持ちやすくて、キーも押しやすくていい機種でした.このスクエアな感じがよかったので、2代目の丸っこいのはスルーしました.
2011/05/16
会社で使用されているWindows PCは少し前まですべてWindows XPでした.え、Vistaはどうしたって?失敗作にわざわざつきあうほどお人好しではないです.
現状でもダウングレード扱いで新品のWindows XPマシンは入手できるのですが、耐用年数とマイクロソフトのWindows XPサポート期限を考慮すると徐々にWindows 7に移行していった方がいいのではないかということで、年末あたりからノートPCを中心に徐々にWindows 7マシンを導入し始めました.
とはいえ決してWindows 7が優れているとは思っていません.Vistaよりマシだとは思いますが、それはなんていうか不良が一般人になっただけで更生したと褒められるのに似ているかもしれません.初心者に親切にしようという設計思想なのかもしれませんが、それが徒となってWindows XPから煩雑になっているところも多々あるように感じています.もちろんXPに比べて良くなっているところもあるのも事実です.
新しいPCを導入すると毎回頭を悩ませるのがデータの移行です.MacOS Xの場合は「移行アシスタント」というユーティリティが用意されており、それに任せておけばほぼ自動でデータが新しいコンピュータに移ります.Windowsにも似たようなツールが用意されているのですが、以前にとあるところで試してまったくうまくいかなかったのであてにしていません.なので手作業にてデータを移行します.
Windows XP同士のデータ移行であればデータの保管場所が同じなので比較的簡単です.が、Windows 7の場合はマイドキュメントやマイミュージックといった個人の書類を保管するフォルダの扱いがXPと異なるなど、注意すべきところが多いです.また、XPにもいえることですが、標準設定では不可視属性になっているフォルダにメールデータのような重要なデータが入っていたりと、わざと厄介な作りにしているのではないかと思いたくなるところもあります.下手にデータをいじらせたくないという設計思想でそうなっているのでしょうけど、余計なお世話です.
移行方法はベタなやり方ですが、別ユーザでログインしてユーザフォルダ以下全てを外付けHDにコピーし、必要なもの(書類、ブックマークなど)を手作業にて新しいPCに移動しています.ユーザフォルダ以下全てを新しいPCに放り込むのは楽ですが、旧いPCのゴミデータも一緒に移ってしまうので、それはやらない方がよいですね.アプリケーションはレジストリとの絡みもあるのですべてインストールし直しです.面倒ですが、そういうOSなので仕方がありません.